最近は、オフィスでもカジュアルな装いが認められるようになってきました。しかし完全に服装が自由な職場は少数です。ノーネクタイは許されても、ワイシャツは必須となる場面も多いでしょう。そこで、この記事ではビジネスマンに欠かせないワイシャツのサイズの測り方や選び方、おすすめの製品、店舗などをご紹介します。
メンズワイシャツのサイズの測り方と選び方の基本
ワイシャツを上手に着こなすための基本は、自分の体形に合ったサイズを選ぶことです。サイズ感が合ってないワイシャツは、シルエットが崩れやすくなってしまいます。
サイズの次は、襟の形に注目しましょう。襟はワイシャツで最も目立つところなので、襟の形で印象が大きく変わります。
【参考】ちょっとした工夫で激変!ワイシャツをおしゃれに着こなすポイント
メンズワイシャツのサイズは3か所を測るのが基本
フルオーダーでワイシャツを作るともっと細かく採寸しますが、ワイシャツのサイズ選びの基本となるのは、首周り、裄丈、胸囲の3か所です。
首周りは、喉仏の下あたりを通るところを測り、胸囲は脇の下の一番広い部分を測ります。この時、腕は下ろした状態で測りましょう。裄丈というのは、首の中心から肩を通って、手くるぶし(手首の骨が出っ張った部分)までの長さです。測定したサイズから首周りは1~3cm、裄丈は2~3cmのゆとりがあるシャツを選ぶと良いでしょう。
襟の形も様々、メンズワイシャツの種類を知ろう
ワイシャツの種類を分ける際に、大きなポイントとなるのは、襟の形です。
代表的なものをいくつかご紹介しましょう。もっとも基本となる襟型は、首元が65~90度に開いたレギュラーカラーです。レギュラーカラーよりも襟が広く開いた100~140度くらいの襟型は、ワイドカラーといいます。更に襟が広がり180度に近くなると、ホリゾンタルやカッタウェイと呼ばれる襟型になります。
襟の開きの違いの他には、首元の第一ボタンに当たる位置にボタンが2つあるドゥエボットーニ、襟先にボタンが付いたボタンダウンなどがあります。
【参考】意外と知らないワイシャツの種類とおしゃれに着こなすコツ
様々なタイプのメンズワイシャツおすすめ製品を紹介
ここからは、おすすめのワイシャツをご紹介していきます。襟型の違いを中心に様々なタイプを揃えましたので、気になる製品がないかチェックしてみてください。
【参考】コスパ重視タイプから人気ブランドまで!ビジネスマンにおすすめの高機能ワイシャツ11選
シンプルなワイドカラーのおすすめメンズワイシャツ
洋服の青山で販売されている襟の開きが大きいワイドカラーのワイシャツです。
スタンダードなワイシャツですが、ブルー系の色で爽やかな印象です。普段はレギュラーカラーの白いワイシャツを愛用している人がこちらを着れば、オーソドックスなスタイルは保ちつつも着こなしに少し変化をつけられます。
【参考】洋服の青山オンラインストア
機能性が高くて安いメンズワイシャツ
こちらは、はるやまで販売されている形態安定性が高くノーアイロンで着られるワイシャツです。
汚れが付きにくい防汚加工もされていて、機能性が高い製品となっています。襟型は180°近くまで開いたカッタウェイ。首元がすっきりと見えてノーネクタイでも様になります。
【参考】はるやま公式サイト製品詳細ページ
国産シャツブランド「鎌倉シャツ」のワイシャツは高品質でおすすめ
メーカーズシャツ鎌倉は、鎌倉シャツの通称で知られているメーカーです。高品質のワイシャツを手に取りやすい価格で販売しています。
「スリムフィット ドビー LLJS01_10」は、襟先にボタンが付いたダウンボタンのワイシャツ。ノーネクタイでも襟が立って見栄えがするので、オフィスカジュアルにピッタリです。
カジュアルでも着られるストライプのメンズワイシャツ
ユニクロの「ファインクロスコンフォートストライプシャツ(レギュラーカラー・長袖)」は、少し太めのストライプが特徴的です。
