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他人事ではない!?コロナ禍で難聴予備軍が増えている理由

2021.10.26

近年、補聴器のデジタル化が進んでいる。そして今年3月には、AI技術が搭載された補聴器の発売が発表されるなど、どんどん進化を遂げている。しかし、コロナ禍による難聴者は、生活の中でお困りごとが起きているようだ。また、近年はイヤホンの使い過ぎによる“イヤホン難聴”のリスクもささやかれているため、難聴予備軍になっている恐れもある。

今回は、世界的な聴覚ヘルスケア企業、デマントの日本法人デマント・ジャパンが、フィリップスの最新デジタル補聴器の発表会の内容より、難聴者をとりまく環境の変化による悩みや聞こえのチェック方法などを紹介する。

コロナ禍における聞こえに悩む方をとりまく環境の変化

コロナ禍は、人々の生活環境を大きく変化させた。そうした中、難聴者をとりまく環境も変化し、普段の生活における困りごとに加えて、コロナ禍のマスク生活で新たな悩みも生まれているそうだ。

●普段の生活の中での難聴者のお困りごと

・歩行中に車の接近に気付かない
・病院の待合室での呼び出しが聞き取りづらい
・電車のアナウンスが聞き取りづらい
・災害時の避難連絡が聞き取りづらい
・買い物のときにレジのパーテーションで、声が聞き取りづらい
・マスクで声がこもって聞こえづらい(読唇術が使えない)

歩行中に後ろから車が接近するのは、車の音を聞いて判断できるが、難聴者がそれがしにくい。また、病院や電車、災害時などにも聞き取りづらいシーンがある。

また、コロナ禍においては、店舗のレジに透明のパーテーションが設置されるようになり、感染対策がされているが、実は声が聞き取りづらくなっている。マスク着用による会話においても、こもって聞こえにくい上に、通常であれば唇の動きを見て、相手は何を言っているかを判断する「読唇術」もマスクで相手の唇が隠れて行えないといったお困りごともあるそうだ。

難聴は他人事ではない?認知症リスクも

コロナ禍においては、難聴者と共に生活する上、さらに配慮が必要となりそうだ。しかし、自分は「聞こえ」においてはまだまだ健常者だと思っていても、油断はならない。

「イヤホン難聴」という難聴が若い世代にも起きているという。デマント・ジャパンによると、イヤホンをずっとつけていると、耳の機能が低下するといわれているそうだ。

また、難聴は認知症の危険因子だというデータがあり、45-65歳の中年期で難聴になると認知症リスクが1.9倍にも上がるといわれる。それは、肥満や高血圧、アルコールによる認知症リスクよりも高いそうだ。

●認知症の危険因子 中年期 45-65歳

難聴 1.9倍
外傷性脳損傷 1.8倍
高血圧 1.6倍
肥満 1.6倍
アルコール 1.2倍

難聴予備軍のチェックリスト

現在、自分の「聞こえ」は問題ないか、不安になった人もいるかもしれない。

では、ここでデマント・ジャパンが用意した聞こえのチェックリストをやってみよう。

●聞こえのチェックリスト

1.会話をしているときに聞き返す
2.後ろから呼びかけられると気付かないことがある
3.聞き間違いが多い
4.見えないところからの車の接近にまったく気付かない
5.話し声が大きいと言われる
6.集会や会議など数人の会話でうまく聞き取れない
7.電子レンジの「チン」という音や、ドアのチャイムの音が聞こえにくい。
8.相手の言ったことを推測で判断することがある。
9.雑音の多い職場や大きくてうるさい音のする場所で過ごすことが多い。
10.テレビやラジオの音量が大きいとよく言われる。

