2年目に入ったコロナ禍。今までは仕事前や休憩中に通っていたカフェにも行きにくくなり、お気に入りのコーヒーから遠のいたという方も多いのではないだろうか。
この度デロンギ・ジャパン株式会社は、全国の20~69歳の男女(計400人)を対象に、「コロナ禍におけるコーヒーの飲用調査2021年度版」を行った。主な調査結果は以下のとおり。
「毎日、自宅でコーヒーを飲む」が約7割!コロナ禍2年目も「おうちコーヒー」を楽しむ人が多数
■「毎日(1日1杯以上)コーヒーを飲む」人は8割以上。「1日2~3杯飲む」人が最多で36.5%
週に1回以上コーヒーを飲む人に1日に飲む量を聞くと「1日2~3杯」(36.5%)の人が最も多く、「1日1杯以上飲む」(「1日6杯以上」「1日4~5杯」「1日2~3杯」「1日1杯程度」の合計)人が84.6%と大多数であることがわかった[グラフ1]。
■「コーヒーを飲む場所」として最も当てはまるのはコロナ禍になって「自宅」が8割に
新型コロナウイルス感染拡大前後でのコーヒーを飲む場所については、「自宅」(コロナ前:71.3%、コロナ後:80.3%)が1位でコロナ前より9ポイントアップした。「職場」(コロナ前:21.3%、コロナ後:15.5%)は5.8ポイントダウン、「カフェ・喫茶店」(コロナ前:5.5%、コロナ後:2.0%)は3.5ポイントダウンしており、リモートワークをする人の増加や外出自粛の影響がうかがえる[グラフ2]。
また、自宅でコーヒーを飲む頻度を聞くと、66.0%と約7割が「毎日」、2割が「週に3~4回」(21.0%)となった[グラフ3]。
コロナ禍2年目となった現在、多くの人が「おうちコーヒー」を楽しんでいる様子が分かる結果となった。
「ミルクメニュー」を楽しむ女性は男性の2倍以上!
■自宅で最も飲まれているコーヒーは「レギュラーコーヒー」。特に男性に人気
自宅で最も飲むコーヒーの種類は「レギュラーコーヒー」(64.3%)で、コロナ前(66.5%)と変わらず1位となった。「ミルクメニュー」(カフェオレ、カフェラテ、カプチーノ、カフェモカの合計:27.8%)と「エスプレッソ」(3.0%)はそれぞれコロナ前より1.0ポイントずつ増えている。
性別で比較すると、男性は「レギュラーコーヒー」(72.5%)の割合が女性より16.5ポイント高く、女性は「ミルクメニュー」(37.5%)の割合が男性(18.0%)の2倍以上で19.5ポイントの差がついた。「ミルクメニュー」は特に女性に好まれている様子がわかる[グラフ4]。
■「ミルクメニュー」で今後飲みたいと思うものは「カフェオレ」「カフェラテ」が人気
今後、自宅で飲みたいと思うメニューでも「レギュラーコーヒー」(71.5%)が最も人気を集めた。また、「カフェオレ」(37.0%)、「カフェラテ」(26.8%)をはじめとした「ミルクメニュー」の人気もうかがえる結果となった[グラフ5]。
自宅で飲む「ミルクメニュー」について、現在使用しているミルクを聞くと、「牛乳」(54.0%)が5割を超えて最も多く、「低脂肪乳」(12.0%)がそれに続く結果に。「今後試したいと思うミルクの種類」については「アーモンドミルク」(11.8%)や「豆乳」(11.5%)がそれぞれ1割を超えた。今後、よりヘルシーなミルクを使用して自宅で「ミルクメニュー」を楽しむ人が増えるかもしれない[グラフ6]。
「おうちコーヒーはホット」が多数派?「落ち着くホット」「ごくごく飲めるアイス」飲み分け
■4人に1人が自宅で飲むコーヒーは「ホットのみ」。飲む状況・場面によって飲み分ける人が多い
自宅で最も飲むコーヒー(ミルクメニュー含む)については「ホットとアイス両方飲む」(66.3%)が多く、「ホットのみ」(25.0%)は4人に1人の割合。「アイスのみ」(8.8%)は1割以下となり、「おうちコーヒーはホット派」が多いようだ[グラフ7]。
理由を聞くと、「ホットの方が味や香りが豊かで美味しい」「アイスの方がコーヒー本来の苦み等を味わえる」など、好みによる飲み方の違いがうかがえる声や、「香りを楽しみたいときはホットで、暑いときはアイス」「落ち着きたいときはホット、ごくごく飲みたいときはアイス」といったように、シチュエーションや求めるものによって飲み分けている様子がわかった[自由回答1]。
■オン・オフどちらにも役割を担うコーヒー。4割が「飲む場面により求める役割に違いがある」
自宅でコーヒーを飲む場面を聞くと、「朝食時」(51.0%)が最も多く、次いで「おやつを食べる時」(43.5%)、「休憩の時」(37.0%)と続いた[グラフ8]。
そこで、場面によってコーヒーに求める役割に違いがあるかを尋ねると、40.6%が「違いがある」と回答した(「大きな違いがある」(7.3%)、「やや違いがある」(33.3%)の合計))[グラフ9]。
飲む場面による具体的な役割の違いとしては「朝は目覚めの一杯、それ以外は甘いものと合わせて」「リラックスと集中時」など、目覚ましや気合いを入れる場面や、ほっと一息つきたいときなど、多様な役割を求めてコーヒーが飲まれている様子がわかった[自由回答2]。
「本格派」が増加中?!「自分に合ったコーヒーを見つけたい」74.5%
■おうちコーヒー「豆から挽く」人が1割!「挽き豆(コーヒー粉)を購入して自宅で淹れる」人は約3割!
自宅で飲むコーヒーの用意方法は、「インスタントコーヒーを使う」(61.5%)が最も多い中、1割が「豆から挽いて淹れる」(10.3%)、約3割が「挽き豆(コーヒー粉)を購入し淹れる」(28.3%)と本格派であることがわかった。
1日で飲むコーヒーの量が多い人ほど「本格派」は多い傾向にあり、「1日4~5杯以上飲む」人では「豆から挽いて淹れる」(21.7%)が約2割、「挽き豆(コーヒー粉)を購入し淹れる」(37.7%)が約4割で、「カフェや専門店でテイクアウトする」(20.3%)とともに全体より多い割合となっている[グラフ10]。
■約4人に3人が「自分に合ったコーヒーを見つけたい」
コーヒーとの向き合い方について「自分に合ったコーヒーを見つけたい」と考えている人は、74.6%と約4人に3人の割合となることがわかった。「自分だけの特別な味と香りに出会いたい」(58.8%)人も約6割に上り、コーヒーへのこだわりと期待が感じられる結果となった。
また、「コーヒーはインスピレーションを与えてくれる」(47.5%)も半数近くなり、コーヒーは、多くの人の思考・創造力に刺激を与えていることがうかがえる[グラフ11]。
<調査概要>
●調査時期:2021年8月24日(火)~9月2日(木)
●調査手法:インターネット調査
●調査対象:20~69歳の有職者のうち、週1回以上自宅でコーヒーを飲んでいる男女400人(性年代別均等割付)
※本調査では、小数第2位を四捨五入している。そのため、数字の合計が100%とならない場合がある。
出典元:デロンギ・ジャパン株式会社
構成/こじへい