心を揺さぶる「秋と冬の境目」の絶景写真に15万人が感嘆
季節ごとに移り変わる自然を感じることができるのは、春夏秋冬がはっきりとある日本ならでは。
今回ご紹介するのは、そんな日本の四季にまつわる1枚の写真です。
誰もが思わず息をのむ、自然が織りなす絶景をご覧ください。
「今朝は秋と冬の境目が撮れました」
こちらがツイッターで15万人の心を奪った奇跡の1枚。
「秋と冬の境目」のタイトルに相応しく、赤や黄に色付いた山と、ほんのり雪が積もった白い山とのコントラストが見事です。
こんなことって…あるんですね!
まるで魔法のような景色に、「とても綺麗」「スゴイくっきり」「ティンカーベルの世界みたい」と多くの人たちが釘付けになってしまったのでした。
北海道に魅せられて
幻想的な写真の撮影者は、安彦 嘉浩(@yoshihiro_abiko)さん。道内の自然や野生動物を被写体に活動されているフォトグラファーです。
冒頭の写真は多数のメディアで紹介され、「スゲーな」「感動しました」と多くの称賛コメントと共に爆発的に拡散されました。
ご活動を代表する作品となった一方で、お知り合いからは「境目の人だ」といじられてしまったとのだか(笑)
彼のSNSを覗いてみると、季節のうつろいが感じられるような作品が数多く公開されています。
安彦さんは2016年に北海道へ移住し、千歳市にある支笏湖(しこつこ)の広大な自然を目にしたことをきっかけに、写真にのめりこんでいきました。
道内でも特によく行くお気に入りの撮影スポットは、彼の原点ともいえる支笏湖と、美瑛・上富良野エリアだということ。
「支笏湖は家から車で30分と近いので、ライフワークのように足を運んでいます。年に数回、無風の日の早朝に湖の水面が鏡張りになることがあり、その景色は鳥肌が立つほど美しいです。」
「美瑛・上富良野には皆さんが『北海道』と聞いて思い浮かべるであろう景色が広がっています。長い年月をかけて自然と人の営みによって創られ、守られてきた丘と丘とが織りなす景観に魅了されました。」
と、北海道の自然が作る風景の魅力について教えてくれた安彦さん。
道内には他にも多数の絶景スポットが点在していますが、限られた時間の中、各地のスポットを追いかけすぎると自分自身が何者なのかを表現していくのが難しくなると考え、撮影対象はある程度絞るようにしているのだとか。
「四季折々に良さはありますが、平地でも-30℃に到達する厳冬期が待ち遠しいです。日本最北の不凍湖と言われる支笏湖が全面結氷してしまうくらいの寒さを今年は期待しています。」
と、来る冬への意気込みを語ってくれたのでした。
※画像は全て安彦 嘉浩さんのツイッターより引用
■Yoshihiro Abiko / 安彦 嘉浩さん
1989年生まれ。山形県出身。北海道への移住がきっかけで写真に夢中になる。大自然と、自然の中で逞しく生きる野生動物たちを美しい光とともに表現し続ける。
東京カメラ部10選2019/SONY α1
■ツイッター https://twitter.com/yoshihiro_abiko
■インスタグラム https://instagram.com/y.abiko.photography/?hl=ja
■ウェブサイト https://yoshihiroabiko.com
文/黒岩ヨシコ
編集/inox.
DIME1月号の特別付録は旅行、デート、飲み会に便利な「自撮り棒一体型スマホ三脚」、11月16日発売です!
ただ今、オンライン書店で予約受付中!早めにお買い求めください。
Amazon
https://www.amazon.co.jp/dp/B0
セブンネット
https://7net.omni7.jp/detail/1
楽天ブックス
https://books.rakuten.co.jp/rb
文/編集部