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極小のガラス玉に広がる生物圏に息をのむ「バイオスフィア」の世界

2021.10.31

極小のガラス玉に広がる「バイオスフィア(生物圏)」の世界に息をのむ…!

Biosphere(バイオスフィア)という言葉をご存じですか?

日本語で「生物圏」といって、「地球上で生物が存在する領域」を表す言葉です。

今回は、そんなBiosphereをテーマに創作され、話題になっているガラスアートをご紹介。極小のガラス玉に閉じ込められた壮大な生き物たちの世界をご覧ください。

ガラスの中の生き物たち

生物系ガラス作家の増永元さんの作品4

2匹のウミウシが住む海中世界が表現されているのは、トンボ玉と呼ばれる穴のあいたガラスの中。

わずか3cm程のトンボ玉の中に、「生物圏」が広がっているという実に幻想的なアート作品なんです!

生物系ガラス作家の増永元さんの作品2

CGや合成かと見まがうほどリアリティのある作品ですが、これらは全てガラスで制作されています。

生物系ガラス作家の増永元さんの作品3

トンボ玉はもちろん、中の生き物も植物も、トンボ玉に張り付いたフジツボさえも…

全部がガラス製だなんて、まじまじと見つめてもちょっと信じられませんよね。

生物系ガラス作家の増永元さんの作品1

ため息が出るほど美しい世界観で、「ずっと眺めていたい」「中で生きてるみたい」とSNSで見かけた多くの人を虜にしてしまったアート作品なのでした。

 Biosphere of Glass (硝子の生物圏) 

制作者は「Biosphere of Glass (硝子の生物圏)」をテーマに創作を続ける生物系ガラス作家の増永元(@masunaga_gen)さん。

現代の生物や自然環境を記録した「生物記録系トンボ玉シリーズ」の他にも、空想生物をモチーフにしたものなど、個性的なガラスオブジェを制作されています。

生物系ガラス作家の増永元さんの作品6

作風のルーツのついて増永さんにお話を伺ってみると、「前職は生物研究者でしたので、様々な生き物たちの魅力を自分なりの方法で伝えたいという思いがありました」とのお答えが。

ガラスに注目したのは20年程前、小樽のギャラリーで精巧なガラス細工のアメフラシを見たことがきっかけで、その表現力の高さに驚いたといいます。その後、すぐにガラス棒を手に入れて自宅で溶かして遊びはじめたことが、現在の活動につながっているのだとか。

消えてゆく生物や自然環境をそのまま記録して後世まで伝えたいという思いと合わさり、半永久的に色や形が保存できるガラス素材を使った冒頭のトンボ玉シリーズが生み出されたということです。

生物系ガラス作家の増永元さんの作品5

割れやすいという欠点を補うため丈夫で小さな球体の形に至ったそうですが、「直径3cm以下の球体内に緻密な世界を再現するためには様々な表現技法を一から考案する必要があり、作風を実現する上で大変でした」とご苦労についても語ってくれたのでした。

生物系ガラス作家の増永元さんの作品7

小さなガラス玉の中に色褪せない自然が広がる、ガラスアートの世界をご紹介しました。

※画像は全て増永元さんのツイッターより引用

増永元さん 生物系ガラス作家。バーナーワークで小さなガラスアート作品を創っています。

■ツイッター https://twitter.com/masunaga_gen/media

■ウェブサイト https://masunagagen.work

文/黒岩ヨシコ

編集/inox.

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