次世代の8トラックハンドヘルドレコーダー『Portacapture X8』
昨今のDX化に伴い、作品発表の場をオンラインに求めるクリエーターの急増により、あらゆる分野で音をデジタル化する需要が拡大している。
今回TASCAM(タスカム)ブランドから8トラックハンドヘルドレコーダー『Portacapture X8』をグローバル市場に向けて発売された。
タッチパネル操作と32bit float録音に対応。ハイクオリティーなレコーディングを実現するフラッグシップモデル
『Portacapture X8』は、3.5インチのカラータッチパネルと直感的な操作ができるアプリランチャーシステムを搭載した、32bit float録音対応の次世代8トラックハンドヘルドレコーダー。
音楽、フィールド録音、ライブ配信、ASMR、インタビュー、Vlog、ポッドキャストといった収録シーンに対応した録音アプリを搭載。アプリランチャー画面からタップするだけの驚異のシンプル操作で録音設定を行い、ハイクオリティーなレコーディングを実現するTASCAMハンドヘルドレコーダーのフラッグシップモデルだ。
驚異のシンプル操作で収録できるアプリランチャーシステム
まったく新しいアプリランチャーシステムを搭載。各種楽器録音用のプリセットを備えた『ミュージック』、声の収録に特化した『ボイス』、自然や野鳥録音の設定を選べる『フィールド』の他、『マニュアル』、『ポッドキャスト』、『ASMR』の6つのアプリの中から、収録シーンに応じたアプリをサークルスクロールで選択、起動すると瞬時に録音プリセットを呼び出す。
これにより、わずらわしい設定は不要で収録作業に集中することができます。録音プリセットは、今後のアップデートで追加される予定だ。
ラージダイアフラムコンデンサーマイクとパワフルな音声処理
マイク径14.6mmラージダイアフラムコンデンサーマイク※を2つ採用しTrue X-Y、A-B方式の録音に対応。マイクプリアンプは、ディスクリート回路を用いたHDDA(High Definition Discrete Architecture)を採用し、低ノイズでクリアな録音を実現する。
音声処理ではデュアルAD変換と32bit float録音を行うことで、入力レベルを細かく設定することなく録音可能で、さらに編集時にステレオミックスの音量を調整するノーマライズ機能を搭載している。
※TASCAMハンドヘルドレコーダー比
ライブ配信やビデオ会議で活躍するUSBオーディオインターフェース機能
パソコンやモバイルデバイスにUSB接続すれば、オーディオインターフェースとして機能する。最大8チャンネル(6入力+2ミックス)の入力、2チャンネル出力と同時に、USBマイク、ミキサー、本体レコーダー機能を使用可能。
例えば、音声編集ソフトウェアでのナレーションを直接録音したり、OBS Studioを用いたライブ配信ではUSBマイクとミキサー機能を同時に使用することができる。
そのほか、オンライン会議のUSBマイク機能と議事録用レコーダーを1台で実現できる。
音声収録の多様なニーズに対応するハードウェア構成
映像、音楽、配信、フィールド録音といった音声収録に対応する豊富な入出力端子を装備。付属の脱着式ステレオマイクに加え、4系統のファントム電源対応XLR/TRSコンボジャックマイク/ライン入力、EXT IN、LINE OUTを搭載。
また、映像クリエイター向けにCAMERA IN/OUT端子や、カメラマウント用コールドシュー、取付用カメラネジを装備している。
モバイルアプリでリモートコントロール
別売のBluetoothアダプター『AK-BT1』とiOS、Android対応の無償アプリ『Portacapture Control』を使用すれば、録音、停止などの基本操作に加え、Portcapture X8の録音アプリの起動や、ゲイン調整、ミキシング、エフェクトのパラメーターのリモート操作が可能。
『Portacapture X8』
https://tascam.jp/jp/product/portacapture_x8/
構成/ino.