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環境に優しく、機能性も抜群!サステイナブルな素材で作られたお洒落なビジネスバッグが増加

2021.11.25

サステナブルな素材で作られたビジネスにふさわしい、ビジネスリュックとトートバッグが今年、新登場した。どちらも環境に優しいだけでなく、その機能性も高い。どんなサステナブル性を持っているのか、その背景や優れた機能とは?

「SALZEN」のビジネスリュック「SAVVY」

ドイツ発ブランド「SALZEN(サルゼン)」のビジネスリュック「SAVVY(サヴィー)」は、今年4月に日本に上陸してから、ストラップが他にはないと話題になっているアイテムだ。

「SAVVY(Phantom Black)」27,500円(税込)

素材はナイロンとポリエステルを使用しており、サイズはH47×W29×D14cm。カラーはBlack、Blue、Brown、Olive、Ash Greyの5色展開で、重さは845g。

その「超柔軟スーツストラップ」は、肩へのフィット感がすごい。他社製品は、ストラップの部分にクッションを詰め込むことで肩に負荷がかからないようにしているが、SAVVYは体のラインに沿って作られているので、肩に対してバッグの重さが分散され、軽く感じるという。シャツやブラウスにしわが残りにくいのも特徴だ。

●ブランド「SALZEN」について

2017年にドイツでスタートしたSALZENは、人間工学に基づいた企画・開発により、生活をより豊かにするような商品開発を目指しているブランドだ。

「ミニマル、高機能、高品質、フェア」の4つの原則に基づいたクリエイションで、バッグのデザインや品質はもちろん、生産背景にも配慮し、絶えず試行錯誤を繰り返しながら、よりよい商品をつくるべく挑戦を続けている。

「SALZEN」とは「塩を加える」という意味。人々が最も重要なことに集中できるようにすることで、人間としての経験を豊かにすることができるという。SALZENのバックパックには、人生の伴侶として、見た目だけでなく、人の生活を支えていく存在になりたい、という思いが込められている。

●「SAVVY」はミニマルでシンプルなビジネスリュック

 

その中でも、ビジネスリュックのSAVVYは、見た目も機能もビジネス向けの通勤バッグとして適している。SAVVYは、SALZENがこれまで作ってきたバックパックで最もミニマルなデザインであり、常に外出している人や、明日の創造を恐れない人のためにデザインされているという。SAVVYをデザインするにあたり、機能性や美しさに妥協はしていない。開けてみると、一目ですべてがわかるようになっているという。賢者がかつて言ったように、「シンプルさこそが究極の洗練である」という考えに基づいている。

●100%PETボトルからリサイクルされた生地を使用

そしてSAVVYは、サステナブルな製品でもある。

SAVVYを取り扱うウエニ貿易の担当者は、次のように述べる。

「リモートワークが主流の昨今、自ずと、荷物が増え、バッグが重くなり、リュックの場合は肩に負荷がかかるユーザーは増えたのではないでしょうか。そんなリモートワークにピッタリなのが人間工学に基づき、オフィス周りの荷物をコンパクトに持ち運べる、SALZENのPET再生バッグパックです。
Knght BlueカラーとAsh Greyカラーの生地は、100%ペットボトルからリサイクルされた生地を使用し、国際的な認証機関のブルーサイン認証を取得しています。1つにつき、平均22本の500mlペットボトルがリサイクルされています。

それ以外のカラーは、バックパックの裏の生地がペットボトルリサイクルされています」

人間工学に基づいて作られたバックパックであるため、使いやすい機能が豊富だという。

先に紹介した重さを分散してくれるスーツストラップのほか、最大16インチまでのPCが収納できるスリーブ、底部背中側のシークレットポケット、充電ケーブルや傘にちょうどいい収納ポケットを有する。また、大きく開くメイン室は、ファスナーが斜めに開くのでひらきやすいのも特徴だ。

SAVVYはどんな人におすすめだろうか。担当者は次のように述べる。

「ビジネスマン、建築家、エージェンシー、コワーカー、フリーランサーなどのクリエイティブな方、テックファン、銀行員、学生、大学院生、教師など、日中に少しの物を持ち歩く必要のあるほとんどの方におすすめです。特にノートパソコンを持ち歩く方に適しています。

SALZENのバッグパックは、人々のさまざまなライフスタイルに適応して活用いただけるように、フォーマルですっきりしたラインのデザイン。ビジネススタイル、オフィスカジュアル、フリーランス、クリエイター、スポーツマンなど、さまざまな職種に対してカバンを持ってもらえるよう、主張しすぎないデザインや控えめな色使いがされています。落ち着いた色合いで、レディースリュックとしても持てるデザインだと思います。

仕事や人生のパートナーとしてライフスタイルが少しでも豊かになるようなバックパックになってくれたらうれしいです。

また超柔軟ストラップにより、肩への負担が軽減されるので、テレワークなどによるバックパック疲れを感じているビジネスマンの方や、肩を気にするアスリートの方などには特におすすめです」

購入は、ブランド公式ネットショップで可能であるほか、実際に商品を試せるポップアップストアが、2021年11月24日(水)から12月7日(火)まで伊勢丹新宿店 メンズ館地下1階 バッグ&ラゲッジで開催される。ぜひ試してみよう。

