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よく購入している冷凍食品ランキングTOP3、3位チャーハン、2位から揚げ、1位は?

2021.10.20

冷凍食品は忙しい現代人の強い味方だ。自炊している暇がない時、食卓やお弁当のおかず・主食に困った時、サクッと逸品何か食べたい時など…様々なシチュエーションをレンジでチンするだけで一発解決してくれるこの魔法の食品と、人々はどのように向き合っているのだろうか?

そんな「冷凍食品」に関する意識調査がこのほど、マルハニチロ株式会社により、全国の20歳~59歳の男女1,466名を対象にして実施された。

事前調査結果

■「冷凍食品を月に1日以上利用している」79%、前回調査から16ポイントの大幅上昇

全国の20歳~59歳の男女(1,466名)に、日頃、冷凍食品をどのくらいの頻度で利用しているか聞いたところ、『月1日以上(計)』(「ほぼ毎日」から「月に1日」までの合計、以下同じ)は78.5%となった。

男女・世代別にみると、月に1日以上冷凍食品を利用している人の割合は、40代女性(83.6%)が最も高く、30代女性(83.1%)、40代男性(80.4%)が続いた。【図1】

【図1】

前回(2019年)の調査結果と比較すると、月に1日以上冷凍食品を利用している人の割合は、2019年62.6%→2021年78.5%と、15.9ポイントの大幅上昇。男女・世代別では40代男性(2019年58.5%→2021年80.4%、21.9ポイント上昇)の上昇幅が最も大きくなった。【図2】

【図2】

冷凍食品に対する意識

■「冷凍食品は“自炊疲れ”したときの救世主」90%、「料理上手な人は冷凍食品を上手くアレンジしていると思う」82%、

冷凍食品を月に1日以上利用している20歳~59歳の男女1,000名(全回答者)に、冷凍食品に対する意識について自身にどのくらいあてはまるか聞いたところ、【冷凍食品は“自炊疲れ”したときの救世主だと思う】では「非常にあてはまる」が52.7%、「ややあてはまる」が37.2%で、合計した『あてはまる(計)』は89.9%。冷凍食品を活用することで、自炊に疲れているときでも容易に食事を準備できると感じている人が多いようだ。

また、【料理上手な人は冷凍食品を上手くアレンジしていると思う】では『あてはまる(計)』は82.3%、【“冷凍食品=手抜き”という考えは古いと思う】では『あてはまる(計)』は75.1%となり、料理上手な人は冷凍食品も上手く活用していると捉えている人や、冷凍食品の活用を肯定的に捉えている人が多い実態が明らかになった。

さらに、【冷凍食品は食卓に欠かせない存在だと思う】では『あてはまる(計)』は72.4%となり、冷凍食品を食卓に必要不可欠なものと実感している人が大半を占める結果となった。【図3】

【図3】

冷凍食品の利用実態

■「コロナ禍以降、冷凍食品を利用する機会が増えた」46%、30代女性では59%

全回答者(1,000名)に、冷凍食品の利用実態について、自身の状況が【コロナ禍以降、冷凍食品を利用する機会が増えた】にどの程度あてはまるか聞いたところ、「非常にあてはまる」が12.1%、「ややあてはまる」が33.9%で、合計した『あてはまる(計)』は46.0%、「全くあてはまらない」が10.8%、「あまりあてはまらない」が43.2%で、合計した『あてはまらない(計)』は54.0%となった。

コロナ禍以降、外出を自粛する機会が多くなったことで、冷凍食品の活用シーンが増えたという人が少なくないようだ。

男女・世代別にみると、冷凍食品を利用する機会が増えた人の割合は、20代男性・30代男性(いずれも50.4%)や30代女性(59.2%)では半数を超えた。【図4】

【図4】

■冷凍食品を利用するシーン1位「簡単に食事を済ませたいとき」2位「おかずが足りないとき」3位「料理する時間がないとき」

全回答者(1,000名)に、どのようなときに冷凍食品を利用しているか聞いたところ、「簡単に食事を済ませたいとき」(56.3%)が最も高くなった。食事を手早くとりたいときに冷凍食品があると便利だと感じている人が多いようだ。

