マイホームを所有すると、喜びと同時に固定資産税の支払い義務が発生します。
固定資産税をいつ、いくら納税するのか……そちらを知らせる納税通知書が所有者へ届きます。ここでは東京23区を例に、簡単に固定資産税の納税通知書についてご紹介します。
固定資産税の納税通知書はいつ届くの?
都内23区では、毎年6月1日(土日の場合は翌開庁日)に納税通知書を送付します。ただし、届くまで1週間程度かかる場合があります。
【参考】固定資産税の納期はいつですか。
固定資産税の納税通知書が届かない場合はどうするの?
6月1日から1週間以上経っても納税通知書が届かない場合は、以下のようなことが考えられます。
1.送付先が変更されている。
2.固定資産の価格が免税点未満である。
3.家屋の評価が完了していない。
4.名義人が共有として登記されている。
5.1月2日以降に固定資産を取得した。
1.の場合は、都税事務所へ問い合わせてください。
2.と5.の場合は、納税通知書が送付されません。
3.の場合は、評価などに時間がかかり、送付が遅れている可能性があります。しばらく待ってからそれでも届かない場合は、都税事務所へ問い合わせてください。
4.の場合は、登記簿上の筆頭者に送付されることになっています。筆頭者へ確認してください。
固定資産税の納税通知書は送付先が変更できる?
東京23区の場合、区役所などに住民票の変更手続をしても、固定資産税の納税通知書の送付先住所は変更されません。
引越などの理由で固定資産税の納税通知書は送付先を変更したい場合は、土地・家屋・償却資産の所在する区にある都税事務所へ届出しましょう。
【参考】引越したとき|東京都主税局
固定資産税の納税通知書の保管期間はどれくらい
保管期間については、いろいろな見解があります。相続のことなどを配慮すると20年以上保管すべきという意見もあります。
しかも、納税通知書は再発行できません。資産内容が記載された正式な書面である納税通知書は、きちんと保管することをおすすめします。
固定資産税の納税通知書は再発行できるの?
納税通知書は再発行できないですが、金融機関などで納付するための納付書は再発行できます。資産が所在する区にある都税事務所に問い合わせてください。
※データは2021年11中旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※詳しくはお近くの税務署、税事務所、税理士など税のプロに相談して下さい。
文/中馬幹弘