なんとなく特別感を覚え、気持ちが高揚し、ソワソワする年末年始。そんな1年で1度だけの特別な期間をみんなで共有し、祝うお祭りが世界にはいくつも存在する。
世界最大級の宿泊予約サイトBooking.com の日本法人 ブッキング・ドットコム・ジャパンはこのほど、世界各地で行われている年末年始の祝祭とその周辺のおすすめの宿泊施設を最新のクチコミスコアとともに紹介する。
12月6日 聖ニコラウスの日:ミュンヘン(ドイツ)
ドイツで最も大切にされている行事が、クリスマスとその準備期間を指す「アドヴェント」だ。4週間のアドヴェントの中で、ドイツの人々は12月25日に向けて様々な準備をしながらクリスマスを楽しみに待っている。
その中でも、12月6日の聖ニコラウスの日は第二のクリスマスとされており、プレゼントをもらえることから子供に人気の祭日。子供たちの守護聖人と言われている聖ニコラウスは、プレゼントをくれるドイツのサンタクロースのような存在だ。
子供たちは前日の5日に、玄関や暖炉のそばに磨きたてのブーツを置き、小さなプレゼントやお菓子を楽しみに翌朝を待つ。この時期のドイツでは数多くのクリスマスマーケットが開催されており、現地のグルメや伝統的な工芸品のショッピングを目的に人々で賑わっている。
■おすすめの滞在先:BEYOND by Geisel / ビヨンド バイ ガイゼル
ミュンヘンの中心部に建つビヨンド バイ ガイゼルは、クリスマス気分を最大限に味わいたい旅行者にぴったりの宿泊施設。落ち着いた雰囲気のワインバーからミュンヘンの街並みの景色を眺めたり、地下鉄に簡単にアクセスできる立地を活かしてホリデーシーズン中の街を巡ることができたりするほか、バイエルン国立博物館やオデオン広場などの名所を観光するのもおすすめだ。(クチコミスコア10点満点中、9.6点を獲得)
12月13日 聖ルチア祭:ストックホルム(スウェーデン)
毎年12月13日にあるスウェーデン最大級の祝祭の1つである聖ルチア祭は、ホリデーシーズンの始まりを祝うとともに聖ルチアを称える日。スウェーデンの寒くて暗い冬を明るく照らす、という意味が込められている。この日は、学校や地元の聖歌隊の人々がロウソクを手に持ち、列をなして祝う。また、聖ルチア祭に欠かせないのがスウェーデンの伝統的な食べ物であるサフランパンの「ルッセカッテル」やジンジャークッキーの「ペッパルカーカ」だ。
■おすすめの滞在先:Downtown Camper by Scandic / ダウンタウン キャンパー バイ スカンディック
居心地の良いダウンタウン キャンパー バイ スカンディックは、あらゆるタイプの旅行者が楽しめる宿泊施設。リラックスしたい人は、屋上サウナと街の景色を望むことのできるプールがあるウェルネスエリアを、アクティブな人は、ヨガやカヤック、スケートボードなどのレッスンを楽しめる。
また、ホリデーシーズン中は名物であるグリューワインや軽食を味わいながら街の歴史的なエリアやライトアップされた街並みを見て回れば、クリスマス気分を満喫できること間違いない。(クチコミスコア10点満点中、8.9点を獲得)
12月25日 クリスマス:ブエノスアイレス(アルゼンチン)
アルゼンチンで暖かいクリスマスを体験してみるのはいかがだろうか。アルゼンチンでは、雪を表すボール状の綿でクリスマスツリーを装飾し、ペセブレというキリスト降誕のシーンを再現した伝統的なデコレーションで祝うことが大切にされている。
夜の街を散策すると、小さな火を灯ったペーパーランタン(グロボス)が街中で空に放たれ、壮大な光景が見ることができる。アルゼンチンでのプレゼント交換はスリー・キングス・デーとして知られる1月6日に行われ、子供たちは玄関に靴を置いておき、翌朝になったら靴に詰められたプレゼントをもらえるという伝統がある。
■おすすめの滞在先:Casa Bevant / カーサ・べヴァン
