50分以上の飛行時間を確保しながら高度5000mまで高速に上昇
ドローンをはじめとする無人航空機事業を展開するアトラックラボは、高高度に対応する機動性の高いドローンを開発した。
この高高度対応型のドローンは、クアッドコプターAT-Quadをベースとして、高高度専用のモーター、フレームとしたモデル。空気密度の低い上空の飛行に適した高回転型のモーターを採用するとともに、振動抑制するカーボンパイプを新開発したという。
カーボンパイプは、プロ用ゴルフクラブを生産しているグラファイトデザイン社に委託し、小径ながら剛性とダンピング特性を改善した高回転モーターに適したタイプとなっている。
性能は50分以上の飛行時間を確保しながら、上昇速度は時速72km(1200m/分)と、スカイツリーの高速エレベーターの2倍の速度での上昇を可能としている。
高高度特性を活かした、気象観測などのアプリケーションに適したモデルといえるだろう。
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構成/清水眞希