持ち家が一生ものの宝物になる人もいれば、一方で、持ち家が一生ものの不良債権となる人もいる。
では、家を購入したものの「買わなければよかった…」と後悔する時というのは、いったい、どんな時なのだろうか?
そんな家の購入に関する実態調査がこのほど、株式会社アールピーネットにより、全国の男女457人を対象にして実施された。
家を購入したきっかけ1位は「ライフステージの変化」
まず、マイホーム購入のきっかけを聞いたところ、1位は「ライフステージの変化」となった。回答者からは「結婚を機に購入しました(女性、購入時22歳)」「子どもが3人になり、2DKの賃貸住宅では狭くなったため(男性、購入時35歳)」「子どもが小学校に上がったのがきっかけ。転校させたくなかったので(女性、購入時40歳)」などの声が寄せられている。
2位は「家賃がもったいない」。回答者からは「アパートの家賃を払い続けるのがもったいないと思った(女性、購入時27歳)」『高い家賃より、ローンを払おう』と思ったのがきっかけ(女性、購入時30歳)」などの声が寄せられている。
3位は「いい家・土地を見つけた」。回答者からは「当時住んでいた賃貸よりも駅に近く住みやすい場所が売りに出ていた(女性、購入時32歳)」「妻の実家の近所に更地販売しているところがあったため(男性、購入時40歳)」などの声が寄せられている。
以降、4位「家族の希望」、5位「将来を考えて」、同率6位「前の家への不満」、同率6位「資産が欲しくて」、8位「憧れ・夢だった」と続いた。
マイホーム購入の平均年齢は32.3歳
続いて、家を購入したときの年齢を聞いたところ、平均年齢は32.3歳だとわかった。分布図でも、30代前半までに買った人が多い判明した。
家なんて買わなければよかった思う瞬間1位は「ローン返済が苦しいとき」
最後に「家なんて買わなければよかったと思う瞬間は?」と聞いたところ、1位は「ローン返済が苦しいとき」となった。回答者からは「自営業なので、経営悪化により収入が減ったとき(男性、購入時35歳)」「給与が減額され、ローンの支払いが思っていたより厳しくなったこと(女性、購入時40歳)」などの声が寄せられている。
2位は「メンテナンスが大変なとき」。回答者からは「設備が壊れたとき。高額の費用を自分で負担しなければならない(女性、購入時31歳)」「中古で買ったので、修繕費やメンテナンスに思ったよりも費用がかかってしまう(男性、購入時37歳)」などの声が寄せられている。
3位は「近所付き合いが面倒なとき」。回答者からは「マンション内の騒音に悩まされたとき(女性、購入時32歳)」「地域の行事に無理やり参加させられることです(男性、購入時39歳)」などの声が寄せられている。
以降、4位「固定資産税を払うとき」、5位「家族構成が変わったとき」、6位「引越したいとき」、7位「 家が気に入らないとき」、8位「立地に不満をもったとき」と続いた。
<調査概要>
・調査対象:家を購入したことのある方
・調査日:2021年8月19日~9月1日
・調査方法:インターネットによる任意回答
・調査人数:457人(女性251人/男性206人)
出典元:株式会社アールピーネット
https://www.run-pro.net/company.html
構成/こじへい