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SUBARUがトヨタと共同開発したグローバル向け電気自動車「SOLTERRA」を公開

2021.11.14

SUBARUは、11月11日に、新型BEV(電気自動車)「SOLTERRA(ソルテラ)」を世界初公開した。

SUBARUが初めてグローバルに展開するBEVとして「ソルテラ」を開発するにあたって目指したのは、今後同社が生み出すBEVの礎として、今、BEVに求められるさまざまな期待を上回り、安心して選んでもらえる実用性を持ったクルマをつくること。同時に、同社のSUVとして、SUBARU車に乗り慣れたオーナーにも「これは紛れもなくSUBARUだ」と感じてもらえるクルマであることだという。

「ソルテラ」は、BEVならではの新しい価値や、SUBARUが長年にわたって大切に培ってきた「安心と愉しさ」という同社ならではの価値を詰め込むことで、地球環境に配慮しながらも、これまでの同社のSUVラインナップと同様に安心して使えるクルマになっている。

この「ソルテラ」は、「笑顔をつくる会社」をありたい姿に掲げるSUBARUが、地球温暖化や気候変動という課題に向き合い、将来に渡って笑顔をつくり続けていくための、重要な一歩を担うことになる。

そして、2019年9月に新たな業務資本提携を結んだトヨタとSUBARUが、「もっといいクルマつくろう」を合言葉に、互いに強みとする技術や知見を持ち寄り、両社のエンジニアが切磋琢磨しながら共同開発したクルマ。

新型BEV「ソルテラ」は、2022年年央までに日本、米国・カナダ、欧州、中国等に導入を開始する予定。

「ソルテラ」の車両概要は、以下の通り。

エクステリア・インテリア

エクステリアは、シームレスな造形のヘキサゴングリルでBEVらしいエネルギー効率の良さを表現。そのグリルから始まる水平軸が通ったボディ、そして内側から張り出したダイナミックなフェンダーが、SUVらしい力強さを主張している。

なた、インテリアは、高さを抑えたインパネ造形と、ステアリングホイールの上から見るインパネ上部に配置したトップマウントメーター(SUBARU初採用)で、開放的な空間を実現している。

e-SUBARU Global Platform

これまで高い評価を得ているSubaru Global Platformで培った知見を活かし、BEV専用プラットフォームとしてトヨタとe-Subaru Global Platformを共同開発した。e-Subaru Global Platformは、操縦安定性が高く、ドライバーのステアリング操作に対してリニアに反応する、SUBARUらしい動的質感の高い走りを実現する。

また、BEVならではの構造として、車体下部に大容量バッテリーを搭載し、そのバッテリーを骨格の一部としても活用することで、低い重心高と、高いボディ強度・剛性を実現している。

走行性能・AWD(全輪駆動)システム

BEVならではのAWDシステムとして、前輪と後輪をそれぞれ別のモーターで駆動する新システムを採用した。SUBARUが長年蓄積してきた4つのタイヤを緻密に制御する技術と、モーターだから可能になった高い応答性や自在な前後駆動力配分を活かし、4輪のグリップ力を最大限に使った安心感の高い走りを実現する。

また、従来の同社のSUVモデルと同様に、悪路での安心感を高めるX-MODEを採用した。新たに、悪路でも車両を安定させながら一定速度での走行を可能にするGrip Controlを追加することで、走破性をさらに強化している。

安全性

安全面では、ボディ各部位の骨格形状の工夫や材料強度の最適化により、軽量化と、高い衝突安全性能の両立を実現した。また、万が一の衝突の際は、複数のボディ骨格に荷重をスムーズに伝達する構造で効率的に衝突エネルギーを吸収。乗員を守ることはもちろん、高い安全性が求められるBEV特有の高電圧機器もしっかり保護する。

【主な諸元(日本仕様、社内測定値)】

関連情報:https://www.subaru.jp/solterra/solterra/

構成/土屋嘉久(ADVOX株式会社 代表)

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