いまや持っていない人のほうが珍しいスマートフォン。その所有状況は、直近10年でどのように変化していったのだろうか?
そんなスマートフォンの所有・利用状況に関する定点調査の最新調査がこのほど、マイボイスコム株式会社により、2021年9月1日~5日の期間に実施され、10,149件の回答を集めた。詳細は以下の通り。
スマートフォンの所有状況
スマートフォンの所有率は86.9%で増加傾向。所有率は若年層で高く、10・20代で約98%、30~50代で9割前後、70代で8割弱となっている。
スマートフォンで利用している機能・サービス
スマートフォンで利用している機能・サービスは(複数回答)、「通話」が所有者の87.6%、「カメラ(写真)」が74.3%、「スマートフォン用のWebサイト閲覧」「時計、アラーム」「Webメール、パソコンメール、フリーメールなど」「電卓」「電話帳、アドレス帳」が各60%台だ。「スマホ決済」「テレビ電話、ビデオ通話」は2020年から比率が高くなっている。
スマートフォンの利用意向
スマートフォンの利用意向者は、「とても利用したい」「やや利用したい」を合わせて8割強。女性や若年層で高い傾向で、10・20代では9割強、70代でも7割強となっている。また、スマートフォン所有者では9割、非所有者では2割強だ。
スマートフォン選定時の重視点
スマートフォン利用意向者に、選定時の重視点を聞いたところ(複数回答)、「本体価格」が60.5%、「バッテリーの持ち時間」「通信料金」「画面サイズ・大きさ」が5割前後だ。「多機能である」は男性や若年層、「デザイン・色がよい」は女性若年層、「機能がシンプルである」「通話時の音質がよい」「通信料金」「カメラ機能」は60・70代で比率が高くなっている。
スマートフォン購入時の携帯電話会社・通信事業者の変更意向
スマートフォン利用意向者のうち、次にスマートフォンを購入する際に「同じ携帯電話会社・通信事業者にしたい」と回答した人は58.8%だった。『NTTドコモ』主利用者で高くなっている。「携帯電話会社・通信事業者にはこだわらない」は17.5%、大手キャリア以外主利用者で高くなっている。
回答者のコメント…スマートフォン購入時の携帯電話会社・通信事業者の変更意向理由(全5,474件)
●同じ携帯電話会社・通信事業者にしたい
・携帯会社を買えるのは面倒なので、今よりかなりお得だったりなどの大きなメリットがないと変更はしないと思う。(男性34歳)
・長期契約のステータスがなくなるのが嫌だから。(女性44歳)
・povoに切り替えたばかりで満足しているから。(男性58歳)
・ずっと同じ携帯会社なので、なかなか変えようとは思わない。(女性36歳)
●違う携帯電話会社・通信事業者にしたい
・もう少し毎月のコストを抑えたいからです。(男性56歳)
・いろいろな選択肢があるので自分に合うプランのある通信会社で契約したい。(男性48歳)
●携帯電話会社・通信事業者にはこだわらない
・現在、通信費を抑えるために、格安SIMへの乗り換えを検討しているから。(女性68歳)
・極端に品質が悪い事業者があるわけではないので、安さが第一のため。(男性46歳)
出典元:マイボイスコム株式会社
https://www.myvoice.co.jp/
構成/こじへい