ワクチン接種が世界的に進み、日本国内においては感染者数が減少している。緊急事態宣言も解除され、国内旅行は解禁ムードだ。そうなると、次は海外旅行…となるわけだが、実際のところ、世間の人々は海外旅行についてどのような意識・認識を持っているのだろうか?また、今後行きたい海外旅行先とは。
世界の大手総合旅行ブランドの一つであるエクスペディアはこのほど、日本人1,000名を対象に旅行に関する意識調査を実施した。その結果、日本人が海外旅行を再開する際に各旅行先の対策や感染者数について高い意識を持っていることが明らかになるとともに、行きたい海外旅行先では世代間差が見られた。
なお本調査は、過去5年以内に海外旅行をした20歳~69歳の日本居住者をランダムに抽出しており、ワクチン摂取をした人と未接種の人、両方の回答が含まれる。またワクチン摂取推奨を意図するものではない。
「感染者数の減少」と「ワクチン接種への対応」が海外旅行再開のカギ
「今後海外旅行をする上で、最も行きやすいと感じる状況やタイミングは?」という質問で、「旅行先の感染者数が少ないと報告されていること」が一番多い回答となり、「自分がワクチンを完全に摂取していること」、「航空会社、ホテル、関心のある旅行先が、ワクチンを接種した旅行者だけに開放されていること」という結果が続いた。
また「感染者数」と「ワクチン」に関する意識が上位3位に入るなか、「世界保健機関(WHO)が終息宣言するまで」や「旅行先の隔離制限の解除」という、政府や機関の方針や決定を尊重するという意見も多く見られた。
※1 回答の中から上位3つを選択する設問
75%の日本人が海外旅行の際にはワクチン接種していることが望ましいと回答
海外旅行を再開するために重要だと思う対策について尋ねたところ、75%※2が「日本人や日本居住者が海外旅行をする際は、完全にワクチン接種をしている方が望ましい」と回答し、71%※2が「海外旅行をより簡単に、より安全にするために、各国がワクチンパスポート(証明書)を導入することが望ましい」と回答した。
一方で、「海外から日本人や日本居住者が帰国する際は、隔離がある方が望ましい」という回答も69%※2となっており、きちんと対策をとった上で旅行再開すべきと考える日本人の意識の高さがうかがえる。
※2 「非常に当てはまる」と「やや当てはまる」の合算値
行きたい海外旅行先は「ハワイ」が根強い人気!20代では「韓国」がトップに
行きたい海外旅行先※3について聞いたところ、ハワイが最も人気で、どの世代でも上位2位以内にランクインした。しかし世代ごとでは差が見られ、20代の1位は韓国、60代の1位はヨーロッパとなった。
※3 渡航制限が解除され、隔離などなしで日本と目的地を旅行できる場合
海外旅行は引き続き様子を見つつ、最適な状況を判断しようと考える人が多数
「次の海外旅行をいつ頃予定しているか?」という質問については、最多の回答は「海外旅行を計画していない、わからない」というもので、「13ヵ月以上先」、「7~12ヵ月以内」が続いた。この結果から、ほとんどの日本人は海外旅行についてすぐに再開しようとは考えておらず、状況が改善されるまで様子を見ようと考えていることが明らかになった。
<調査概要>
調査対象者 :過去5年以内に海外旅行をしたことのある20歳~69歳の回答者、1,000名
調査期間・方法: 2021年10月1日~10月6日/インターネットリサーチ
調査会社 :onepoll.
※ 本調査では小数点第1位で四捨五入しているため、足し上げても合計数値が100%とならない場合がある
出典元:エクスペディア
http://www.expedia.co.jp
構成/こじへい