★今日のうんちく 〜縁起物のお餅〜
お餅といえば、縁起の良い物というイメージが強いです。お正月はもちろん、結婚式や年中行事には各地で、餅つきや餅まきなどが行われまていますから。そんなお餅、どういう理由で縁起物なんでしょうか、調べてみました。
お餅とは、昔から神が宿る物として崇められてきたそうなんですが、そこに至る理由まではいくつかあるものの、特にハッキリしたものがありませんでした。1番有力に感じたのは、餅の原料となる米が豊作の年には、皆で収穫した米を餅にして祝ったからという理由。まぁ、豊作の時は神に感謝して〜、という風習から転じて、いつしか餅自体に神が宿るという解釈に変わって行ったんでしょう。
また、この“神宿る食べ物”としてのいわれから、神に供えた後のお餅のお下がりを子供たちに分け与えた際に“御歳魂(おとしだま)”と言われ、これが現在のお年玉の起源だという説もあるようです。…と言う事は、昔の子供たちのお年玉、ただのお餅だったんですね〜。こんなにテンションの上がらないお年玉は無いですよね。
現代の子供たちにお年玉として、ただのお餅をあげたらどうなる事でしょう?というか、結果は目に見えてますね。子供に理屈なんて通じません。一瞬で嫌われる。ただそれだけです。DIME世代の皆様はこの正月、立派な大人として子供たちにお年玉あげましたか?お金に対する子供の記憶は根強いですからねぇ〜。まだあげていないと言う方、今からでも遅くは無いかも知れないですよ〜(笑)
文/ 藤田晋也