恋愛に興味なし!?Z世代の4人に3人が「恋人がいない」

Z世代は”自分の時間を大切にするため、恋愛への興味が薄い”というイメージを持つ人は多いだろう。では、実際のところは彼らの恋愛事情はどうなのか。今回Simejiは、「Z世代の恋愛」についてアンケート調査を実施した。

「恋人がいない」7割。そのうち4割が「恋人を作る気がない」と回答

「今、恋人はいますか？」との質問に「いない」との回答が75.7%という結果になりました。そのうち、42.5%が「いないし恋人を作る気がない」と回答。その理由を聞いてみると、以下、タイプがみられた。

そのほか、「（色々気を遣うのが）めんどくさい(´ε｀；)」「友達といたほうが楽しい」との意見もあった。好きな人はいないけど作りたい！と思っている方もいるようで、「推しとの恋愛を想像する」「恋愛ドラマ『消えた初恋』や『オオカミくんには騙されない』を見る」、「恋人同士のように仲の良い2人組インフルエンサー『ヴァンゆん』の配信動画を見る」など、気持ちを恋愛モードにもっていくために様々なコンテンツを見ているようだ。

恋愛にまで「推し」の影響が！？恋人とは”「ヲタ活」で出会いたい”と回答20.3%

「恋人とはどこで出会いたいか」の質問に「学校」に次いで「ヲタ活（20.3%）」が2位となったのも注目のポイント！理由として「同じ趣味の人とじゃないとやっていけない」「共に語り合える。」「ヲタクだから！」

テキストでも想いを伝えたい！好きな人とのオンラインコミュニケーションでは「顔文字・絵文字を使う」45.6%。

Z世代の恋活に、チャットやSNSなどオンライン上でのテキストコミュニケーションは欠かせません。テキストにも気を遣うようで、相手との距離感の調節をするために「メッセージを通知ONにする」「返信速度を相手に合わせる」、表現豊かに想いを伝えるために「顔文字・絵文字を使う」などの工夫をしているという回答が多くみられた。

特に、「顔文字・絵文字を使う（45.6%）」と回答した方が約半数にも上る点には注目です。理由として「(顔文字などを使用すると)明るく接する気持ちがわかりやすい」「絵文字がないと無愛想に見える」「なんか、好きなの伝わかるかなってww」「今自分がこんな顔してんだよｰとか思ってくれたらうれしい」「絵文字があったほうが冷たく思われなさそう」という声が聞かれました。感情表現の幅を広げるため、顔文字・絵文字を使うように工夫しているZ世代が多いようだ。

恋人ができたらしたいことは？「プレゼントをあげる」「ショッピングに行く」　―カップルで「リンクコーデをする」「記念日動画を作る」も

「恋人としたいこと、恋人ができたらしたいことは？」との質問に、「プレゼントをあげる（68.3%）」「ショッピングに行く（59.6%）」「プレゼントをもらう（58.0%）」という声が上位を占めました。そのほか、「リンクコーデをする（23.3%）」「記念日動画を作る（19.3%）」というカップルも。

Z世代の間では、フォロワー数150万人超えの男女二人組TikToker「ゆたせなcp」や、チャンネル登録数130万人超えカップルインフルエンサー「なこなこチャンネル」など、カップルで配信している動画も人気のようです。恋人との仲の良い姿を発信したいという熱い想いが感じられた。

総評

Z世代は”自分の時間を大切にするため、恋愛への興味が薄い”というイメージはありましたが、「恋人がいない人」が全体の75.7%という結果には驚いた。

そして、恋人とは”「ヲタ活」で出会いたい（20.3%）” との声もあり、「推し」の影響が計りしれない。もはや、友達・恋人・推しが同じ位置にあるのかもしれない。

そして、注目はテキストコミュニケーションに対する工夫です。顔文字・絵文字を使い、どうにか自分の感情を文章で好きな人に伝えようと一生懸命なZ世代の姿が伺えた。

調査概要

調査方法：アプリ「Simeji」内でのアンケート調査

調査期間：2021年11月16日（火）～11月22日（月）

調査対象：10歳～24歳、男女

有効回答数：531名

Simejiオフィシャルサイト https://simeji.me/

構成／ino.