パナソニックの「はやうま冷凍」機能搭載冷蔵庫
パナソニックは、産学連携で業務用レベルの急速冷凍によりドリップの抑制や食感を保持することを実証した「はやうま冷凍」を搭載し、IoTに対応した冷蔵庫 NR-F658WPX 他1機種を2月4日から発売する。価格はオープン。
新生活様式が定着する中、食品のまとめ買いが主流となっており、冷蔵庫の収納量は増加傾向にある。
またホームフリージングを活用し食品ロスを削減したり効率的な食事づくりを求める人が増える一方で、ホームフリージングは「味が落ちる」「食感が変わる」という不満点も。(同社調べ)
本製品搭載の「はやうま冷凍」は大風量の「集中シャワー冷却」とアルミプレートにより、最大氷結晶生成帯を30分以内に通過しすばやく冷凍する業務用レベルの急速冷凍機能。
水分が凍る温度帯を、通常冷凍よりすばやく通過することで、解凍時のうまみ成分の流出を抑えておいしさを守る。
今回、産学連携で2001年から20年以上にわたり進めてきた同志社女子大学との共同研究により、「はやうま冷凍」は通常冷凍に比べ、肉や魚の解凍後のドリップ流出を抑え、ジューシーでやわらかさを保った冷凍保存ができることを科学的に実証したという。
「はやうま冷凍」は、食品の食感、水分、香り、色味、栄養素の保持に加え、さらにおいしい冷凍保存を実現する。
※:同社調べ。最大氷結晶生成帯(-1℃~-5℃)を通過する時間の比較。牛ステーキ(もも肉)150 gをラップ包装。NR-F608WPXのクーリングアシストルーム(約28分)と冷凍室(約150分)との比較。外気温25℃、扉開閉なし。
■同志社女子大学との共同研究による実証データ
<うまみ・食感の比較>通常冷凍に比べて、「はやうま冷凍」は食品のドリップ(うまみ成分を含む)流出を抑制し、やわらかさをキープ。(同社比)
※同社調べ。運転状況や食品の種類・状態や量によって、効果が異なります。
※実験条件:牛ステーキ肉(もも肉)約150 g、タイの切り身約100 gをラップ包装。各冷凍条件で凍結後14日間冷凍室で保存。冷蔵室で一晩解凍。
※20歳代同志社女子大学学生28名による官能評価結果。
【同志社女子大学との産学連携について】
同社は、2001年から20年以上にわたり、同志社女子大学 西村特任教授と「凍結速度と食品のおいしさとの関連性解明」を目的とした産学連携プロジェクトを実施し、食品の冷凍保存に関する共同研究に取り組んできた。食品の凍結速度とおいしさの関連性データを蓄積して「最適凍結速度」を解明し、家庭用冷蔵庫におけるおいしい冷凍を実現する技術開発を続けている。
また、本製品では「はやうま冷凍」の設定を、より効率よく便利に操作できる「クイック操作ボタン」を、冷蔵室ドアの下側に新搭載した。
食材をクーリングアシストルームへ入れた後、従来のように冷蔵室内のパネル操作をするためにドアを開け閉めする必要なく、調理中でも簡単に設定できる。
お弁当のあら熱取りなど、クーリングアシストルームを使った冷やす調理もより便利に使える。さらに冷蔵庫の「Cool Pantry」アプリで、よく使うモードの設定時間を自分仕様にカスタマイズし、より便利に使用できる。
設定中のモードは冷蔵室ドアのランプで確認。冷蔵庫専用アプリ「Cool Pantry」で「クイック操作ボタン」の「冷ます」「急冷」「急凍」の設定時間をカスタマイズし、各モードへの登録が可能。
さらに本製品は、IoT対応家電のメンテナンスや修理が便利になるサービス「Panasonic Care(パナソニック ケア)」に対応。
1台1台の使用状況に応じて、自動製氷機能の浄水フィルターをお手入れのタイミングで届ける。さらに、修理保証付きのプランでは、メーカー保証の1年を超えた場合においても購入から最大で5年間、万が一の故障の際には追加料金なしで修理対応を行なう。
自動製氷機能の浄水フィルターは約3年を目安として交換を推奨している。同社調査によると、定期的に交換している人は約1割にとどまり、約6割の人は交換の必要性を知らない状況であることがわかった。
一方、定期的に交換が必要と知っていれば交換したいかという質問に対して、9割以上が交換したいと回答しているという。本製品は清潔性への関心が高まる昨今、また長く使う冷蔵庫だからこそ、快適に使い続けられるサービスに対応していく。
※:当社調べ。インターネット調査、2021年9月、N=187
【サービスについて】
申込み方法:サービスの加入は、製品購入後、パナソニックの公式ショッピングサイト「Panasonic Store Plus(パナソニックストア プラス)」から申し込みが可能。CLUB Panasonic会員登録、製品のインターネット接続が必要。
※インターネット接続には専用のスマートフォンアプリが必要。
申込み開始日:2021年12月8日
※商品購入後、30日以内に申し込みが必要。
冷蔵庫の対象機種:2022年発売 8WPXタイプ・8HPXタイプ・8MEXタイプ
冷蔵庫のサービス料金:3,500円(税込)~
内容:(1)お知らせメンテナンスプラン:浄水フィルターのお手入れタイミングの通知と交換用フィルターのお届け。
(2)保証対応付メンテナンスプラン:メーカー保証の1年を超えた場合においても、購入から5年間追加料金なしで修理対応を実施。
サービスの詳細について:https://ec-plus.panasonic.jp/store/page/pcare/
関連情報:https://panasonic.jp/reizo/
構成/DIME編集部