ドコモ、au、ソフトバンクに次ぐ第4の携帯キャリアとして注目される楽天モバイル。2021年4月からは新料金プランの「Rakuten UN-LIMIT VI」もスタートし、月のデータ使用量1GBまで月額0円という割安な料金体系が人気を集めている。サービス開始から間もない楽天モバイルのプランだが、「iPhone 8」や「iPhone 8 plus」といった、旧型ながらも愛用者の多いiPhoneシリーズへの対応状況が気になる人も多いだろう。
本記事では、楽天モバイルのiPhone 8への対応状況と、乗り換える際の手順や注意点、iPhoneユーザーにおすすめのキャンペーンについて解説する。
楽天モバイルとiPhone 8の相性は?
楽天モバイルは、iPhone 8/iPhone 8 plusをはじめとしたすべてのiPhoneシリーズに対応している。具体的には、iPhone 6s以降であれば、最新バージョンのOS(iOS14.4以降)にアップデートし、「キャリア設定アップデート」を行うことで楽天モバイルでの利用が可能だ。
まずはOSのバージョン確認&アップデートを済ませよう
楽天モバイルに乗り換えるためには、最初にiPhone 8のOSが最新のものになっているかを確認する必要がある。iPhoneの「設定」>「一般」>「ソフトウェア・アップデート」で確認すると、OSが最新版ではない場合は最新版のダウンロード・インストールが案内される。「ダウンロードしてインストール」をタップすれば作業は完了だ。
一方、キャリア設定アップデートは、楽天モバイルの乗り換え前であれば、乗り換え手続きの終盤(MNP転入やSIMカードの差し替えなどが終わった段階)で行うことになる。
申し込み前にチェック!iPhone 8ユーザーが知っておきたい楽天モバイルの注意点
iPhone 8を楽天モバイルで利用する場合、いくつか注意しておきたい点がある。
・nanoSIM(SIMカード)しか利用できない
・5Gには未対応
・利用できるのは楽天回線エリアのみ(パートナー回線エリアは通信速度最大1Mbps)
iPhone 8は、eSIM(スマートフォン本体にSIM機能が組み込まれていること)には対応していない。乗り換えや新規契約の場合は、楽天モバイルにnanoSIMを申込み、郵送されてきたSIMカードを挿入して利用する。5Gにも非対応のため4Gで利用することになる点も覚えておこう。
なお、楽天モバイルは、自社通信網の「楽天回線エリア」とau基地局にローミング接続する「パートナー回線エリア」(上限5GB)を提供している。iPhone 8は、このうち楽天回線エリアでのみ利用可能だ。パートナー回線エリア内でも最大1Mbpsの通信速度は出るが、通信効率は大幅に落ちる(テキストデータの送受信などは可能)ので注意しよう。楽天回線とパートナー回線の切り替えは自動で行われないため、機内モードのON/OFFや本体の再起動などの操作で切り替える必要がある。
iPhone 8を楽天モバイルに乗り換える際の手順は?
