Gmailはオフラインでもメールの閲覧・返信・検索ができるって知ってた？

多くの人がビジネス/プライベート問わず利用しているGmailは、メールを送受信するツールなので、インターネットに接続して利用するのが一般的です。

しかし、「オフライン状態ではなにもできない」というわけでもありません。インターネット接続がない場合でも、Gmailは一定の作業を行うことが出来ます。飛行機内で簡単に作業をするといったことが可能になるわけですね。

では、オフライン時にGmailでできる作業/できない作業をそれぞれ紹介していきましょう。

パソコンブラウザ版Gmailをオフラインで使うには「Chrome」が必須!?

パソコンのGmailは、「Chrome」ブラウザでのみオフラインで利用できます。また、下記の設定をすることで利用できる内容が変わるので、パソコンがオフラインの時にGmailを使いたいという人は、必ず行っておきましょう。

・ChromeブラウザからGmailを開き、右上に表示されている歯車マークをクリック。「すべての設定を表示」に進みます。

・上部に並んでいるタブの中から、「オフライン」をクリック。「オフライン メールを有効にする」にチェックをつけ、メールを保存しておく日数を選択したのちに「変更を保存」をクリックすれば設定は完了です。

また、上記の設定を行ったうえで、Gmailの受信トレイをブックマークしておけば、オフライン状態でもGmailを開き、保存したメールを確認することができます。

【参照】オフライン Gmailを使用する

オフラインでもGmailでできること【メールの閲覧】

Gmailは、オフラインの状態でも「すでに受信しているメール」を閲覧することが出来ます。これはパソコンのChromeブラウザでログインしたGmailでも、スマートフォン版のGmailアプリでも同様です。

Android版Gmailアプリの場合。機内モードでもGmailの閲覧ができた。

また、メールに添付されているPDFファイルやWord/ExcelといったOfficeファイルもオフライン状態で確認出来ます。ただし、これらのファイルのダウンロードには、インターネット接続が必要になります。

また、オフライン状態では新しいメールを受信することもできないので注意しましょう。

オフラインでもGmailでできること【メールの検索】

オフライン状態でも、Gmailの「検索」機能を利用することができます。こちらもパソコンのChromeブラウザでログインしたGmail、スマートフォンアプリ版のGmailのどちらでも利用できる機能です。

検索バーは、Chromeブラウザ版/スマートフォンアプリ版どちらでも、Gmailを開いた際に上部に表示されています。検索バーをタップ（クリック）し、確認したいメールの送信者やキーワードを入力すればOKです。

iPhone版Gmailアプリ（左）とAndroidスマートフォン向けGmailアプリ（右）

ただし、オフライン状態で検索できるメールは、あらかじめ設定している「メールを保存する日数」内に届いたメールに限られるので、古いメールまでさかのぼることはできません。

オフラインでもGmailでできること【新規メールの作成】

オフラインの状態でも、Gmailでこれから送るメールの新規作成ができます。メールの作成はオンライン状態と同じで、「＋作成」アイコンから通常通りタイトルや本文を入力しましょう。

新規メールの作成を行い、オフラインのまま送信しても、当然メールは相手に届きません。この場合、「デバイスがオフラインのためメッセージは後で送信されます」と表示され、次にデバイスがインターネットに接続された時に送信されます。

iPhone版Gmailアプリ（左）とAndroidスマートフォン向けGmailアプリ（右）

イメージ的には、「メールの送信を予約」しておける機能になっているので、オフライン状態でもあまり気にすることなく新規メールを作成すると良いでしょう。

※データは2021年12月上旬時点での編集部調べ。
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文/佐藤文彦