第3世代のAirPods
Appleは、第3世代のAirPodsを発表した。予約注文を開始しており、10月26日(火)より販売を開始する。
「AirPodsは、その画期的なデザイン、素晴らしいサウンド、魔法のような体験によって、ワイヤレスヘッドフォンを永遠に変えました。
アダプティブイコライゼーションによる比類ないサウンド、ダイナミックヘッドトラッキングを備えた空間オーディオ、そしてAppleデバイス間でのシームレスな操作性を備え、世界で最も売れているヘッドフォンがさらに進化した次世代のAirPodsを紹介できることを大変嬉しく思います」と、Appleのワールドワイドマーケティング担当シニアバイスプレジデント、グレッグ・ジョズウィアック氏は述べている。
まったく新しいデザイン
AirPodsの新しいデザインは軽量で耳にフィットし、ちょうどよい角度に心地よく収まり、音を耳の中にダイレクトに届る。
より一層さりげない外観にするため、一世代前よりも軸部分が短くなり、メディアコントロールのためにAirPods Proと同じ直感的な感圧センサーを備えている。新しいAirPodsは耐汗性能と耐水性能の両方を備え、ヘッドフォンとケースはいずれもIPX4等級に適合している。
画期的なオーディオ機能
AirPods(第3世代)は、特別に設計されたドライバとハイダイナミックレンジアンプの組み合わせによって生み出されるパワフルな低音域と明瞭で透き通った高音域をはじめとし、AirPodsの定評ある素晴らしい音質を受け継いでいる。
マイクロフォンは、風切音を低減して通話時に話し手の声が明瞭に伝わるように音響メッシュで覆われている。また、AirPodsはフルHDの音声品質を提供する優れた音声コーデックであるAAC-ELDにも対応しており、FaceTime通話時に明瞭で自然な会話ができる。
豊かな細部を伝える最善のリスニング体験のために、新しいAirPodsは、ユーザーの耳への密着度に合わせてリアルタイムで音を調節するアダプティブイコライゼーションを備えている。
内向きのマイクロフォンが音を拾い、コンピュテーショナルオーディオによって力を与えられたアダプティブイコライゼーションが低音域と中音域を調整して、密着度の変化によって失われた可能性のある音を補う。
空間オーディオは、3次元のまるで映画館のような体験を生み出し、空間のあらゆる場所に音を仮想的に配置することができ、さらにドルビーアトモスによって、AirPodsはかつてないほど素晴らしいサウンドを実現。
ユーザーはこの多次元の体験をダイナミックヘッドトラッキングによって楽しむこともでき、音楽やビデオ、さらにはグループFaceTimeの通話でさえも、かつてないほどの臨場感を味わうことができる。
先進的な空間オーディオのアルゴリズムを使用し、さらに指向性オーディオフィルタを適用して左右の耳に届く周波数を微調整することによって、新しいAirPodsはユーザーの周囲全体に音を配置することができる。
魔法のような体験
AirPodsを他のAppleデバイスと自動的にペアリングするワンタッチの設定で、ユーザーは一日中手軽に音楽を楽しむことができる。
オーディオ共有を利用すれば、リスナーは、iPhone、iPad 、iPod touch、またはApple TVを使っている時に、2組のAirPods、AirPods Pro、またはAirPods Maxでオーディオストリームを共有することが可能。
新しい肌検出センサーは、AirPodsが耳に装着されているのか、ポケットの中やテーブルの上にあるのかを正確に判別し、耳から外れている時は再生を一時停止。
音声を明瞭にするため、ビームフォーミングマイクロフォンが周囲のノイズを抑えてユーザーの声に焦点を合わせる。また、ユーザーはただ「Hey Siri」と言ってリクエストするだけで、ハンズフリーの便利さを体験できる。
さらに長くなったバッテリー駆動時間
AirPods(第3世代)は前世代よりもバッテリー駆動時間が1時間長くなり、再生時間は最大6時間、通話時間は最大4時間です。わずか5分間の充電でバッテリーが約1時間持続し、またケースを使った4回のフル充電を加えると、合計で最大30時間の再生が可能になる。また、AirPodsは便利なワイヤレス充電ができるMagSafeエコシステムに加わった。
AirPodsとiOSおよびiPadOS
AirPodsは並外れた利便性と音質を提供し、さらにiOS 15とiPadOS 15によって、ユーザーは以下の機能も楽しむことができる。
空間オーディオとダイナミックヘッドトラッキングにより、グループFaceTime通話では、画面上の相手がいる方向から声がするように聞こえ、全員が同じ部屋にいるかのように感じられる。
「通知の読み上げ」により、メッセージ、リマインダー、カレンダー、通話、さらにAPIを採用している他社製アプリケーションからのアラートなど、重要な急を要する通知をSiriに読み上げてもらうことができる。
AirPodsは、世界中の数億台にのぼるiPhone、iPad、Macコンピュータからなる「探す」ネットワークの一員となり、「探す」アプリケーションの近接表示や、紛失モード、手元から離れたときの通知やサウンドを利用できる。
価格と販売については、AirPods(第3世代)の価格は23,800円(税込)で、米国および26以上の国と地域でapple.com/jp/storeおよびApple Storeアプリケーションで予約注文を開始しており、10月26日(火)から販売を開始する予定。
AirPods(第2世代)は新しい価格16,800円(税込)で購入できる。AirPods Proは、MagSafe充電ケース付きになり、これまでと同じ価格の30,580円(税込)で提供する。
関連情報:https://www.apple.com/jp/
構成/DIME編集部