3回目のワクチン接種、“有料”なら半数以上が「接種したくない」
“公費負担”か“自己負担”かで、接種率には差が出てくることは間違いない。
10月12日、衆議院本会議で岸田総理が、新型コロナワクチンについて「3回目の接種についても公費負担でおこなう」と表明した。3回目の接種は早ければ12月にも始める方針という事だが、「3回目のワクチン接種」について、多くの人はどのように考えているのか。
そこで日本トレンドリサーチは「新型コロナワクチン」に関するアンケートを実施した。
新型コロナワクチン3回目接種も「全額公費負担」に?
まずは、新型コロナワクチンの接種をしたかについて聞いた。
「2回接種した」方は72.0%。7割以上の方が2回接種を終えているようだ。続いて、「3回目の接種についても公費負担でおこなう」ことについて、どちらの考えか聞いた。
「賛成」は72.8%。ほとんどの方は「賛成」のようだ。
一方、6.8%の方は「反対」と回答していた。では、実際に3回目のワクチン接種が始まって“公費負担”で接種できるとしたら接種したいと思うか聞いた。
「接種したい」が51.3%、「どちらかといえば接種したい」が24.3%で、合わせると75.6%の方が「接種したい」と考えているようだ。この回答を年代別に集計すると以下のようになった。
年配の方ほど3回目のワクチン接種に前向きのようだが、どの年代でも6割以上の方は「接種したい」「どちらかといえば接種したい」と回答していた。
では、もしも自己負担で接種することになった場合に、「接種しない」という方はどのくらいいるのか。
「接種したくない」が28.2%、「どちらかといえば接種したくない」が25.5%で、半数以上の方は自己負担なら「接種したくない」と考えているようだ。この回答を年代別に集計すると、以下のように。
60代以上の方は、半数以上が自己負担でも「接種したい」と回答していた。
一方、若い世代の方は「接種したくない」という方が多く、20代以下では68.0%、30代では75.0%の方が「接種したくない」と回答した。
「新型コロナワクチンに関するアンケート」調査概要
調査期間:2021年10月16日~10月19日
集計対象人数:600人(20代以下~70代以上 各年代100名)
https://trend-research.jp/10379/
構成/ino.