ストレッチ性があって着心地がよく、お手入れが簡単なイージーケアのワイシャツです。カジュアル感がやや強めなので、比較的服装が自由な場面での着用がおすすめ。ビジネスだけでなく、オフで使用してもおしゃれです。
【参考】ユニクロ公式サイト製品詳細ページ
襟とカフスが白でおしゃれ! メンズワイシャツの中でも人気の高いクレリックシャツ
身ごろが色無地や柄で、襟とカフスが白のワイシャツをクレリックシャツといいます。華やかさがあり、ノーネクタイでもタイドアップでも着用可能です。
こちらのSUIT SELECTの製品は、身ごろがチェック柄のクレリックシャツです。襟はワイドカラーで、ネクタイを締める場合はダブルノットなどの結び目が太めの結び方が合います。
コンパクトな襟元とタイトなシルエットで、さらにスタイリッシュに仕上がっています。汗による皮脂汚れが落ちやすい加工がされていて、汚れがつきやすい夏でも手入れが簡単なのもうれしいです。
襟にボタンが2つあるドゥエボットーニのおしゃれなメンズビジネスワイシャツ
こちらは、第1ボタンの位置にボタンが2つあるドゥエボットーニのワイシャツです。
襟が高く立ちやすいドゥエボットーニで、さらにボタンダウンでもあるので、襟元のシルエットがとてもきれいです。ドゥエボットーニのワイシャツは基本的にノーネクタイでの着用が多く、ストライプ柄であることとも相まって、カジュアル感が強いワイシャツとなっています。
直接ワイシャツを見てから購入したい人におすすめの店舗を紹介
この記事でご紹介した製品は全てインターネットで購入できるものですが、実際に自分の目で現物を確認したり、試着したりしてから購入したいという方もいらっしゃるでしょう。
一度店舗に足を運んで、自分に合ったワイシャツを店員と一緒に選び、次回以降はネット購入するといったことも可能です。ここからは、おすすめの店舗をご紹介します。
ワイシャツをスーツと合わせて買える、洋服の青山
紳士服で有名な「洋服の青山」は、全国に700店舗以上あり、47都道府県の全てに出店しています。店舗数が多いので、どこに住んでいても来店しやすいです。ワイシャツだけでなく、スーツや靴なども購入できるので、1つの店舗でトータルコーディネートができます。
パターンオーダーシャツが注文できる鎌倉シャツの店舗
メーカーズシャツ鎌倉(鎌倉シャツ)の店舗は、神奈川と東京を中心に展開されていて、国内の全店でパターンオーダーシャツの注文が可能です。パターンオーダーシャツの注文はネットでもできますが、一度店舗で正確なサイズを採寸してもらうと良いでしょう。
ワイシャツの専門店、東京シャツのシャツ工房
東京シャツはワイシャツの専門店で、全国に約150店舗を展開しています。ワイシャツの専門店としては随一の店舗数です。店舗の名称が複数あり、「BRICK HOUSE by Tokyo Shirts」のほか、「SHIRTS PLAZA」「BRICK HOUSE シャツ工房」などがあります。
ワイシャツ以外の衣類も一度に揃うユニクロ
上記のワイシャツやスーツを主に扱う店舗と違い、ユニクロではカジュアルウェアを中心に幅広く衣料品が販売されています。カジュアルウェアや下着なども一緒に購入したい場合は、非常に便利です。国内店舗数は800を超えているので、気軽に行きやすいのも特徴です。
メンズワイシャツの選び方やおすすめの製品をご紹介しました。オフィスカジュアルが広く認められるようなり、ビジネスシーンでのおしゃれの幅は広がってきています。TPOに合わせた着こなしは必要ですが、おしゃれを楽しみやすい環境に変わってきているといえるでしょう。この記事を参考に、様々なタイプのワイシャツを試してみてはいかがでしょうか。
※データは2021年12月上旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用、操作はあくまで自己責任にてお願いします。
文/ねこリセット