
全国各地でプリン専門店が続々とオープンしている
大阪・難波から程近い商店街の一角にコロナ禍でも客足の絶えない店がある。『私のプリン食堂』――今年4月にできたばかりのプリン専門店だ。
「プリンは、1番手にはなれないけど3番手くらいでずっと愛されるスイーツ。もともとこの場所でフレンチおでんと土手焼きの飲み屋をやっていたんですが、プリン屋に変えてから客足は15倍、売り上げも10倍になりました」(運営元のMAJIMA担当者)
プリン専門店の人気は各地で起きている。滋賀県大津市の東寺真言宗大本山・石山寺の門前には昨年7月に『石山寺プリン本舗』がオープンした。
「本業は門前の食事処ですが新しい事業としてプリン専門店を始めました。専門の職人も要らず必要な設備も少ないのが魅力です。ちょうど開店計画を進めていたところにコロナ禍が直撃。結果として本業に代わりプリン専門店が当社の売り上げを支えています」(運営元の洗心寮担当者)
大阪名物イメージの『大阪みっくすジュース』
420円(オンラインショップ価格550円)
開店3日で3000個を売り上げた。一番人気の「大阪みっくすジュース」は上からりんご、いちご、桃の3層を混ぜるとみっくすじゅーす味に。
私のプリン食堂
[住]大阪府大阪市中央区難波千日前14-17
[電]06・6635・5533 [営]11:00~18:00
SNS映えを意識したプリンを開発
プレーンの「なめらか」など定番商品のほか、季節に合わせて地元・滋賀県産の旬のフルーツを使用したプリンを販売している。
石山寺プリン本舗
[住]滋賀県大津市石山寺3-1-7 [電]077・548・6300
[営]11:00〜17:00(無くなり次第終了) [休]ホームページに記載
【繁盛店ヒットの方程式】
職人要らずで全年齢層に愛される「プリン」で安定した売り上げを確保
取材・文/峯 亮佑
※本記事内に記載されている商品やサービスの価格は2021年9月30日時点のもので変更になる場合があります。ご了承ください。
DIME12月号の特集は「行列店に学ぶヒットの方程式」
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