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知ってた?「下心」の言葉の由来と使い方

2022.01.03

ビジネスシーンでも日常的にも使われる、『下心』の正確な意味をご存知でしょうか?日常的に使ってはいるものの、言葉の成り立ちや意味、正しい使い方を説明できない人は多いでしょう。『下心』の意味や使い方、類語表現などを詳しく解説します。

「下心」の意味とは?

ネガティブな意味合いで使用されることの多い『下心』ですが、本来の意味合いは少し異なります。正しい使い方を確認する前に、意味や由来、成り立ちなどを紹介します。

本心という意味を持つ言葉

『下心(したごころ)』とは、『心の奥底で思っていること』を表す言葉です。『密かに考えていること』『悪巧み』などのネガティブな意味を持ち、主に恋愛や人間関係といった場面で使用されます。

例えば、「彼には下心がありそうだ」と使う場合は、『彼はたくらみや密かな思い・目的を抱いていそうだ』という意味になります。

また、男女関係や恋愛などで、『肉体関係を望んでいる』といった性的な意味で使われることもある言葉です。

『下心』は、本心を表す言葉の中でも『悪い本心』を指す言葉といえるでしょう。

「下心」の由来や成り立ち

『下心』の『下』には、『裏』『内側』といった意味があります。『下心』は内側の心、つまり『隠した心』を指し、そこから『心の奥底にある思い』という意味で使われるようになった言葉です。

『下心』の歴史は非常に長く、古くは奈良時代の和歌を集めたとされる『万葉集』にも登場しています。当時は『思い焦がれる秘めた思い』『隠している恋心』などのポジティブな意味で使用されており、『悪巧み』という意味はありませんでした。

しかし、室町時代や江戸時代ごろになると、隠された本心は『悪巧み』『密かな考え』というネガティブな意味で使用されるようになり、現代へと至っています。

この『悪巧み』が転じ、現代では恋愛を中心に『肉体関係を持ちたい』といった、悪い恋愛感情を指す言葉にもなっています。

「下心」の使い方

(出典) photo-ac.com

現代では、『下心』はネガティブな意味合いを持つ言葉です。そのため、注意して使用しないとトラブルの元となる恐れがあります。ここでは、具体的な場面での使い方を紹介します。

男性の異性に対する気持ちを表す

『下心』は異性間、特に男性が女性に対する気持ちを示すときに使用されることが多い言葉です。

例えば、「彼は下心が見える」と言う場合、『彼はよくない思惑を抱いている』『あわよくば肉体関係を望んでいる』などの意味になります。

また、異性に対する気持ちを示す言葉には『好意』もあります。しかし、『好意』は異性に対して『親しみの気持ち』『好ましい気持ち』など、ポジティブな意味合いで使われる言葉です。

『下心』のように『たくらみ』『打算』といった思惑が絡んでいないので、『好意』と『下心』を混同しないように気を付けましょう。

何かたくらみがあることを表すことも

現代では恋愛関係で使用されることの多い『下心』ですが、ビジネスシーンなどで使われることもあります。

例えば、「あの営業マンは下心が見える」と言う場合、『営業マンのたくらみや思惑が見えている』という意味になります。また、「あの部下は下心を抱いている」と言う場合は、『部下が何か悪巧みをしている』という意味になるでしょう。

このように、恋愛関係以外のシーンでは、『たくらみ』『よくない思惑』などの意味で使用されます。

ネガティブな言葉のため使い方に要注意

『下心』は、よくない本心を抱いている人や状態を指すネガティブな言葉です。そのため、使用する際はトラブルに発展しないよう注意する必要があります。

「下心が見える」と誰かに言うのは、面と向かって「本心を隠している」「打算的で怪しい」と言っているようなものです。よい意味の言葉ではないので、不用意に「下心が~」と発言すると、相手が傷ついてしまうこともあります。