iPhone 8を楽天モバイルに乗り換える場合、現在の携帯電話番号そのままで乗り換える方法(MNP)と、SIMフリーのiPhone 8を購入して楽天モバイルに新規契約する(新しい携帯電話番号を取得する)方法の2種類がある。
他キャリアで使用しているiPhone 8をMNPで乗り換える場合
1.対応機種を確認
2.楽天モバイルの申し込み準備
・SIMロック解除を申し込む
・MNP予約番号を取得する ※SIMロック解除のあと
3.楽天モバイルに申し込む
SIMタイプは「nanoSIM」を選択。本人確認方法は以下の3種類から選ぶ。
・AIかんたん本人確認(eKYC)
・書類画像をアップロード
・受け取り時に自宅で本人確認
電話番号は「他社から乗り換え(MNP)」を選択し、現在の電話番号とMNP予約番号を入力する。
4.SIMカードが届いたらiPhone 8に挿入し、開通手続きと初期設定を行う
ドコモ、au、ソフトバンクなど他の携帯電話会社でiPhone 8を使用している場合は、楽天モバイルに申し込む前にSIMロック解除をしておく必要がある。その後、現在のキャリアにMNPの転出を伝えて「MNP予約番号」を取得しよう。MNP予約番号には15日間の有効期限がある。楽天モバイルのSIMカードが手元に到着するまでは数日かかるため、取得後は速やかに申し込み手続きに入ろう。
SIMカードが届いたら公式サイトの案内に従って開通と初期設定を行う。iPhone 8本体を設定したあとは「my 楽天モバイル」でMNPの転入手続き後、Wi-FiをOFFにして楽天回線の接続を確認すれば完了。接続時に「キャリア設定アップデート」のポップアップが表示されたら必ずアップデートしよう。
SIMフリーのiPhone 8を楽天モバイルで新規契約する場合
1.対応機種を確認
2.楽天モバイルの申し込み準備
・SIMフリーのiPhone 8を用意する ※SIMロック解除、MNP転出手続きは不要
3.楽天モバイルに申し込む
SIMタイプは「nanoSIM」を選択。本人確認方法は以下の3種類から選ぶ。
・AIかんたん本人確認(eKYC)
・書類画像をアップロード
・受け取り時に自宅で本人確認
電話番号は「選べる電話番号サービス(1,100円)」または「新規電話番号を取得」を選択し、希望する電話番号(下4桁)の入力・検索・選択などを行う。
4.SIMカードが届いたらiPhone 8に挿入し、開通手続きと初期設定を行う
SIMフリーのiPhone 8を購入するなどして楽天モバイルで新規契約する場合は、SIMロック解除は必要ない。MNPの転出も不要だ。申し込み画面で「選べる電話番号サービス(1,100円)」を選べば、希望する下4桁の番号を指定して取得可能な番号を検索できる。
「新規電話番号を取得」の場合は、いくつか表示される候補の中から好みの番号を選ぼう。SIMカードが届いたら公式サイトの案内に従って開通と初期設定を行う。新規契約の場合、MNPの転入手続きは不要だ。
SIMカードをiPhone 8に挿入し、本体が設定できたらWi-FiをOFFにして楽天回線の接続を確認しよう。接続時に「キャリア設定アップデート」のポップアップが表示された場合は必ず行う。表示されなかった場合は、ホーム画面より「設定」>「一般」>「情報」の順に進めばポップアップが出るので「アップデート」を選択しよう。
iPhoneユーザーは必見!20,000円相当の楽天スーパーポイントをプレゼント
*楽天モバイル公式サイト(https://network.mobile.rakuten.co.jp/campaign/iphone/?l-id=campaign_campaign_iphone)より
楽天モバイルは他社からの乗り換え(MNP)キャンペーンが充実しているキャリアの一つだ。iPhoneユーザー向けには、20,000円相当の楽天スーパーポイントがもらえるキャンペーンを実施中。達成条件をチェックしよう。
楽天スーパーポイント20,000ポイントプレゼントの達成条件は?
1.楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT VI」プランに初めて申し込む(5,000円相当獲得)
2.MNPを利用し、申込みの翌月末日の23:59までに開通手続きを行う
3.2.の開通手続き後、翌月末日23:59までに「Rakuten Link」を利用して10秒以上の通話をする(15,000円相当獲得)
ポイントを獲得するには、先述した乗り換え手順で楽天モバイルの開通手続きを行ったあと、期限内に「Rakuten Link」アプリを利用して10秒以上の通話をすることが条件だ。無事条件を達成すれば、翌々月末日頃に楽天スーパーポイント(期間限定ポイント)が付与される。
あわせてチェック!楽天モバイルの3ヶ月間無料キャンペーン
もう一つチェックしたいのが、楽天モバイルの3ヶ月無料キャンペーン。月額3,278円のプラン料金が契約後の3ヶ月間無料となる。プラン料金以外の通話料やオプション料金は別途発生するものの、データ容量が無料で使い放題となる点は嬉しい。楽天モバイルが気になっている人は、上記二つのキャンペーンを上手に活用しよう。
文/oki