小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

何と読む?世界一大きな果物「晩白柚」

2021.10.22

八代市提供

秋から冬にかけ出回る柑橘類の代表といえば「温州みかん」。昭和の時代は箱買いする家庭も多く、1975(昭和50)年には全国で366万5000トンの収穫量を誇っていた。それが時代と共に減っていき、2020(令和2)年には76万5800トンにまで下がっている。

同じことは温州みかん以外の柑橘類(中晩柑)にもいえるが、「デコポン」や「はるみ」など、高糖度で食味のよい品種は増加傾向にあり、今までにない、ほかとは違う個性に注目が集まっているようだ。

中でもひときわ異彩を放つのは「晩白柚」だろう。読み方は「ばんぺいゆ」だ。

熊本県八代市が生産地

晩白柚の原産地はマレー半島といわれ、大正時代に熊本県出身の植物学者、島田弥市によって台湾に輸入された。そして、昭和7年、熊本県果実試験場において試作され、栽培に適した場所として昭和25年頃に熊本県八代市で栽培が始まり、増殖が行われていくうち八代地域の特産になった。

ほかの地域ではほとんど生産されておらず、県別のシェアでは熊本県が96%(2018年)であり、そのほとんどが八代市産だ。

JAやつしろによると、晩白柚農家はおよそ100軒あるそうだ。

ギネス公認の大きさ

晩白柚の最大の特長はズバリ、巨大なこと。文旦(ザボン)の一種ながら、直径20センチ、重さ2㎏ほどになり、世界一の果実としてギネスに認定されている。*2021年には八代市の農家が生産したものが5386gという記録を打ち立てている。

ギネス記録を持つ晩白柚(実物)(八代市提供)

ここまでの大きさになるのに、スイカのように地面に這う形で生育するのではなく、木の枝にぶら下がっていることにも驚かされる。

八代市提供

11月中旬から収穫が始まり、市中に出回るのは12月初旬~2月くらい。ハウス栽培ものが先、少し遅れて露地ものが出てくる。

長い間手元において楽しむもの

晩白柚はそのままの状態でも香りがとても良く、日持ちすることでも知られている。買ってきてもしばらく部屋の中で熟成させ、香りと見た目を数日楽しんだ後に食すのがお約束だ。

剥き方は、まず果皮上部を横に切るのが第一歩。そこから果肉を傷つけないよう、縦に6~8等分ほど切りこみを入れてから、手で剥いていく。

果皮は一番外側が黄色。香りが強いので、少し乾燥させお風呂に浮かべるのがオススメ。その下のやわらかな白い果皮は、砂糖漬けなどにしてお菓子を作る家庭も多い。

肝心の果肉は、ぎゅっと詰まっていて、ほどよい爽やかでほどよい甘さを堪能できる。

八代市提供

温泉+晩白柚の組み合わせも

参考までに、八代市の日奈久温泉センターのお風呂の愛称は「ばんぺい湯」といい、冬になると晩白柚を丸ごと浮かべることでも知られている。温泉の効能と晩白柚の香りでリラックスできることうけあい!

日奈久温泉センター「ばんぺい湯」(八代市提供)

また、阿蘇くまもと空港と八代市を約1時間で結ぶ神園交通のバスは、「すーぱーばんぺいゆ」と名付けられているなど、いかに八代市が晩白柚と縁が深いかおわかりいただけよう。

取材協力:八代市/JAやつしろ

取材・文/西内義雄
医療・保健ジャーナリスト。専門は病気の予防などの保健分野。東京大学医療政策人材養成講座/東京大学公共政策大学院医療政策・教育ユニット、医療政策実践コミュニティ修了生。高知県観光特使。飛行機マニアでもある。JGC&SFC会員


@DIME公式通販人気ランキング


興味のあるジャンルを登録して@DIMEをもっと便利に!Amazonギフト券が当たるキャンペーン実施中

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2022年9月15日(木) 発売

DIME最新号の特別付録は「ドラえもん DRY BAG」! 特集は「攻める節約、守る投資」「eスポーツ観戦ガイド」!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 10401024号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。