関西の売主別中古マンション値上がり率ランキング
住まいサーフィンは、売主別中古マンション価格の値上がり率ランキング(2021年関西版)を発表した。
関西1位の阪急阪神不動産は、京阪神の中でも特に人気が高い阪急沿線や、マンションの供給が比較的難しい京都市内などを中心にマンションを供給している。
阪急阪神不動産のマンションブランド「ジオ」は、関西の中で比較的高額なブランドとして認知されているが、更に価格を上昇させたのは、沿線全体の開発による底上げや、地域貢献などのブランドイメージと、購入者の期待を裏切らない品質によるもので、関西圏の値上がり率5年連続1位となった。
2位の三井不動産レジデンシャルは、大手デベロッパーとして幅広いエリアに多くの物件を供給しながらも、各立地に適切なブランドでの提供で、現在の不動産市場においても多くの世帯が購入できる価格でマンションを供給し、関西の値上がり率でも2位となった。
3位の大和ハウス工業は、マンションブランド「プレミスト」を有する総合デベロッパーとして、創業の地である関西地方以外にも幅広くマンションを供給している。「住まう方々にとって資産価値が高いだけでなく、社会・地域にとっても付加価値の高いマンションづくり」をコンセプトに掲げており、「地域全体の付加価値」という総合デベロッパーの強みを生かした物件供給が特徴的だ。
図表:売主別中古マンション値上がり率のランキング(関西圏)
中古値上がり率:新築販売時と中古売り出し時のマンション価格を比較し、価格が上がったか下がったかを%で表現したもので、マンションの資産価値を示している。
2008年以降に竣工した関西圏の新築分譲マンションを対象に各住戸の新築分譲時の価格と、2020年10月から2021年6月までの間に中古マンションとして売り出された価格の値上がり率を算出し、2021年10月迄の経過年数で除算することで年間当たりの値上がり率を算出し、ランキングに。15棟以上のサンプルがあるデベロッパーを対象としている。
構成/ino.