
「彼は面食いだから、美人にしか興味がないよ」「あなたは面食いだから、ブサイクは嫌いでしょ」など、一度は「面食い」という言葉を耳にしたことがあるはず。面食いとは、端正な顔立ちの人ばかりを好むこと。容姿を重視しすぎると恋愛が長続きしなかったり、理想の相手がなかなか見つからなかったりといったデメリットがあるため、「面食いをやめたい」と悩んでいる人も少なくない。そこで本記事では、まず「面食い」の正しい意味を解説し、面食いをやめたい場合の対処法を紹介する。
「面食い」とは?
「面食い」の読み方は「めんくい」。この言葉は、明治時代頃から使われ始めたようだ。「面」は人の顔のことを指し、「食い」には「好き好む」という意味がある。まずは、この言葉の正しい意味を確認しておこう。
顔立ちの良い人ばかりを好むこと
面食いとは、「顔立ちの良い人ばかりを好むこと」を指す。面食いの人は、人を好きになる際に見た目の良さを最優先するため、相手の内面を知る前に「恋愛に発展する/しない」を判断するケースが多い。極端に言うと、たとえ性格にマイナスポイントがあっても、外見が自分の好みであれば我慢できてしまう。反対に、どれだけ内面が魅力的でも、美男美女以外とは付き合わないと決めがちだ。つまり、外見から相手を好きになりやすい人は、面食いの可能性が高いと言えるだろう。
英語ではどう表現する?
面食いを英語で表現する場合は、「go for~/~が好きでたまらない人」を使うと良い。具体的には、「Sophia is really goes for only handsome guys./ソフィアは本当に面食いだ」「I don’t deny that everyguys go for only good-looking girls./僕は、男性はみんな面食いだと思っているよ」などのように用いる。
面食い度診断も存在する
ネット上には、自身の面食い度を測る「面食い度診断」も存在する。いくつかの質問に「はい/いいえ」で回答していくと、面食い度がパーセンテージで表示され、その人が見た目に対してどのくらいこだわりをもっているかの割合が分かる仕組みだ。一種の心理テストのようなものなので、参考程度に楽しんでみるのも良いだろう。
面食いの人の心理とは?
面食いは、男女関係なく一定数存在する。では、面食いの人の心理とは、どのようなものなのだろうか。ここでは、面食いの人の特徴を男女別に紹介する。
面食い男子の特徴
面食い男子の特徴として、プライドが高いことが挙げられる。面食い男子は、誰もが認める美女と交際することをステータスに感じているケースが多く「可愛い彼女だね」「彼女すごく美人だね」と言われることに優越感を覚えるようだ。周囲から羨ましがられることに重きを置いており「美人と付き合えている自分」「可愛い女性を落とすことに成功した自分」を誇りに思うのかもしれない。
面食い女子の特徴
面食い女子は「一目惚れが多い」傾向にある。面食い女子が彼氏を選ぶ際にもっとも重要視するのがルックスのため、相手の男性がイケメンであれば初対面で好きになってしまうこともある。そもそも、好きになるきっかけが「見た目の良さ」なため、内面を知ってから徐々に男性を好きになるケースは極めて少ない。一目会った時に、恋愛対象になるか/ならないかを瞬時に判断できるのが、面食い女子の特徴だ。
面食いをやめたい時は、どうすれば良い?
最後に、面食いをやめたい人への対処法をいくつか紹介する。「面食いは何歳になってもなおらない」とも言われているため、簡単にやめることは難しいかもしれないが、まずは以下のポイントを参考にしながらパートナー選びをしてみてはどうだろうか。
外見を気にせず、さまざまな人と関わってみる
面食いな人ほど、「彼氏/彼女ができない」と悩んでいるケースは少なくない。これは「面食いあるある」の一つで、結婚適齢期を逃す大きな原因とも言われている。相手のルックスが自分の好みから外れた瞬間にシャットアウトするのではなく「試しに1回デートをしてみる」「今日だけ一緒に時間を過ごしてみる」など、意識的にさまざまな相手と関る時間を設けてみると良いだろう。
内面の良さを見つけるクセをつける
相手の内面は、一緒に過ごす時間がないと、なかなか知ることができないもの。何回も接することで「一緒にいると、すごく笑わせてくれる」「さりげない心遣いが心地よい」「不安な気持ちを取り除いてくれる」など、次第に相手の魅力的なポイントが見えてくる。どうしてもルックスを中心に見てしまうという人は「出会った人の良いところを10個見つける」というミッションを自分に課してみるのもおすすめだ。
結婚後の生活をイメージしてみる
外見の良さだけで好きになった相手と結婚してしまうと、何か許せない部分が見えた時に、関係性が破綻してしまう可能性がある。「ルックスが良いから何でも許せる」と思っていた恋人時代から、四六時中時間を共にする結婚生活へ変化したときに「こんなはずではなかった」と思ってしまう人も少なくない。ある調査では、7割もの人が「恋愛と結婚は別もの」と考えているそう。結婚後の生活をイメージしながら、相手の内面もきちんと理解することが大切だ。
文/oki