よほどの状況でない限り、対面で直接使うのは避けた方がよいでしょう。

「下心」の類語や似ている言葉

(出典) photo-ac.com

『下心』の類語や意味が似ている言葉は、いくつかあります。多くの類語や似た意味を持つ言葉の中から、三つの言葉を集めました。

「魂胆」

『下心』とほぼ同じ意味を持つ言葉が『魂胆』です。『心に秘めたたくらみ』を意味し、『悪巧みや悪い策略を練っている様子』を指します。

例えば、「見え透いた魂胆だ」と使う場合、『悪巧みが見え透いている』という意味になります。

『魂胆』は『入り組んだ事情・内情』という意味も持ちますが、『悪巧みや悪い策略を練っている様子』の意味で使われることの方が多いでしょう。

なお、『下心』とは違い、恋愛関係で使われることは少ない傾向にあります。

「本意」

『本意』は、『かねてからの願い』『実際の望み』『本当の願い』といった意味を持つ、本心を示す言葉です。

本心を示す言葉という点では『下心』と似ていますが、『下心』が主にネガティブな意味合いで使われるのに対し、『本意』は『物事に対する気持ち』を指すときに使われます。

例えば、「そう思われるのは不本意である」と言う場合、『そう思われるのは本心ではない』という意味になります。つまり、「実際に思っていることとは違う」と心情を述べる言葉として使われるのです。

また、『下心』と違い、『本意』は「本意をつかめない」などのように、「どう思っているのか?」の推測としても使用できます。

「真意」

『真意』は、『本当の心』『本当の意味』『正直な意図』を表す言葉です。

『本当の心』を意味するため『下心』の類義語とされますが、『真意』は『下心』よりニュートラルな意味合いを持ちます。そのため、ポジティブな意味合いでも、ネガティブな意味合いでも使用可能です。

例えば、『真意をくみ取る』は、『本当は何を思っているのか、意図を把握する』という意味の言葉であり、ポジティブな場面でも使います。

一方で、『真意を問う』という言葉の場合、『単純な本心を知りたい』という意味のほかに、『本当は何を思っているのか?』と疑うようなネガティブな意味合いが出てきます。

『下心』と似ている言葉ですが、さまざまな場面で使用できる言葉といえるでしょう。

「下心」に近い意味を持つことわざ

(出典) photo-ac.com

数多くのことわざの中で『下心』に近い意味を持つものには、どのようなものがあるのでしょうか?ここでは、代表的なことわざを二つ紹介します。

「魚心あれば水心」

『魚心あれば水心』は『相手の態度によって、自分の態度を決める様子』を表すことわざで、ポジティブな意味合いでも、ネガティブな意味合いでも使用可能です。

ポジティブな意味合いの場合、『心を通わせている状態』を指します。一方、ネガティブな意味合いの場合は、『恩の見返りを求める』といった意味の言葉になります。

相手の態度によって自分の態度を決めるというよりは、「こちらの対応に相応の見返りが欲しい」という打算的な思惑が加わった、『下心』が見える言葉といえるでしょう。

本来『魚心あれば水心』には、ネガティブな意味合いはありませんでした。しかし、時代劇などでの悪巧みのシーンにおいて、見返りの要求のフレーズとして使用されることが多いことから、次第にネガティブな意味合いとしても使用されるようになったといわれています。

「旨い物食わす人に油断すな」

『旨い物食わす人に油断すな』は、『本当の親切心からうまいものを食わせる人もいるが、人を喜ばせようとする人のほとんどには下心があるので油断をするな』という意味のことわざです。

「おいしいもので恩を売り、何かしらの見返りを受けよう」という打算が見える様子は、『下心』を的確に表しているといえるでしょう。

また、似た言い回しで同じような意味を持つことわざは、ほかにもいくつかあります。

例えば、『もてなしの後は要求が来るから油断をするな』という意味の『馳走終わらば油断すな』や、食事の後に「さて、~」と頼み事を切り出す『食わせておいて扨(さて)と言い』などです。

いずれも、『下心』から料理を振る舞う様子を表したことわざです。

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