スタイリッシュで洗練されたカーサ・べヴァンは、現代的なアルゼンチンのデザインが施設内の隅々まで施されていて、アルゼンチンの文化とラグジュアリーな空間の融合を堪能できる。
また、街の中心部に位置しているため、アルゼンチン国立美術館やテアトロ・コロンなどの地元の名所へのアクセスが良いことも大きな魅力。サン・テルモやパレルモへの観光やタンゴショーを鑑賞できるブエノスアイレスのプライベートツアーは滞在中の時間を最大限に活用したい旅行者におすすめだ。(クチコミスコア10点満点中、9.3点を獲得)
12月26日~1月1日 クワンザ :ニューヨーク(アメリカ)
クワンザは、アフリカ系アメリカ人の文化や団結、コミュニティの発展を祝う行事。毎年12月26日~1月1日まで行われるクワンザは、アフリカ文化の7つの基本的価値観・原則として知られる「ヌグゾ・サバ」に基いて、1日1つの原則に焦点を当てて祝う。
この期間中にはブルックリンのクワンザ・フェストなどニューヨークの街全体で数多くのイベントが開催され、音楽の生演奏やアート、工芸などの様々な家族向けのアクティビティが楽しめる。
■おすすめの滞在先:Ace Hotel Brooklyn / エース ホテル ブルックリン
エース ホテル ブルックリンは、ニューヨークのトレンディなエリア、ブルックリンに位置し、The Okura Tokyo(旧: ホテルオークラ東京)からインスパイアされたライトや数多くのアート作品が飾られており、モダンでおしゃれな空間を提供している。
また、ニューヨーク市最大のクワンザイベントを開催しているブルックリン子供博物館からアクセスが良く、文化、芸術、踊り、音楽に焦点を当てた5日間のプログラムを体験したい旅行者にはぴったりの宿泊施設だ。(クチコミスコア10点満点中、8.9点を獲得)
12月31日 大晦日:京都(日本)
日本の年末年始の行事といえば、大晦日。年越しそばを食べ、除夜の鐘を待ち、新年には家族や友人と集まり、おせち料理を堪能しながらのんびりと過ごす人々が多いとされているが、日付が変わるタイミングで伏見稲荷大社をはじめとした神社を訪れたり、宿泊施設でゆっくり新年を迎えるステイケーションをしてみたり、普段と少し違う大晦日を過ごしてみてはいかがだろうか。
■おすすめの滞在先:京旅籠 むげん
160年前に建てられた京旅籠 むげんは、世界遺産の二条城から歩いてすぐの場所に位置し、モダンな設備と日本文化の伝統的な雰囲気が共存している大人向けの宿泊施設だ。コンセプトの異なる5つの部屋やギャラリーが併設されている「蔵 bar」で、ゆっくりとした時間を過ごすことができる。また京都では、日本有数の知名度を誇るお寺や神社で初詣ができるのも大きな魅力だ。(クチコミスコア10点満点中、9.7点を獲得)
*2022年の「旅行トレンド予想」に関する調査はブッキング・ドットコムによって、今後12~24ヶ月間以内に出張またはレジャー・観光目的で旅行に出かける予定のある成人を対象に行われたもの。31の国・地域の計2万4,055名の回答者(内訳:アルゼンチン501名、オーストラリア1,003名、ベルギー500名、ブラジル1,001名、カナダ500名、中国1,000名、コロンビア1,007名、クロアチア1,001名、デンマーク508名、フランス1,002名、ドイツ1,000名、香港1,005名、インド1,000名、イスラエル502名、イタリア1,003名、日本1,002名、メキシコ500名、オランダ501名、ニュージーランド501名、ペルー500名、ロシア1,000名、シンガポール1,005名、韓国1,002名、スペイン1,002名、スウェーデン501名、スイス501名、台湾504名、タイ500名、イギリス1,000名、アメリカ1,002名、ベトナム501名)が対象となった。調査は、オンラインアンケートで2021年8月に集計されたもの。
出典元:ブッキング・ドットコム・ジャパン株式会社
構成/こじへい