ドングリを食べよう!縄文人気分を味わえる「ドングリクッキー」の作り方
秋になると、公園や田舎道にドングリが落ちているのを見かけることがあります。
ドングリ拾いをして遊んだ記憶のある人は多いと思いますが、ドングリを家で調理して食べたことがある人はあまりいないのでは?
というわけで今回は、縄文人も主食にしていたドングリを食べる方法をご紹介します!
ドングリには種類がある
「ドングリ」は特定の樹木の実のことではなく、ブナ科のシイ、カシ、ナラなどの木の実の総称です。日本列島には20種以上ものドングリが自生しており、「ドングリの木の王国」とも言われるそう。
実は栄養価が高く豊富に採集できるので、縄文時代の人々にとっては主食だったといわれています。
なかでも食べやすくて美味しいと言われているのが、シイ類の「スダジイ」と「マテバシイ」の2種類です。
ドングリの食べ方
イラスト:ポランカさん(@porankaran)
ドングリを拾ってきたら、まずは洗って水に浸けましょう。中が空洞のものや、虫食いのドングリはこの時水に浮いてくるので、取り除いてくださいね。
沈んでいる方のドングリが食べられるものです!
食べ方① 軽く炒るだけでも食べられる!
ドングリの殻にヒビが入るくらいまでフライパンで乾煎りしましょう。
ペンチなどで殻を剥いたら食べられます。おつまみやおやつにぴったりです。
食べ方② ドングリがクッキーになる!
皮をむいたドングリをミキサーなどで粉末にして、ごま油、砂糖、塩、小麦粉と混ぜてオーブンで焼くと、美味しいドングリクッキーになります。
ちなみに「ドングリ クッキー」で検索するとこちら以外にもレシピがたくさん出てくるので、卵やバターを加えたり色々試してみるのもおすすめです。
下処理(アク抜き)をする場合
マテバシイやスダジイはアクが少ないのでそのままでも食べやすいのですが、アクが強めのドングリを食べる場合は先に下処理(アク抜き)をしましょう。
・ドングリの殻と薄皮をむく
・鍋に水とドングリを入れて沸騰させる
何度か茹でこぼす(少し茹でたら水を捨てて、また水を入れて茹でる)とアクが抜けてくるので、下処理後に調理してみてくださいね。
ドングリを食べてみよう
縄文人気分が味わえる、ドングリの食べ方をご紹介しました。
秋の味覚ドングリは、ちょっと変わったアウトドア飯としても面白いのでおすすめですよ!
■イラスト提供/ポランカさん(@porankaran)
4年ほど前からイラストやエッセイ漫画を描きはじめる。多摩川を歩くこと、野鳥の観察、ベースを弾くことが趣味。
文/黒岩ヨシコ
編集/inox.