この10項目のうち、該当するものは何個あるだろうか。該当するものの個数を数えて、次の結果と照らし合わせてみよう。

●チェックリストの結果

0~2個…現状問題ないと思われますが、今後も定期的に耳の検査を耳鼻科で受けましょう。

3~4個 一度、耳鼻科で相談してみてください。

5個以上 なるべく早急に耳鼻科医で受診することをおすすめします。

さらに不安がある人は、フィリップスの公式サイトにある、音を使ったチェックを含む、聞こえのチェックも試してみよう。

もし気になることがあれば、耳鼻科を受診し、専門医に診てもらうのをおすすめする。

補聴器関連最新トピックス3選

ところで、補聴器は、ひと昔前のイメージからは一新され、最先端のデジタル機器と進化している。そうした最新機器など、補聴器に関する最新トピックスを紹介する。

1.AI搭載デジタル補聴器が登場

デマント・ジャパンが、今年3月に、フィリップス製の補聴器で初となるAI(人工知能)音声処理技術を搭載した新モデルを発売した。

フィリップス ヒアリンク 9030/7030/5030 充電式補聴器」オープン価格 ※補聴器本体は非課税

デマントは、ロイヤル フィリップス社と商標ライセンス契約のもと独自開発したフィリップスブランドの補聴器を、2020年1月より日本市場で販売している。

耳かけ型充電式補聴器で、軽度~高度・重度難聴(105 dBHまで)に適応。カラーは、ベージュ、グレー、ブラックなど肌や髪の色にマッチする計6色となっている。

新たなAI音声処理技術の搭載により、にぎやかな環境下で、独自の音声処理により、言葉をより明瞭に届けることが可能となった。トライ&エラーによる学習を重ね、特に騒音下での音声処理方法に関する独自の知識を構築した学習済みの人工知能が搭載されている。

より明瞭な音声を届けることでことばの理解をさらに向上させるため、使用者は、これまで以上に楽に会話に参加し、楽しむことが可能になる。

また、IoT補聴器としてスマートフォンやタブレット端末等に接続し、音声ストリーミングで直接、補聴器に音声を届けることもできるため、例えば音楽を聞くといったこともできるそうだ。

2.コロナ禍でオンキヨーブランドの耳あな型補聴器の売上が前年比300%

オンキヨー&パイオニア株式会社が2019年2月下旬に発売した、軽度~中等度までの幅広い聴力に対応した 耳あな型補聴器「OHS-D21シリーズ」が、2020年6月~8月で前年比300%を超えたと発表された。これは、コロナ禍により、人との距離を取る新しい生活様式が始まったことを受け、高齢者を中心に会話などが聞き取りにくい状況なども増えてきていることが背景となり、補聴器を買い求める人が増えたことが理由だという。

2020年9月下旬からは、より手軽に使える耳かけ型の補聴器「OHS-EH21」を発売。オーディオメーカーの音へのノウハウを活かした製品となっている。両耳兼用でカラーはベージュ一色。

耳かけ型補聴器 OHS-EH21」49,800円(非課税)

耳にかけるだけで装着できる手軽さと共に、左右兼用仕様のため、左右を気にせずに手軽に装着することができて便利。コンパクトなサイズに加え2.2gと軽量である点も特長だ。雑音やハウリングの抑制機能がある。

3.高機能イヤホンのサブスクリプションサービスも登場

株式会社Olive Unionは、「聞こえ」に課題を持つ人、またそのトータルヘルスケアを対象とした、高機能イヤホンのサブスクリプションサービスの提供を2021年9月に開始した。

本サービスは、同社が開発・販売している、スマートフォンアプリで「音の最適化」ができるイヤホン「Olive Smart Ear Plus(オリーブマートイヤープラス)」を、月額4,900円(税込5,390円)から利用できるサービスだ。

新規購入の場合、初期費用や装用までの手間や、心理的負担があるが、サブスクにより、それらを軽減することができるという。

2年間に一度新製品と交換でき、万が一の紛失や故障時にも対応する補償が自動付帯されている。また聞こえに伴う不安やご使用方法に関するご相談は、専任のカスタマーサポートが対応。

イヤホンの装用で頻発する「ハウリング」の軽減に備え、顧客に応じたイヤーチップを無償で追加送付するサービスも付いている。

AIデジタル補聴器をはじめとして、補聴器は、日々どんどん進化している。そうした中、聞こえに悩む身近な人に、こうした製品を贈るのも一つのアイデアといえるのではないだろうか。

取材・文/石原亜香利

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