ドライブで行く京都の初詣スポット3選
京都には、多くの初詣スポットがあります。ここでは、ドライブで行くのにおすすめのスポットをピックアップしました。
南禅寺(京都市)
『南禅寺』は、亀山法皇が大明国師を迎え入れて1291年に開創されたお寺です。『文応皇帝外記』によると、離宮に『妖怪な事』が起こったときに、大明国師が修行僧とともに坐禅・掃除・勤行をしていたら妖怪な事が治まったことから、離宮を禅寺としたとされています。
そのため、南禅寺には病気や天災など、さまざま災いをはらう厄よけのご利益があるといわれています。また、願望成就や開運なども期待できるでしょう。
1641年に明正天皇より御所の『日の御門』を拝領した『勅使門』や、『天下竜門』とも呼ばれる『三門』などは、重要文化財に指定されています。『方丈』は国宝にもなっているので、初詣のときに立ち寄ってみるのもよいでしょう。
八坂神社(京都市)
『祇園さん』という名で親しまれている『八坂神社』は、平安京遷都(794年)以前より続く古い歴史のある、祇園信仰神社の総本社です。
約1150年前から続く日本三大祭りの一つで、世界的にも有名な『祇園祭』が行われていることでも知られています。疫病消除の祈りとともに発展してきた神社であるため、無病息災や厄払いのご利益があるといわれています。
また境内には、縁結びの神様がまつられている『大国主社』や、美をつかさどる女神様がまつられている『美御前社』もあり、多くの女性が訪れる人気のスポットです。国宝の『本殿』をはじめ、多数の建築物が重要文化財に指定されているのも見どころです。
清水寺(京都市)
『清水の舞台』で知られる『清水寺』は、778年に開創されたお寺です。境内には30以上もの伽藍(がらん)や碑が建ち並び、中には国宝や重要文化財に指定されたものもあります。1994年には世界遺産にも登録され、世界中から足を運ぶ人が絶えません。
ご本尊とされている、11の表情と42の手がある『十一面千手観世音菩薩』は、人々を苦難から救うといわれています。このことから、多くの人が無病息災・立身出世・良縁などを願って訪れています。
商売繁盛・金運のご利益があるといわれている『出世大黒天像』のストラップを、参拝の記念として買って帰るのもよいでしょう。
奈良に行くならおすすめ初詣スポット3選
奈良には、古くから続く歴史あるお寺が多数あります。その中でも、特に初詣におすすめのスポットを紹介します。
東大寺(奈良市)
『奈良の大仏』として世界的に有名で、数々の国宝を有しているだけでなく、世界遺産としても登録されているのが『東大寺』です。
奈良時代は華々しい時代であると同時に、飢饉や病気の流行などが相次いだ時代です。727年には聖武天皇の皇太子が誕生するものの、1歳を迎える前に亡くなってしまいました。
その後、聖武天皇は皇太子を追修するために、東大寺の前身となる『金鍾山寺(きんしょうさんじ)』を建立します。これが『東大寺』の始まりです。
『華厳経』では、東大寺の大仏でもある『盧舎那仏(るしゃなぶつ)』は宇宙そのものだと考えられているので、参拝することで宇宙のパワーによりご利益を授かれるかもしれません。
興福寺(奈良市)
法相宗の大本山である『興福寺』は、奈良時代には四大寺、平安時代には七大寺の一つとされたお寺です。その歴史は、669年にまでさかのぼります。
藤原鎌足が重い病気を患ったとき、夫人が病気回復を願って、四天王や釈迦三尊などを安置するために『山階寺』を造営しました。これが前身となり、710年の平城遷都に伴って現在の地に移されたときに、『興福寺』という名前に変わったとされています。
興福寺には、奈良時代の『阿修羅像』をはじめ、国宝や重要文化財が数多く安置されています。『五重塔』や『北円堂』などの国宝に指定された建築物も見られるので、歴史に触れながら参拝するのもよいでしょう。
長谷寺(奈良県桜井市)
『長谷寺』は真言宗豊山派の総本山で、おとぎ話『わらしべ長者』に登場する『長谷観音』でも有名なお寺です。本堂は徳川幕府が造営したもので、観音信仰の重要な建築物として国宝に指定されています。
また、数多くの重要文化財もあり、中でも像高が約10mの『本尊十一面観世音菩薩立像』は、日本で最も大きな木造の仏様として有名です。
『花の御寺』と呼ばれるほど美しい自然に囲まれているので、都会の騒音を忘れてゆっくり過ごすのもよいのではないでしょうか。
観光もできる兵庫のおすすめスポット2選
兵庫に行くなら、観光名所としても知られている神社がおすすめです。観光もでき、古くから人々に崇敬されてきたおすすめスポットを紹介します。
越木岩神社(兵庫県西宮市)
『蛭子大神(ひるこおおかみ)』がまつられている『越木岩神社』は、600~700年ごろに創建されたとされる由緒ある神社です。蛭子大神とは、七福神の1人『えびす様』のことを指します。
また、ご神体である、約周囲40×高さ10mの大きな石『甑岩(こしきいわ)』があることでも有名です。この石の手前にある社にまつられているのが、安産・子授けの女神様『市寸島比売命(いちきしまひめ)』です。これらのことから、越木岩神社には安産・子授け・縁結び・金運などのご利益があるとされています。
甑岩には、一つの逸話が残っています。お殿様の命令で大阪城の石垣を築くために、甑岩を加工しようとした石切り職人たちが苦しみもだえ、最後には命尽きてしまったという逸話です。
初詣の際は、さまざまなご利益を授かりつつ、霊験あらたかな神社に残るご神体の逸話を思い出しながら、参拝してみるのも楽しいかもしれません。
湊川神社(神戸市)
『楠公(なんこう)さん』という名で親しまれている『湊川神社』は、『楠木正成(くすのきまさしげ)』がまつられている神社です。
楠木正成は、『智・仁・勇の三徳』と『誠忠節義の精神』を備え、日本人の精神に大きな影響を及ぼした人物として知られています。お墓には、かの有名な坂本龍馬や吉田松陰が足を運んだことでも有名です。
開運招福・家内安全・厄よけ・交通安全・商売繁盛・夫婦良縁・学業成就など、さまざまなご利益があるとされ、多くの人が参拝に訪れています。
約7600坪もある広い境内は楠樹で覆われており、のんびりとした雰囲気を堪能できます。都会の忙しさを忘れさせてくれるようなスポットで、初詣をしたい人にもおすすめです。