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「ロジカル真王」というカードゲームとマンガを作った編集者に聞く月曜日の憂鬱を解消する方法

2021.11.22

◆高橋晋平の憂鬱な月曜日を楽しくする研究会

「ロジカル真王(シンキング)」というゲームとマンガを作った会社員に月曜の憂鬱解消法を聞いてみた

日本には、休日明けの月曜が嫌いな人が多すぎる……。その現状を改善するため、月曜日の憂鬱を減らして一週間を楽しく過ごす方法を連載します。

連載44回目の今回は、小学館コロコロコミック編集部の部員でありながら、自身が考案したカードゲームを自社商品として発売することになった会社員、杉本和希さんに、休み明けの憂鬱を減らすヒントを伺いました。

写真左から、高橋晋平(筆者)、杉本和希さん ※記事内では敬称略

杉本 和希氏 プロフィール
1991年生まれ。小学館コロコロコミック編集部。
「ロジカル真王」は全国の書店で好評発売中
価格:1,400円+税  小学館刊
▼公式サイトはこちら
https://www.pal-shop.jp/corocoro/lp/logicalthinking/top.html

学生時代に考えたゲームがバンダイで商品化された話

高橋:実は僕が株式会社バンダイに勤めていたときに杉本君と知り合って、10年近く友達付き合いさせて頂いておりまして。

杉本:2012年に、晋平さんのSNSにダイレクトメールを送ったんですよね。「僕たちが考えたゲームを商品化したいんです!」みたいな。

高橋:僕、会社員時代はそういう連絡って断っていたんだけど、なぜかこのときだけは個人的に会ったんですよ。それというのも、当時マンガの「バクマン。」にハマってて、その作品にリンクするかのように男子学生2人で自作のゲームを持ち込みに来るっていう熱い連絡だったから、それが後押しした気がする。

杉本:そのときのゲームが「JINTOL(ジントル)」っていう商品名でバンダイさんに発売していただいて、まさに信じられない経験でした。

高橋:なんでそういう高いモチベーションで連絡してきたの?

杉本:3年生だったんですけど、思えば学生時代何もしてないな~って思って、友達とゲームを作ってみたんです。

高橋:新しいものって暇から生まれるよね。

杉本:インターネットで高橋晋平さんという人がsimpei(シンペイ)っていう自作のゲームをバンダイで発売していることを知って、この人だと思って連絡しました。

高橋:僕も最初にゲームを見たときに、ルールは面白いんだけど、バンダイってキャラクター商品がメインだし、難しいかな~と思って一度断ったんだよね。そしたら、「アプリゲームにしたいです!」って食い下がってきたから、アプリゲームを作っている人を紹介したらボッコボコにダメ出しされて(笑)。

杉本:めちゃくちゃ落ち込んだんですよね。その落ち込んだ僕らを見て、晋平さんが「じゃあ会社でプレゼンしてみる。」って言ってくださって。それが決め手でした。今回、自社で自分が考案したゲームという商品を発売する提案をした中で、いろいろな調整が必要だったり、いろいろな方に協力して頂いたりして、あのとき晋平さんがいかにバンダイ社内でいろいろな調整をして下さっていたかがわかって改めて感謝の想いが強まりました。

高橋:あのときのいわゆる非日常的な行動って、学生だからできたのかもしれないけど、今も本業から少しそれたやりたいことを社内で提案するっていうのは凄いことだよね。だけど僕はこういうことを社会人がみんなできたらいいなと思う。目の前の仕事以外のことを考えて挑戦してみることが、人生を楽しく変える可能性って高いよね。

今回の新ゲーム「ロジカル真王(シンキング)」とは?

高橋:とりあえず、「ロジカル真王(シンキング)」が完成したということで、遊びましょう。簡単なルール説明をお願いします。

杉本:はい。2人対戦ゲームなんですが、お互いに「0から9」の10枚のカードを持って、そのうち2枚を隠します。残り8枚を手札にして、それぞれのカードが持つ効果を使いながら相手が隠した2枚の数字が何かを先に当てたら勝ちです。

(より詳しい遊び方は、コロコロチャンネルの記事を参照)

杉本:相手が、「そのカードは3ですか?」というように相手に尋ねて、当たってたら「ロジカル」外れてたら「ノーロジカル」と言います。

高橋:ノーロジカル!? その変な言葉自体、ロジカルじゃないような……。

杉本:「ノーロジカル。」って言うところが一番盛り上がります(笑)。

高橋:このゲームの試作を最初に見せてもらったのが実は1年くらい前で、そのときもらった杉本君の手作りのカードも持ってるんだけど、最初に遊ばせてもらったとき、僕「このゲーム苦手!」って言ったんだよね。

杉本:(笑)

高橋:めちゃくちゃ緊張するんですよ。いつ相手に自分が隠したカードが当てられるかと思うと。なんか、もう心を読まれてる気がしちゃうんですよね。僕、人一倍気が弱いんで「緊張止まんないわ!」って言ってその日はそのまま帰ったんです(笑)。でも、杉本君がやたらと「この前のゲーム持ち帰って遊びましたか?」とか聞いてくるんですよ。で、リモートでこのゲームをどうするかっていう話を何度もしてたんだよね。そうしたらある日、「自分でブラウザゲームを作りました。」って言ってきて!

