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愛犬とのお出かけを快適にする犬用リュックおすすめ7選

2021.12.04

『犬用リュック』は愛犬との移動に欠かせないアイテムです。肩への負担が少なく、両手が自由になるのがメリットですが、背後が見えない分、脱走やいたずらに注意する必要があります。犬用リュックの選び方のコツとタイプ別おすすめアイテムを紹介します。

犬用リュックとは?

「愛犬と一緒に旅行に行きたい」「避難時の移動をラクにしたい」という人におすすめなのが犬用リュックです。ペットの移動用アイテムにはさまざまな種類がありますが、リュックは飼い主の手が自由になるのが利点です。

リュックタイプの犬用キャリー

犬用リュックとは、リュックタイプの犬用キャリーを指します。『犬用キャリー』は愛犬を移動させる際に使う道具で、カート・バッグ・リュック・クレートなど豊富な種類があります。

リュックの特徴は、飼い主自身が身軽になれることです。両手がフリーになるのに加え、重さが両肩・背面に分散されるため、ハイキングやサイクリングなどのアクティブなシーンにもぴったりでしょう。

また、『緊急時の移動用』として犬用リュックを購入する人も増えています。地震や火事、津波のときは障害物をかき分けて進まなければならない場面も想定され、両手がふさがらないリュックは利便性が高いのです。

犬用リュックを使うメリット

(出典) photo-ac.com

犬用リュックのメリットは、飼い主はもちろん、愛犬にも負担が掛かりにくいことです。加えて、ほかのキャリーバッグよりも移動がスムーズにできるため、愛犬と一緒に行動できる範囲が広がるでしょう。

犬連れで公共交通機関を利用できる

メリットの一つ目は、公共交通機関の移動が可能になることです。JR各社では、3辺の和が120cm以内で、重さ(容器+ペット)が10kg以内であれば、外に出さないことを条件にペットの同乗が認められています。

クレートタイプやカートタイプは、公共交通機関の規定に規格が外れてしまう場合があります。その点、リュックは軽くてコンパクトなので、規定外になることは少ないでしょう。

ただ、混雑した電車内においては、大きなリュックは周囲の人の迷惑になります。背負っていると人にぶつかったことに気付きにくいため、『前抱き』をするなどして周囲に配慮しましょう。

移動中は犬も飼い主も楽ちん

犬用リュックは、ほかのキャリーバッグよりも移動がしやすいのもメリットです。

飼い主は両手がふさがらないため、自転車やバイクでの移動が叶います。重さが肩と背中に分散される分、負荷もそれほど掛からず、中・長距離の移動もラクにできるでしょう。

持ち手を何度も変えたり、地面に引きずったりすることがないリュックは、犬への負担もそれほど大きくないと考えられます。振動防止のクッションや型崩れが少ないものを選べば、負担はさらに軽減されるでしょう。

ペットに特化したリュックは、中から外の様子が見える構造です。通気性もよく、『快適さ』には十分な配慮がなされています。

犬用リュックの選び方

(出典) photo-ac.com

「移動中に愛犬に負担を掛けたくない」と思うのはどの飼い主も同じです。いつ・どこで・どのくらい利用するかを明確にイメージしながら、用途に合ったアイテムを選びましょう。特に、『快適さ』と『安全性』は必ずチェックしたいポイントです。

犬の体にフィットするサイズか確認

犬用リュックを購入する際は、『耐荷重量』や『サイズ』を確認しましょう。サイズは『体の大きさ』と『使用時間』を考慮して選ぶのがポイントです。

短時間の移動であれば、愛犬の体にフィットするサイズで構いませんが、1時間を超えると同じ体勢を保つのがつらくなります。体よりも一回り大きく、中で自由に体勢が変えられるものを選択しましょう。

犬用リュックは、超小型~中型を対象としているものが大半です。『規定の耐荷重量』を超えると、背負っている途中で底が抜けたりショルダー部分が切れたりして、思わぬ事故につながります。

型崩れせず安定感があるか

中・長距離の移動では、型崩れが少なく安定感があるリュックを選ぶ必要があります。

形や大きさにもよりますが、多くは『お座りの状態』でリュックに入ります。素材にある程度の硬さがあり、かつ自立できるものを選んだ方が愛犬へのストレスは少ないでしょう。

また、背中とリュックの間に隙間があると、小走りをするたびに愛犬にも振動が伝わります。背面の厚みやクッション性、カーブといった『体への密着感』は必ずチェックしておきたいところです。

ショルダーベルトのほかに、『チェストベルト』や『ウエストベルト』があれば、安定性はさらに高まります。

必要な機能を備えているか

犬用リュックに求める機能は人によって異なりますが、特に重要なのが『快適さ』と『安全性』です。

  • 通気性
  • 飛び出し防止リード
  • ロック機能付きファスナー

背中と密着するリュックは、クレートやバッグよりも蒸れやすいのがデメリットです。犬用リュックは、一部にメッシュ素材が採用されており、ある程度の通気性は確保できますが、快適さを重視するのであれば、メッシュ部分が多いものを選びましょう。

安全面においては、首輪とリュックが接続できる『飛び出し防止リード』や外側からファスナーにロックができる『ロック機能付きファスナー』が付いているものがおすすめです。

犬用リュックには、『折り畳めるタイプ』や、バッグやキャリーとしても使える『3WAYタイプ』もあります。用途や利用場面に適したものを選びましょう。

素材ごとの特徴もチェック

使用される素材によって、『耐久性』『手入れのしやすさ』『重量』『見た目』などが変わります。

  • オックスフォード
  • メッシュ
  • キャンバス
  • ナイロン
  • EVA樹脂

通気性を重視するのであれば、『オックスフォード』や『メッシュ』が使われているリュックを選びましょう。オックスフォードとは、糸を縦横2本ずつ交互にして織り上げた平織りのことで、タフで通気性が高いのが特徴です。

『ナイロン』は引き裂きや摩擦に強い上、軽量で扱いやすいですが、通気性はそれほどよくありません。『EVA樹脂』は熱可塑性合成樹脂の一種で、『軽い』『柔らかい』『水や汚れに強い』という特徴があります。

犬用リュック利用には注意点も

(出典) photo-ac.com

旅行や災害時に大活躍する犬用リュックですが、いくつかの注意点もあります。特に、『背後が見えない』のはリュックの最大の弱点です。使用時は、脱走やいたずらのリスクを考慮しましょう。

犬の状態を確認しづらい

リュックは、愛犬の状態がすぐに確認できないのがデメリットです。長時間の移動では、暑さや振動、通気性の悪さでぐったりしている可能性もあるため、リュックをこまめに下ろして、愛犬の様子を確認する必要があります。

とりわけ、混雑した電車の中では、リュックを『前抱き』にするのがおすすめです。他人の邪魔になりにくい上、愛犬に不安を与えずに済みます。リュックを背負ったり下ろしたりする際は、衝撃を与えないように注意しましょう。

飛び出してしまう危険性がある

犬用リュックのファスナー仕様は、内側から開かないものが多いですが、何かの拍子で愛犬が飛び出し、脱走してしまう危険性があります。

リュックは背後が見えないため、万が一誰かにロックを外されたり、いたずらでファスナーを緩められたりしてもすぐには気付きません。

犬用リュックを使う場合は、ファスナーロックを掛けるだけでなく、『リード』を付けるなどして、飛び出し防止の対策を徹底する必要があります。『他人に迷惑を掛けない』『犬の安全を確保する』は、飼い主としての当然の義務です。

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