「今は音声メディアアプリがおもしろい!」
ラジオを聴くきっかけとなったのは、2006年にラジオドラマの脚本賞を受賞したことです。当時は録音したラジオをiTunesに入れて聴いていました。中でも印象に残っているのは東日本大震災の頃に放送されたTBSラジオ『爆笑問題カーボーイ』。「買い占めはだめっていうけど、みんな不安だよね。買っちゃうのは仕方ないんだよ」という太田光さんの言葉にジーンときて、今でも消せません。
でも最近は深夜ラジオでもすぐにネットニュースになってしまい、密室感が薄れている気がします。でもラジオアプリはまだその雰囲気が残っていて、中でも「AuDee」の『向井と裏方』がおもしろい。元ラジオの裏方のひとりとして、内容も勉強になります。
小説家
原田ひ香さん
2006年『リトルプリンセス二号』で第34回創作ラジオドラマ脚本懸賞公募最優秀作受賞。2017年には実在する人気ラジオ番組をモチーフにした短編小説集『ラジオ・ガガガ』を発表している。
撮影/喜多剛士
AuDee『向井と裏方』
毎週金曜日18:00更新
プロデューサーやディレクター、放送作家など、AM・FM問わず様々な人気ラジオ番組の〝裏方さん〟が登場。パンサーの向井慧と番組の舞台裏について30分間語るトークバラエティー。
ラジオ、Podcast、オーディオブック、ASMR、DIME最新号の特集は「今、聴くべきラジオと音声コンテンツ」
現在発売中のDIME1月号の特集は「今、聴くべきラジオと音声コンテンツ」。コロナ禍でリスナーが増えているラジオの新しい魅力と楽しみ方、そして、Podcastやオーディオブックをはじめとする様々な音声コンテンツの活用術を余すところなくお届けします。
今回の特集では、人気ラジオ番組のパーソナリティを務めるリリー・フランキー、爆笑問題、尾崎世界観、浦沢直樹、高田純次、小山薫堂、宇賀なつみ、蛙亭が登場。さらに、ニッポン放送「オールナイトニッポン」やTBSラジオ「伊集院光とらじおと」など超人気番組の制作の裏側を徹底取材。
さらに、仕事に役立つ、脳に効く、Podcast、オーディオブック、音声SNS、ASMRなどの音声コンテンツを一挙に紹介します!
Amazonで購入する
https://www.amazon.co.jp/dp/B09KN815JP
取材・文/編集部