年末までに済ませたい用事がある人の中には、仕事納めがいつになるのか気になっている人もいるでしょう。業種ごとの仕事納めを把握しておけば、直前になって慌てずに済みます。行政機関・金融機関・病院の年末年始をチェックしておきましょう。
2021年の仕事納め・仕事始めはいつ?
2021年の仕事納めと2022年の仕事始めは、それぞれいつになっているのでしょうか。直前になって慌てることのないよう、正確な日にちを確認しておきましょう。
12月28日が仕事納め、1月4日が仕事始め
『仕事納め』とは、1年間の仕事を締めくくることです。毎年12月28日が、一般的な仕事納めの日となっています。
一方、1年間の業務を開始することが『仕事始め』です。仕事始めの日は、基本的に毎年1月4日となります。
仕事納めと仕事始めが土日にあたる年は、年末年始の休日期間が長くなるように日にちをずらすのが基本です。
2021年の仕事納めは12月28日(火)、2022年の仕事始めは1月4日(火)となっています。年末年始の休日期間は、12月29日(水)~1月3日(月)の6日間です。
「仕事納め」と「御用納め」の違いは?
仕事納めと似た言葉に『御用納め』があります。御用納めとはその年最後の仕事を終えることであり、言葉の意味は仕事納めと全く同じです。
江戸時代に『仕事』を『御用』と呼んでいたことが、言葉の由来となっています。御用納めは、主に官公庁や宮中などの公的機関で用いられる言葉です。
民間企業では、基本的に御用納めではなく仕事納めを使います。ただし、旅行業や飲食業など年末年始も営業していることが多い業種では、企業としての仕事納めは難しいでしょう。
行政・金融機関、病院の仕事納め・仕事始め
代表的な業種の仕事納めと仕事始めを紹介します。年末年始の予定を組む際の参考にしましょう。
行政機関(役所・ハローワークなど)
行政機関における年末年始の休日は、『行政機関の休日に関する法律』により毎年12月29日~1月3日と定められています。仕事納めと仕事始めも、土日と重ならなければそれぞれ12月28日と1月4日です。
年末年始休みが法律により定められている人には、行政機関を含む官公庁で働く人や、国家公務員・地方公務員などが該当します。公的機関なら12月29日~1月3日が休みになると考えてよいでしょう。
年末に役所やハローワークへ行っておきたい人は、仕事納めが12月28日となっていることに気を付けましょう。2021年は12月25日と26日が土日であることにも注意が必要です。
金融機関(銀行窓口・ATMなど)
銀行窓口の年末年始休みは、『銀行法』で毎年12月31日~1月3日と決められています。2021年の仕事納めは12月30日(木)、2022年の仕事始めは1月4日(火)です。
ただし、ATMは多くの銀行で年末年始も利用できます。コンビニエンスストアに設置されているATMなら、銀行によっては24時間利用可能です。
年末年始にATMを利用する場合は、手数料がかかることが多い点に注意が必要です。ATMの稼働時間や手数料は銀行ごとに異なるため、事前に公式サイトで確認しておきましょう。
病院
病院の一般的な仕事納めと仕事始めは、それぞれ12月28日・1月4日です。基本的には官公庁や一般企業と変わりません。
夜間や休日に急患を受け入れている医療機関では、年末年始も休日扱いとなるため病気やけがを診てもらえます。万が一の際にすぐ動けるよう、最寄りの救急センターをチェックしておきましょう。
訪問介護に関しては、施設ごとに年末年始の対応が異なります。毎日の介護が欠かせない家族がいる場合は、利用中の施設に年末年始の過ごし方を相談する必要があるでしょう。
年末年始を快適に過ごすポイント
余裕のない年末年始になってしまうと、心身ともにリフレッシュできない恐れがあります。連休を気持ちよく過ごすためにも、以下のポイントを押さえておきましょう。
年末年始に向けたチェックリストを作成する
年末年始の時期を快適に過ごすためには、事前にチェックリストを作成しておくのがおすすめです。やるべきことを洗い出して日時を決めれば、安心して休暇に入れます。
チェックリストを作成する際は、やるべきことに優先順位を付けるのがポイントです。優先度の低いものを年明けに回すことで、休暇までの時間を無理なく過ごせるでしょう。
年末年始の直前に予定を入れ過ぎると、場所によっては混雑するため余計な時間がかかりやすくなります。できるだけ早めに用事を済ませておくことも大切です。
大掃除は少しずつ終わらせておく
年末に自宅の大掃除を予定している場合は、できる範囲で少しずつ掃除を終わらせておきましょう。最後に行う掃除の量を減らせる分、ゆっくりと休暇を過ごすことが可能です。
年末に掃除をためこんでしまうと、疲れたり時間がなくなったりして、最後まで掃除を済ませられないかもしれません。
大掃除の計画を前もって立てておけば、余裕を持って少しずつ掃除を進められます。普段掃除ができない部分も隅々までしっかりときれいにし、気持ちよく年末年始を迎えましょう。
構成/編集部