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リアルタイム翻訳もサクサク!Googleの新型スマホ「Pixel 6」の進化がスゴい

2021.10.21

https://japan.googleblog.com/2021/10/blog-post_19.html

米グーグルは日本時間10月20日に開催したイベントにて、新型スマートフォン「Pixel 6」「Pixel 6 Pro」を発表した。独自プロセッサの搭載やカメラ性能の強化も魅力的だが、その真価は人工知能(AI)を活用したソフトウェア機能にある。

Pixel 6の価格は7万4800円から、Pixel 6 Proの価格は11万6600円から。Google ストアにて本日から予約を受け付け、10月28日に発売される。また、Pixel 6はKDDIとソフトバンクから、Pixel 6 Proはソフトバンクからの取り扱いも発表されている。

グーグル初のモバイル向けプロセッサ

https://blog.google/products/pixel/introducing-google-tensor/

Pixel 6シリーズの心臓となるのが、グーグルが独自開発したモバイル向けプロセッサ「Tensor」だ。グーグルは人工知能の一種である機械学習(ML)に特化したサーバー向けチップ「Tensor Processing Unit(TPU)」を製造しており、その流れを汲むTensorも人工知能や機械学習関連の処理にめっぽう強い。

カメラシステムも従来モデルに比べ、大幅に強化されている。背面にはスマホ用としては大型な1/1.3インチ/5000万画素イメージセンサーを、メインカメラ用に採用。前モデル「Pixel 5」から、光の取り込み量が150%に増えた。Pixel 6はこれに1200万画素の超広角レンズをくわえたデュアルカメラ、Pixel 6 Proはさらに4800万画素の光学4倍ズームレンズをくわえたトリプルカメラシステムとなっている。

https://japan.googleblog.com/2021/10/blog-post_19.html

OSには最新の「Android 12」を採用。同OSでは新たなデザイン言語「Material You」が採用されており、壁紙とインターフェイスのテーマカラーを一致させることができる。またAndroid 12ではプライバシーの保護やセキュリティの向上を目的とした新機能が、いくつも搭載されている。

機械学習で画像編集もスイスイ

https://blog.google/products/photos/magic-eraser/

それでは、本題となる人工知能の活用に話題を移そう。Pixel 6シリーズには「消しゴムマジック」という機能が搭載されており、写真の背景に写った不意な人物を消すことができる。この時、機械学習処理によって指の動きから消す対象を認識しており、正確になぞらなくても問題ないそうだ。

https://japan.googleblog.com/2021/10/blog-post_19.html

「モーションモード」機能では、動いている被写体のスピード感をより強調する効果を写真に追加できる。また、動いている被写体の背景をボカす「アクションパン」機能も用意されている。

https://blog.google/products/pixel/image-equity-real-tone-pixel-6-photos/

人の肌の色を正確に表現する「リアルトーン」機能も興味深い。これまでのカメラが常に人の肌を明るく調整し続けてきた風潮に逆らい、本当の被写体の肌色を再現するのがその狙いだ。この正しい肌の色の判断にも、機械学習が活用されてる。

言葉の壁もなくなるはず

https://japan.googleblog.com/2021/10/blog-post_19.html

Pixel 6シリーズでは音声認識と言語処理モデルが改善されている。それらを応用したリアルタイム翻訳機能では、LINEやFacebookなどでシステムと異なる言語を検出すると、自動で翻訳した文章が表示される。同機能はメッセージアプリだけでなく、音声や動画の自動字幕起こしの翻訳にも利用される。(日本語はベータ版)。

https://japan.googleblog.com/2021/10/blog-post_19.html

レコーダーアプリは日本語に対応し、音声の録音だけでなく文字変換(書き起こし)、音声ファイルの検索が可能だ。「Google アシスタント」による音声入力も進化し、ハンズフリーでの句読点の追加、修正、絵文字の挿入などがスムーズにおこなえる。

このように本体スペックでの競争よりも、人工知能や機械学習処理による使い勝手の向上を重視して開発された、Pixel 6シリーズ。SF映画などで見かける、手元の端末でさまざまな言語をリアルタイム翻訳できる未来が実現しつつあるのは、なんとも感慨深い。これらのソフトウェア機能に魅力を感じれば、Pixel 6シリーズは間違いなく「買い」な一台となることだろう。

文/塚本直樹

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