車中泊用のクルマとスポットの予約数が激増
コロナ禍の中、密を避けて旅を楽しむ手段として「車中泊」がブームだが、気軽に車中泊ができるようにサポートするサービスが人気となっている。
「カーステイは民家やスーパーの駐車場など、車中泊ができるスポットを紹介するアプリで、300を超えるスポットが登録されています。バンシェアは車中泊ができるキャンピングカーのオーナーとそれを借りたい個人をつなぐシェアサービスです。キャンピングカーのレンタルもありますが、弊社は現在登録車は200台を超え国内で最大級です」(広報・中川生馬さん)
業績が伸びた要因は、コロナ禍の情勢にうまく対応したところにある。
「トヨタのシェアサービス、KINTOとの連携やキャンピングカーをコロナの移動診療所として自治体に貸し出す、さらには三菱地所とコラボし、テレワークスポットとして活用してもらうなど、レジャー以外の〝新しい使い方〟を創出しました。オンオフの需要を満たしたことで、様々なユーザーに役立つものにできました」(中川さん)
高いユーザビリティーで人気のアプリ
車中泊スポットのシェアサービス「カーステイ」。登録された駐車場などを検索・予約・決済・評価ができる使い勝手が受け、予約数が前年同月比で4.6倍に。
〝両者〟のメリットにより登録者激増
バンシェアは借りるユーザーはもちろん、貸す側のオーナーのメリットも大きい。人気車種のオーナーは月額で約10万円の利益を上げる人も。
レジャー以外の利用率が増えて勝ち組へ
レジャー用はもちろん、移動診療室、ワーケーションにも対応できる車種もある。
【繁盛店ヒットの方程式】
クルマだけでなく、車中泊スポットまでカバーする拡大戦略
取材・文/今 雄飛
※本記事内に記載されている商品やサービスの価格は2021年9月30日時点のもので変更になる場合があります。ご了承ください。
DIME12月号の特集は「行列店に学ぶヒットの方程式」
DIME12月号の特別付録は、キャンプ、登山、アウトドア、DIY、自動車の修理、防災グッズなど、いろんな場所で使える便利な「4WAYポータブルランタン」です。付録とは思えないほどのクオリティーで、4WAYという名称の通り、様々な使い方ができるほか、お洒落な迷彩柄のデザインが特徴。