新潟県民が選んだ好きなごはんのお供TOP3、3位かぐら南蛮味噌、2位いくら、1位は？

米どころとして有名な新潟県。白米以外には、どんな郷土料理やご飯を引き立たせる絶品のおかずがあるのだろうか？

新潟県では現在、県民から本県の魅力をもっと自信を持って発信・表現してもらえる意識や機運を育てていくことを目的として、新潟（コメジルシ）プロジェクトに取り組んでいる。

このプロジェクトの一環として「新潟コメジルシ総研」と題し100人の県民の声をもとに様々な角度から「期待どおりの新潟県」や「思いもよらない新潟県」を紹介している。今回は「新潟の食文化」をテーマとしたアンケートの調査結果を公開する。

新潟県⺠100⼈に聞いた「新潟の食文化」

⽇本⼀のコメどころ、新潟県⺠は朝⾷に何を⾷べているのだろうか？

結果は、予想どおり8割以上が「⽩⽶」という回答だった。理由として多く上がっていたのは「⽶⾷が当たり前」というもの。⽶⾷が⽂化として県⺠に定着していることを改めて感じる。また、「ご飯だとパワーが出る」、「腹持ちがよい」という回答も⽬⽴った。朝⾷は1⽇の活⼒源、コメを選ぶのは新潟県⺠ならではの必然なのかもしれない。

⼀⽅、パン派の⽅も14%おり、「意外とパン屋さんが多い」、「美味しいパン屋が多い」とのことだ。

さて、そんなお⽶⼤好きな新潟県⺠が選んだコメのおともはいったい何だろうか？

気になる質問だが、最も多かったのは、半数以上の55票を獲得した「塩引鮭」だった。2位の25票は「いくら」で、こちらも鮭。新潟県⺠の鮭好きがはっきりと現れる結果となった。

それ以外では「かぐら南蛮味噌」や「きりざい」などが上がったが、「その他」の回答の中でも「筋⼦」や「サーモンの塩⾟」などが上がっており、鮭は新潟県⺠の⾷⽣活に⽋かせない⾷材と⾔える。

続いては、新潟県⺠が好きな郷⼟料理についての質問だ。1位は、49票を獲得した「のっぺ」だった。「のっぺ」とは、主に正⽉や冠婚葬祭で各家庭で⾷べられてきたとろみのついた煮物で、地域によって⼊っている具が異なるのが特⻑だ。

また、呼び⽅も「こにもん」など様々で、県⺠に広く愛されている郷⼟料理といえそうだ。3位は醤油⾚飯、5位には笹寿司がきており、ここにもコメどころ新潟の県⺠性が⾒受けられる。なお、4位のきりざいは主に⿂沼地⽅、6位のいごねりは主に佐渡で⾷べられている郷⼟料理だ。

新潟県⺠が好きな郷⼟料理、堂々1位の「のっぺ」、そののっぺに⼊っている具について質問したところ、「⾥芋」が84票を獲得し1位となった。理由としては、⾥芋が⽣み出す「とろみ」について⾔及する⽅が多く、⾥芋のとろみがあって成⽴する料理だということが改めてわかる。また、複数の具材をセットで回答する⽅が多く、具材が複数⼊っていることものっぺの重要なポイントと⾔えそうだ。

＜使用データ＞
調査対象　新潟県内在住及び新潟県出⾝者、10代〜60代計100名（有効回答数）
調査期間　2021年7⽉19⽇（⽉）〜8⽉17⽇（⽕） 29⽇間
調査⽅法　インターネットアンケート
回答者属性　下記のとおり

＜調査概要＞
新潟コメジルシ総研は、新潟県に関する様々な疑問について、新潟県⺠100⼈（県外在住の新潟県出⾝者も含む）を対象にアンケート調査を実施した。

出典元：新潟コメジルシ総研

構成／こじへい