独自のこだわりとおしゃれ感を持つZ世代。彼・彼女らが志向する理想の部屋とは、いったい、どのようなものなのだろうか?
そんな「Z世代の部屋のおしゃれ感」に関する実態調査がこのほど、株式会社クロス・マーケティングにより、全国15歳~25歳の男女を対象にして実施された。
なお、本調査では、「自分の部屋のインテリアやコーディネートのお気に入り状況」、「こだわり」等を聴取し、加えて、実際の部屋の写真を回収することで、その結果を分析したものだ。
自分の部屋のインテリアを気に入っている人は6割。こだわりポイントは“統一感”がトップ
今回の写真回収調査参加者のうち、自分の部屋のインテリアやコーディネートを気に入っているかは、「かなり気に入っている」が9%、「まあ気に入っている」が51%と、「気に入っている」と回答した人は6割に達した。<図1>
自分の部屋のインテリアやコーディネートのこだわりポイントは、「インテリアの色をなるべく統一する」が33%でトップ。以下、「必要最低限のものしか置かない」(18%)、「色の主張が弱く、シンプルなインテリアを選ぶ」(17%)が僅差で続き、なるべく少ないアイテムでシンプルに、さりげなく自分好みにする傾向にあることがうかがえる。
女性では、「部屋のテーマを決めて、それにあうようなインテリアを選ぶ」が2位にあがり、男性よりも自分の部屋にテーマ性を持っていることがわかった。<図2>
部屋のおしゃれにも、“自分らしさ”を追求
Z世代から「自分の部屋でインテリアやコーディネートがおしゃれだと思うものや場所の写真」を回収したところ、“おしゃれ感”の方向性は、「①推しグッズ」「②小物インテリア」「③空間をおしゃれにするインテリア」「④空間全体のデザイン」に大別できた。<図3>写真の内容や説明からは、部屋の“おしゃれ”の中にも、自分らしさを表現しようとしている様子がうかがえる。<図4>
実際に写真を提出してもらうことで、どんなモノで装飾しているか、どのような色合いなのか、など、テキストデータだけでは拾いきれない、Z世代のリアルな部屋のおしゃれ感の実態を把握することができた。
<調査概要>
調査主体 : 株式会社クロス・マーケティング
調査手法 : LINEリサーチ プラットフォーム利用の調査
調査地域 : 全国
調査対象 : 15~25歳の男女
調査期間 : 2021年8月20日(金)~8月24日(火)
有効回答数 : 本調査100サンプル 【割付】男女が半数ずつになるように回収
※全体値は人口動態を反映していない。
※調査結果は、端数処理のため構成比が100%にならない場合がある。
出典元:株式会社クロス・マーケティング
http://www.cross-m.co.jp/
構成/こじへい