「asoboze」の「B4S」のトートバッグ

日本企業サイバールによるブランド「asoboze(アソボーゼ)」の環境に配慮した素材で作ったビジネスバッグシリーズ「B4S(Business for Sustainability)」に今年10月、トートタイプが新しく加わった。ブリーフケース・ビジネスリュックに続く展開となる。

asoboze「B4S totebag(トートバッグ)」23,500円(税込)

素材はコーデュラエコナイロンで、サイズは約300×420×90mm、重量は約760g。収納サイズはA4サイズまで。

大容量に加えて、便利な小物ポケットも備えている。メイン素材には工場から回収された製造廃棄物を再生して作られた「CORDURA(R)ECO」を使用しており、撥水性・強度に優れているほか、軽量さも実現している。

●ブランド「asoboze」について

asobozeは、ブランドコンセプトに「アップデートしてみる?」を持つブランド。「チェンジ」ではなく「アップデート」が必要だとし、まったく新しい自分に生まれ変わるのではなく、バージョンを少しだけ上げること、つまり過去を否定せず、今を認めて、さらに更新していくことを勧める。バッグ作りを通して「自分らしくアップデートできる日々」を顧客と一緒に作っていくスタンスだ。

●サステナビリティに配慮したバッグシリーズ「B4S」

B4Sシリーズは、サステナビリティに配慮したバッグシリーズだ。2021年8月にビジネスリュックとブリーフケースをリリースした。

「B4S backpack(ビジネスリュック)」24,500円(税込)

「B4S briefcase(ブリーフケース)」23,500円(税込)

B4Sは「持続可能な社会を作るためのカギとなるにもかかわらず、今まで無視され続けてきた、スーツ姿で働くビジネスパーソンのためのバッグシリーズ」だという。

全バッグの素材はリサイクルナイロンを100%使用した「CORDURA(R)ECO」というエコな素材で、一部のファスナーにはテープに再生材を使用して環境に配慮した「NATULON(R)」が使われている。

B4Sシリーズの開発経緯について、このシリーズの開発に携わったサイバール株式会社の亀井周斗氏は次のように話す。

「Google検索では、『ビジネスバッグ サステナブル』や『ビジネスバッグ リサイクル素材』といったキーワードではほとんど検索されていないことが分かっています。通勤電車などで、胸にSDGsバッジを付けている方をよく見かけますが、自分が持つバッグは別なのか?と疑問に思っていました。
でも、確かにサステナブルなバッグは、ほとんどがカジュアル路線だったり、クセが強過ぎたりで、私自身もオシャレではないので、そんな私が持ち歩いても浮かなさそうな、もっと『普通の』環境に優しいビジネスバッグがあれば良いのに…という思いから開発をスタートさせました」

しかし、コロナ禍もあり、困難な状況の中での制作だったという。

「ナイロン素材のビジネスバッグはたくさん出回っているので、リサイクルナイロンを使用しているCORDURA(R)ECOならビジネスバッグに使えるのではないかと思い、メーカーさんに相談したところ、あまり良い顔はされませんでした。この素材は薄いので縫製時にシワになってしまうということで、不良品率が高くなりそうという懸念があったのかもしれません。

もともとコスパの良い外国産のバッグに押されていたところに、コロナ禍が来てしまって売上が低迷してしまい、本当に大変な状況だったのですが、それでもあきらめずに頑張ってくれた職人さんのおかげで、新しい、サステナブルな素材でバッグを作ることができました。

このシリーズを国内で生産しているのは、荷物の輸送時の環境負荷を減らし、また日本の職人の雇用を守るためという理由がありましたが、それだけでなく、できあがった製品のクオリティという点でも、国内生産を選択してよかったと満足しています」

●シリーズに「トートバッグ」が新登場

そして10月、B4Sにトートバッグが加わった。

トートタイプを発売しようと思ったきっかけと経緯を亀井氏は次のように述べる。

「SDGsには『誰も置き去りにしない』という理念が込められているように、このB4Sシリーズも『サステナブルなバッグ自体は増えてきたのに、スーツ姿で持ち歩くには個性的すぎる物ばかりで、ビジネスパーソンが置き去りにされている』という課題から生まれました。それを踏まえて、もう一度街に出ると、男女問わずトートタイプのバッグで街を歩いているビジネスパーソンらしき人々がたくさんいることに気付きました。B4Sが『サステナブル』を謳う以上は、トートタイプのバッグが絶対に必要だと思いました。

特に女性からは、他ブランドでもリュックやブリーフケースよりもトートバッグのほうが人気が高いので、ジェンダー平等という視点からもトートタイプはとても重要な役割を担っていると思います」

シンプルで持ちやすい見た目と共に、大容量でさまざまな職種にも利用できそうだ。購入は公式ネットショップや、各ネットショップで可能だ。

環境に配慮したビジネスリュックとしても使えるバッグパックと、ビジネス向けトートバッグを紹介してきた。どちらもサステナブルなだけでなく、機能性もある、優れたアイテムといえそうだ。

【参考】
SALZEN「SAVVY」
asoboze「B4S(Business for Sustainability)トートバック」

取材・文/石原亜香利

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