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ダイソンのエンジニアに聞いたシックハウス症候群の原因「ホルムアルデヒド」への対処法

2021.10.23

ダイソン カントリー クオリティ- リード – 東京 ジェームズ・シェール氏

「ホルムアルデヒド」をご存じでしょうか。ホルムアルデヒドとは一般的な住環境でよくみられる有害物質の1つで、目、鼻、のどなどへの刺激、頭痛等の多様な症状が生じる「シックハウス症候群」の一因とされています。

そんな有害物質ホルムアルデヒドに対し、私たちはどのように対処すればよいのでしょうか。今回はダイソンで空調家電および Airblade 製品のモニタリングを担当されている、エンジニアのジェームズ・シェール氏にお話をうかがいました。

【参照】厚生労働省 職域における屋内空気中のホルムアルデヒ
濃度低減のためのガイドラインについて
厚生労働省 生活環境におけるシックハウス対策

そもそもホルムアルデヒドとは?

ホルムアルデヒドとは、そもそもどのような有害物質なのでしょうか。早速、シェール氏にお話を伺います。

シェール氏「ホルムアルデヒドとは“0.1 ミクロンの粒子の 500 分の 1 ”という、私たちが想像できないほど小さく、WHOや米国環境保護庁でも規制されている有害物質の1つです」

一般的な空気清浄機などに多く搭載されている「HEPAフィルター」は、0.3ミクロンの粒子を99.97%捕集するといわれていますが、ホルムアルデヒドはその細い目も通り抜けてしまうほど小さいのです。

そんなホルムアルデヒドはどこから発生するのでしょうか。

シェール氏「ホルムアルデヒドは家の中の様々な場所を発生源としています。例えば木製家具、塗料、接着剤、たばこ、衣服類などからも検出されることがあります」

つまりホルムアルデヒドは私たちの身近にあるのです。そんなホルムアルデヒドを厚生労働省は濃度0.08ppm以下にすることを推奨していますが、果たしてどのように対処すれば良いのでしょうか。

シェール氏「最も簡単な方法は“換気”でしょう。窓や扉を開けて換気することにより、室内のホルムアルデヒドの濃度は薄まります。しかし、寒さの厳しい季節に換気すると、お部屋の温度が下がってしまいます。さらには都市部で換気を行うと、反対に汚れた空気が室内に入ってしまうケースも考えられます」

それではほかにどのような対処方法があるのでしょうか。シェール氏にうかがったところ、ダイソンの「Dyson Purifier Humidify+Cool Formaldehyde(ダイソン ピュリファイヤ ヒューミディファイ アンド クール ホルムアルデヒド)加湿空気清浄機」が有効な手段の1つであることがわかりました。

Dyson Purifier Humidify+Cool Formaldehyde加湿空気清浄機とは

「Dyson Purifier Humidify+Cool Formaldehyde加湿空気清浄機」は、従来よりも密閉性が高められており、汚れた空気を逃さないだけでなく、ホルムアルデヒドを分解・除去するための仕組みが採用されています。

固体ホルムアルデヒドセンサー

一般的な空気清浄機に搭載されている、ホルムアルデヒドの検知ができるジェルを使ったセンサーの場合、時間が経つとジェルが乾燥してしまい、ホルムアルデヒドの検知が不正確になるケースがあります。

一方でDyson Purifier Humidify+Cool Formaldehyde加湿空気清浄機には、「固体ホルムアルデヒドセンサー」を搭載。ダイソン独自の技術でホルムアルデヒドを正確に検知し、VOC(揮発性有機化合物)センサーによってほかのガスとの識別も正確に行えます。

検知の結果はLCDディスプレイにリアルタイムで表示されます。

ダイソン独自の酸化分解触媒フィルター

多くの空気清浄機で使われているHEPAフィルターでは、非常に小さなホルムアルデヒドを捉えることができず、通過を許していました。例え活性炭フィルターでホルムアルデヒドを捉えることができたとしても、徐々に目詰まりを起こし、空気清浄能力の低下を招いていました。

そこでDyson Purifier Humidify+Cool Formaldehyde加湿空気清浄機には、ダイソン独自の「酸化分解触媒フィルター」を採用。酸化分解触媒フィルターがホルムアルデヒドを捉えると、触媒反応によりホルムアルデヒドの分子が連続して分解され、極少量の水と二酸化炭素となり空気中に放出されます。

この酸化分解触媒フィルターが優れている点は、空気中の酸素が活性酸素分子に置き換わることで自己再生するため、半永久的に使えるという点。

半永久的に使えるため、酸化分解触媒フィルターは“交換要らず”なのです。

そんなDyson Purifier Humidify+Cool Formaldehyde加湿空気清浄機は、2021年10月27日から発売開始となります。在宅時間が増え、お部屋の空気質が気になり始めた方は、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

Dyson Purifier Humidify+Cool Formaldehyde加湿空気清浄機 仕様

製品名:Dyson Purifier Humidify+Cool Formaldehyde加湿空気清浄機
カラー:ホワイト/ゴールド 1色
サイズ:高さ92.3×幅31.2×奥行31.2cm
重さ:8.21kg
空気清浄能力 適用床面積:12畳(30分)/36畳(60分)
8畳を浄化する目安:22分
空気清浄フィルターの交換目安:約1年
本体参考小売価格:オープン(公式ストア価格9万9000円)
発売日:2021年10月27日(公式オンラインストアでは10 月13 日より発売開始)

【参照】ダイソン公式HP

取材・文/髙見沢 洸

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