年に1度あるAndroid OSの大型アップデート、2021年は「Android 12」がリリースされ、執筆時点(2021年11月初旬)では、グーグルが手掛けるスマートフォン「Pixel」シリーズにインストール可能となっています。
今後多くのAndroidスマートフォンにてインストールできるようになるAndroid 12。では、具体的な最新機能や端末ごとのアップデート時期を確認していきましょう。
Android 12のアップデート開始日はドコモ/au/ソフトバンク/楽天モバイルのHPやメーカー公式HPを確認!
先にも触れた通り、執筆時点でAndroid 12をインストールできる製品は「Google Pixel」シリーズのスマートフォンのみとなっており、そのほかの端末については、順次アップデートが配信されていく予定です。
なお、すべてのAndroidスマートフォンにAndroid 12がインストールできるようになるわけではなく、ここ数年以内に発売されたモデルが主な対応製品となります。下記URLでは、ドコモ/楽天モバイルから発売されたスマートフォンのうち、Android 12にアップデートできる製品の一覧が確認できます。
【参照】ドコモ Android 12へのバージョンアップ提供製品について
【参照】楽天モバイル Android 12へのバージョンアップ提供製品について
au/ソフトバンクから発売されたスマートフォンのアップデート情報一覧は公表されていません。Android 11以前を見ると、アップデートが配信されたタイミングで、リリースが出ているので、今回も同様の形になると考えられます。
SIMフリースマートフォンとして家電量販店やECサイトからスマートフォンを購入した場合は、メーカーのHPにアップデート情報が記載される場合もあるので、そちらを確認すると良いでしょう。
Android 12ではデザインが大きく変更! 「Material You」で個性を出せる!?
Android 12では、「Material You」という新しいデザインテーマが採用されており、全体的なデザインが大きく変更になっています。
具体的には、コントロールパネルのデザインを刷新。より各項目が見やすいように大きくなり、パネルが丸みを帯びたデザインに変更されています。また、基本のフォントやメニュー、ウィジェットの色を自分好みに設定できるようになります。
また、ロック画面の時刻表示も大きくなり、サッと時間を確認したい時に便利になりました。
Android 12では縦に長いスクリーンショットの撮影が可能に!
ディスプレイに表示している画面をそのまま写真として保存するスクリーンショット機能は、「キャプチャ範囲を拡大」という機能を使うことで、縦幅をより広く撮影することができます。
使用方法は簡単で、通常のスクリーンショット撮影後に、下部に出る「キャプチャ範囲を拡大」をクリック。任意の範囲を選択し、左上の「保存」をタップするのみです。
写真として残す範囲を自由に調節できるようになったことで、何度もスクリーンショットを撮影するといった手間が省けるようになるかもしれません。
状況に応じて使い分けられる「片手モード」などがAndroid 12で追加!
スマートフォンを扱う状況や、利用するコンテンツに応じて便利な機能がAndroid 12には追加されています。
「片手モード」はその名の通り、表示するコンテンツを画面下部に“ずらす”ことで、片手での操作ではタッチしにくい画面上部にも指を届きやすくさせる機能。近年は6.5インチを超える大画面のスマートフォンが多く、片手で画面全域をタッチすることが難しいシーンもよくあることを考慮し、追加された機能でしょう。
ゲームをプレイする際に便利なのが、アプリゲームプレイ中に、重要な人物・アプリ以外からの通知を制限する機能。特にオンラインゲームなどをプレイする際には、通知で画面の一部が隠れてしまい、ストレスに感じるシーンもあるので、頻繁にゲームをするユーザーに嬉しい機能です。
また、ゲームプレイ時には「ゲームダッシュボード」にアクセスできるようになっており、ここから通知のオン/オフ切り替えや画面録画といった操作が行えるようになっています。
もう一つ便利なのが、「クイックタップ」という機能で、スマートフォン本体の背面をダブルタップすることで、「スクリーンショット」や「デジタルアシスタントの起動」、「メディアを再生または一時停止」といった、任意の動作を行える機能です。
クイックタップには、指定したアプリを開くように設定することも可能なので、決済アプリなどを設定することで、レジの前でアプリを探す手間が省けるかもしれません。
※データは2021年11月上旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
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文/佐藤文彦