本物はどっち?リアルすぎる色鉛筆画に困惑の声続出
突然ですが、トリックアートを見たことはありますか?
平面に描かれているのに立体的に見える騙し絵などは、トリックアートのひとつです。
今回は、そんなトリックアートのように騙される人が続出したツイートをご紹介。色鉛筆で描かれたリアルすぎる「ある物」のイラストがこちらです!
どっちが本物?
ツイッターで物議をかもしたのは、こちらの2つのポテトチップスの画像。
ただのうすしお味のポテトチップスにしか見えませんが、実は片方が本物のポテチの写真で、片方は平面の絵に描かれたポテチなのです。
「え???」
と一瞬脳がおかしくなってしまった人、ご安心ください(笑)
この投稿をツイッターで見かけた多くの人は同じ反応で「どっち?」「マジでわかんない」「3次元じゃん」と困惑していたのでした。
さて、正解は…
左が本物のポテチの写真です!サインのある右の方は、色鉛筆で描かれたポテチのイラストでした。
そう言われて改めて見てみても、立体的なポテチの袋にしか見えないのが恐ろしい…
多くの人の目をくぎ付けにしてしまった、本物そっくりなポテトチップスの色鉛筆画でした。
リアルさを追求して
イラストの作者はARIA(@aririria_art)さん。独学で色鉛筆画をはじめ、現在ツイッターフォロワー数4.7万人という人気のアーティストです。
ARIAさんのイラストはとにかく本物のような質感と立体感が見事で、言われないと色鉛筆で描いたものだとは到底思えないものばかり。
ポテトチップス以外にもペットボトル飲料や硬貨など、日常に溶け込んでいる物たちをアートとして表現しています。
まさにトリックアートのようですね。
瓶に滴る水滴や影の色味まで緻密に再現されているこちらのコーラは、ツイッターで18万件以上のいいねを獲得し話題をさらいました。
多くの作品が注目されているARIAさんに、色鉛筆画をはじめられたきっかけについて尋ねてみると、こんなお答えが。
「私は5年前から絵を描き始めたのですが、きっかけはYouTubeで見かけたリアルな絵を描く海外のアーティストの方でした。」
その方に憧れ、その頃からリアルな絵を描きはじめたというARIAさん。SNSなどを使って絵の上手な方にアドバイスをいただきながら、独学で2~3年でここまで上達することができたのだそう。
「イラストは遠近手法を利用して描いてます。まず、ポテチの実物を角度を傾けて約50枚程度撮影します。その中から自分がこれだと思ったベストショットを1枚選び抜き、アプリを使って写真を長く引き伸ばします。(※引き伸ばす理由は、傾けて撮影した際に浮かび上がって見えるからなのだそう)
それをもとに構図を計算しながら色鉛筆で描いていき、最後は遠近法を使って立体的に見せます。」
と、立体イラストの描き方ついても語ってくれました。
ARIAさんが描くトリックアートのような作品の数々から、今後も目が離せないのでした。
■イラスト提供 ARIAさん
25歳/色鉛筆画家。独学で色鉛筆歴5年/立体絵のプロ目指してます。
■ツイッター https://twitter.com/aririria_art/media
■インスタグラム https://instagram.com/aririria_art/
文/黒岩ヨシコ
編集/inox.