外出の機会も徐々に増え、お掃除の時間を短縮したいと思う方も多いのではないでしょうか。そんな時に便利な家電が「ロボット掃除機」。細かいホコリまで自動でお掃除できるため、日々の生活で出る小さなゴミや髪の毛が気にならなくなるでしょう。
しかし、「便利とはわかっているけど、どのモデルを選べば良いのかわからない…」という人もいるかもしれません。そこで今回は、ロボット掃除機の入門編として、その基本やトレンド機能をチェックしていきましょう。
ロボット掃除機の形ってどう?
ロボット掃除機といえば丸い形を思い浮かべる人が多いでしょう。しかし、中には三角形のタイプや四角形のモデルも発売されています。
パナソニックのMC-RSF1000は三角形のロボット掃除機。部屋の隅までブラシが届くため、溜まったホコリもかきだせます。
ロボット掃除機は髪の毛が絡まりやすいってホント?
いつも私たちが掃除で使っているクリーナーよりも、ロボット掃除機は髪の毛やペットの毛が絡まりやすいと思っている人もいるのではないでしょうか。
ロボット掃除機の中には、そもそもブラシがなくてダイレクトに床のごみを吸引できるモデルがあります。ブラシがないので長い髪の毛やペットの毛が絡まる心配もほぼありません。ただし、ダイレクトに吸引するタイプは、カーペットなど毛足の長い場所でごみのかきだしが苦手です。
【参照】ルンバ i3
また、ブラシがあるタイプのロボット掃除機であれば、ブラシにゴムやシリコンを採用しているモデルがおすすめ。髪の毛が絡まる心配も少ないでしょう。
“ゴム製デュアルアクションブラシ”を採用するのは、アイロボットの「ルンバ i3」。2種類のゴム製ブラシが髪の毛や大きなゴミを除去します。
水拭き兼用のできるロボット掃除機がある?
ロボット掃除機の中には “吸い込み掃除”だけでなく“水拭き掃除”も一緒にできるモデルも発売されています。
【参照】アイリスオーヤマ ロボット掃除機 IC-R01-W ホワイト
例えば、アイリスオーヤマの「ロボット掃除機 IC-R01-W ホワイト」は、吸い込み掃除と水拭き掃除が一緒にできるすぐれもの。前方でゴミを吸い込み、後方のモップ部分でフローリングをキレイにできます。
複数の部屋をマッピング機能でキレイにできるロボット掃除機
マッピング機能が付いているロボット掃除機であれば、センサーが部屋の間取り地図を作り、効率よく清掃できます。
【参照】Anker Eufy RoboVac G30 Edge
アンカー・ジャパンの「Eufy(ユーフィ)RoboVac G30 Edge」は、3種類のセンサーを搭載することで、正確な経路をたどり部屋の隅々までしっかり掃除できます。加えて、スマホアプリ「EufyHome」と連携すれば、掃除の開始や終了はもちろん、清掃した経路をアプリ上で確認可能。
付属の境界線テープを柄に置くことで、掃除したいエリアとしたくないエリアを自由に変えられる点も魅力でしょう。
ロボット掃除機はカーペットもキレイにできる?
ロボット掃除機にはフローリングだけでなく、ラグ、カーペットなどのゴミやホコリも吸引できるモデルが発売されています。ただし、毛足の長いラグなどはロボット掃除機が吸い込んでしまうケースも考えられるため、からまり防止機能があるタイプをチョイスすると良いでしょう。
小さい段差であればカーペットを越えられるロボット掃除機ってあるの?
フローリングだけでなく、カーペットの掃除も任せたい人には、小さな段差を越えられるロボット掃除機がおすすめです。
アイロボットの「ルンバ642」は、カーペットなど敷居の低い段差を軽々乗り越えて清掃可能。床の材質を検知し、自動でクリーニングヘッドの高さを調整する点も見逃せません。
カーペット内に入り込んだ微細なゴミは、2本のブラシがかきだして吸い込みます。
どれがおすすめ? Amazonのランキングで人気のロボット掃除機は?
ここまで、ロボット掃除機の基本を確認してきました。では、具体的にどういったモデルがおすすめになっているのでしょうか? 大手ECサイト「Amazon」のおすすめを見てみましょう
「Amazon」の2021年11月現在の「売れ筋ランキング」をチェックしてみると、アンカー・ジャパンの「Eufy(ユーフィ) RoboVac 11S」が人気となっています。
【参照】売れ筋ランキング
Eufy RoboVac 11Sは最大100分間連続(標準の吸引力モード時、フローリングで使用)で運転可能。3層構造の高機能なフィルターがダニやカビ、アレルギー物質を取り除き、より清潔に掃除を行います。
【参照】Eufy RoboVac 11S
ロボット掃除機とコードレスクリーナーの吸引力は比較できる?
ロボット掃除機やコードレスクリーナー、またキャニスター掃除機の吸引力の比較は難しいでしょう。
掃除機(クリーナー)には「吸込仕事率」といって、吸引力を表す1つの指標があります。
※吸込仕事率に関しては以下の関連記事を御覧ください。
【関連記事】掃除機を購入する時に必ずチェックしたい性能「吸込仕事率」とは?
吸込仕事率はコードレスクリーナーの仕様書に表示されているケースは珍しく、またロボット掃除機のスペック表にも吸込仕事率が記載されていることもほとんどありません。
したがって、ロボット掃除機、コードレスクリーナー、キャニスター掃除機の吸引力を比較するのは難しいのです。
※データは2021年11月中旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用、操作はあくまで自己責任にてお願いします。
文/髙見沢 洸