杉本:Unityを独学して休みの日に作りました。

※CPU対戦で遊べるブラウザゲーム:https://unityroom.com/games/numberz

高橋:で、そのブラウザゲームを遊ばせてもらったら、もうめちゃくちゃ面白かったんですよ。もともと凄まじく良くできたルールだったんですよね。それをCPU対戦でやったら、CPUに心を読まれるって言うことはないから緊張感がなく遊べて、純粋に楽しめて、深夜に何十回も一人でプレイしたんですよ。完全にハマりました。

杉本:ブラウザゲームでルールがわかってから対人戦をやると面白いし、戦い方がわかりますよね。

高橋:結局また負けたわ……このゲーム負けると本当悔しいんですよ!

杉本:そんな風に個人的にブラウザゲームも作ったりしたんですけど、いろいろ考えた末に社内で商品化を提案することにしました。先輩に相談に乗って頂いたり、絵を描いて下さった漫画家さんに協力してもらったりして、話が一歩ずつ進んでいきました。

どうしたら、やりたいことの一歩を踏み出せるのか

(ここから、@DIME編集部の石﨑さんも参加)

高橋:本業が忙しい中でなぜこの情熱が湧いてくるのかというのが知りたい。

杉本:「おもしろきこともなき世をおもしろく、住みなすものは心なりけり」っていう言葉が好きで。自分の力で「おもしろい人生に変えよう」、そして「面白くするのは心次第」っていうことなんですね。そうできるように、意識しています。

高橋:それってめちゃくちゃ難しいと思うんですよ。理屈で考えたら世界なんて心のフィルターを通して見てるわけだから、心をコントロールできたらずっと幸せなんだろうけど、心を完全にコントロールするなんて不可能だよね。どうしても嫌なことは嫌。

杉本:嫌だなって思うことがあることも必然だと思います。嫌なことがあるから、相対的に楽しいことが楽しいと感じられるので。嫌でいいんじゃないかなと。

高橋:僕の仕事なんて、おもちゃやゲーム開発だから、楽しいに決まってるんですよ。本当に恵まれているっているのは頭でわかっているのに、月曜朝になると「今日はトラブルが起きるかもしれない」って漠然と思ってお腹を壊す。不安の正体がわかってないんですよね。

編集石﨑:それって、ノーロジカルじゃないですか?

高橋:ノーロジカル!(笑)

石﨑:月曜の不安の原因かもしれないものを紙に書いたりして、その正体を突き詰めていったら、何もなかった、というのがロジカルシンキングですよね。こんなときはこう対処すればいい、とか。その訓練になるのがこのゲーム「ロジカル真王(シンキング)」ですよ。

杉本:そうですそうです。

高橋:え!? 本当かなあ。なんか小学館の2人に無理矢理このゲームにこじつけられている気が……。

石﨑:月曜の朝は、「ロジカル真王(シンキング)」から始めよう!

高橋:月曜の朝に!?(笑) いや、まあ確かに、同僚とかとこのゲームを朝からやって、緊張感に慣れると、ちょっとしたことに動じなくなる……のか?

杉本:やってください。

高橋:まあ、試してみる価値はあるかもですね。いや、それにしても、やっぱり自社内で、本業と全く関係のないことを提案して実現させちゃうって、すごいことだよね。

石﨑:僕もこの話を聞いたときに、「そういう手があったのか」と思って感銘を受けました。

杉本:僕が今回思ったのは、これは全く新しいことというわけではなくて、「自分にできることだったから、できた」ということなんです。僕の本業はマンガの編集なんですけど、このカードゲームも、言ってみればマンガなんです。紙に絵が描かれた、面白いものを作ったという点では同じだし、結果的にこのゲームのマンガも生まれたので。

(11月15日からマンガ1話を無料公開します → https://corocoro.tameshiyo.me/LT まんが/森多ヒロ)

高橋:なるほど!

杉本:自分にできることしかできないんだな、って思います。

高橋:その話、めっちゃ刺さりました。やっぱり、人生って自分にできることしか選べないんだな、と。自分にできないことで成功している人をうらやんだり、もっと飛躍したいとか思ったりすることもあるけど、自分にできることができていれば充分で、できることで人を手伝ったり、できることの中で面白いことを少しずつ見つけていけばいいのかなと思いました。

杉本:その中で、できないことは人に助けてもらえたらいいんですよね。自分にできないことは人に頼るしかないです。今回のゲーム「ロジカル真王(シンキング)」はそうやって、たくさんの方々のお陰で発売できた商品ですね。

石﨑:おお、その考え方、ロジカルですね。

高橋:石﨑さん、ロジカル連呼しすぎですね(笑)。

【聞き手】
高橋晋平(たかはし しんぺい)
株式会社ウサギ代表取締役、おもちゃクリエーター。悩みや面倒を「遊び化」することを考え、月曜日を楽しくする方法の研究もしている。次にやりたい人生の企画を作るオンラインセミナー「IDEA of LIFE」主宰。近著に『企画のメモ技』(あさ出版)。Twitter : https://twitter.com/simpeiidea

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