DIME MAGAZINE
■茂木雅世のお茶でchill out！
大切な友人や仕事でお世話になった人にプレゼントしたくなるお茶を見つけると心が躍る。
貰った人が思わず「わあ！！」と喜んでくれそうな、そして普段お茶を飲んでいない人でも無理なく楽しんでもらえて、しっかりとおいしさも感じてもらえるようなお茶。
そんな、誰かにあげたくなるお茶、ド本命に最近出会ってしまった。
「かんたん、おいしい、しかも、ヘルシー」をテーマにした兵庫県姫路市発「t to」ティートゥーのお茶だ。
t toは、日本茶を扱う会社として創業73周年を迎える播磨屋茶舗の3代目赤松佳幸さんが、次世代に向けて2021年秋に立ち上げたばかりの新しいお茶ブランド。
ライフスタイルに合わせて、様々なシーンで手軽に飲めるおいしい、こだわりのティーバッグ茶”がラインナップにそろっている。
思わず飾っておきたくなるパッケージもツボなのだが、それぞれのお茶にぴったりのシーンが商品名になっているところにも心が射抜かれた。
例えば…しっかり休みたいという日、おやすみ前の一杯にはノンカフェインのルイボスティー“ZZZZ TEA”。
YOGAやジムなど運動をする際にも飲みたくなるジャスミン茶“REFRESH TEA”。
食事と一緒に飲む時には“GOHAN TEA”。もちろん中身は緑茶！
中でも、最近、ちょっと疲れがたまっていた私の心と身体にすっとなじんで、優しく包んでくれたのが、香ばしいほうじ茶にビタミンＣたっぷりの柿の葉がブレンドされた「VIT-C TEA」と余分な水分や塩分を排出するカリウムや食物繊維が豊富だというとうもろこし茶「RESET TEA」。
自分自身をＯＦＦにしたい時に、スイッチ代わりに飲むと時間の切り替えにもなって最高に心地が良かった。
ここのところ、以前より自分を大切にする時間をつくりたいという気持ちが強くなった一方、現状はというと、自分のことはつい後回しになりがちだった。時間も手間もなかなかかけられない。
そんな時にお湯を注ぐという簡単な方法で、少しだけでも自分と向き合う時間をつくれるというのは本当に心強い。
お茶を飲むついでに”私は身体にプラスになることをしているぞ”という安心感もあって、一石二鳥だ。
播磨屋茶舗は「時代に合わせて、変わって当たり前」という考えを創業当時から大切にしており、お茶を身近に感じてもらうきっかけづくりとして、いち早く、ティーバッグ加工にも取り組んできた。
そんな長年培ったティーバッグ加工技術を活かすことで、“ちゃんと”おいしいお茶を手軽に若い世代にも届けられるのではないかと感じていた佳幸さんがどうしても曲げたくなかったことの一つが、価格だったという。
自分自身が毎日飲むのであれば１杯70円くらいがちょうどいいと考え、「安すぎる」という声もあったそうだが、貫き通したそうだ。
更に、驚いたのは、ティーバッグそのものにもこだわりがつまっていること。
例えば、カップに入れた時に使いやすい紐の長さやいち早く導入したという土に還る生分解性プラスチック“ポリ乳酸”を使用したティーバッグ。
さらには、茶葉の種類に応じて最適なサイズを選択するなど…。
ｔtoのお茶を飲むと、“ティーバッグのお茶を毎日飲むライフスタイルをひろめたい”という佳幸さんと播磨屋茶舗の想いがじんわりと伝わってくる。
そのすべてがちょうどいい。ありそうでなかった手軽でおいしいｔtoのお茶。
最近自分のための時間がとれていないなあという人は是非、気分や時間に合わせたお茶の時間をつくってみてはいかがだろうか。
自分を大切にするための時間ができることで、もしかしたら少しだけ余裕がうまれるかもしれない。
「t to」ティートゥー ⇒https://t-to.jp/
茂木雅世 もき まさよ
煎茶道 東阿部流師範・ラジオDJ
2010年よりギャラリーやお店にて急須で淹れるお茶をふるまう活動を開始。現在ではお茶にまつわるモノ・コトの発信、企画を中心にお茶“漬け”の毎日を過ごしている。お茶×音楽ユニットYuge〻のメンバーとしても活動中。
趣味は暮らしの中に取り入れやすいサステナブルアイテムを探求することとバスケ観戦。
Instagram：https://www.instagram.com/moki98per/
Twitter：https://twitter.com/ocharock
最新号