次いで高くなったのは、「おかずが足りないとき」(48.3%)、「料理する時間がないとき」(45.9%)、「料理をする気力がないとき」(42.5%)、「食材をストックしておきたいとき」(38.5%)だった。料理の品数を増やしたいときや買いだめをしたいとき、料理をする時間や気力がないときに冷凍食品が役立つと感じている人も多いとわかった。【図5】

【図5】

■冷凍食品の購入場所TOP5「スーパー」「ドラッグストア」「コンビニエンスストア」「宅配生協」「インターネット通販」

また、普段、どこで冷凍食品を購入しているか聞いたところ、「スーパー(店頭)」(89.4%)が突出して高く、「ドラッグストア」(28.9%)、「コンビニエンスストア」(19.4%)、「宅配生協」(7.5%)、「インターネット通販」(5.0%)が続いた。【図6】

【図6】

■冷凍食品を購入する際に重視するポイント1位「おいしさ」2位「価格の安さ」3位「調理が簡便」

冷凍食品を購入する際、どのような点がポイントになるのだろうか。

普段、冷凍食品を自身で購入する人(993名)に、冷凍食品を購入するときに、重視していることを聞いたところ、「おいしさ」(57.1%)と「価格の安さ」(55.5%)が特に高くなった。味や値段を重視して購入している人が多いようだ。次いで高くなったのは、「調理が簡便」(36.0%)、「内容量の多さ」(24.7%)、「使い切れる容量・個数である」(21.3%)だった。【図7】

■よく購入する冷凍食品1位「焼き餃子」2位「から揚げ」3位「チャーハン」4位「枝豆・茶豆」5位「ハンバーグ」

普段、冷凍食品を自身で購入する人(993名)に、よく購入する冷凍食品を聞いたところ、1位「焼き餃子」(55.8%)、2位「から揚げ」(44.6%)、3位「チャーハン」(44.5%)、4位「枝豆・茶豆」(33.1%)、5位「ハンバーグ」(30.3%)となった。【図8】

【図8】

また、コロナ禍以降、購入する機会が増えた冷凍食品を聞いたところ、1位「焼き餃子」(19.7%)、2位「チャーハン」(15.9%)、3位「から揚げ」(15.2%)、4位「うどん」(9.9%)、5位「ハンバーグ」(9.3%)となり、主食になるメニューや、おかずに1品足したいときに便利なメニューが上位に挙がった。【図9】

【図9】

■昔よりおいしくなったと思う冷凍食品、自分で調理するよりおいしいと思う冷凍食品の1位は「焼き餃子」

全回答者(1,000名)に、“昔よりおいしくなったと思う冷凍食品”と“自身で調理するよりおいしいと思う冷凍食品”を聞いたところ、どちらも1位「焼き餃子」(順に31.8%、29.3%)となった。「焼き餃子」のおいしさを実感している人が多いようだ。

2位以降をみると、“昔よりおいしくなったと思う冷凍食品”では2位「チャーハン」(28.1%)、3位「から揚げ」(27.9%)、4位「ハンバーグ」(21.9%)、5位「パスタ」(15.1%)となり、“自身で調理するよりおいしいと思う冷凍食品”では2位「チャーハン」(23.6%)、3位「から揚げ」(17.2%)、4位「ハンバーグ」(14.4%)、5位「ピラフ」(12.8%)となった。【図10】【図11】

【図10】

【図11】

■冷凍庫に常備しておきたい冷凍食品5位「パスタ」4位「うどん」、TOP3は?

また、冷凍庫に常備しておきたい冷凍食品を聞いたところ、1位「焼き餃子」(31.2%)、2位「から揚げ」「チャーハン」(いずれも27.2%)、4位「うどん」(20.7%)、5位「パスタ」(16.9%)となった。【図12】

【図12】

■ビジネスパーソンがおすすめ!在宅ワーク中のランチに向いていると思う冷凍食品1位「チャーハン」

有職者(790名)に、在宅ワーク中のランチに向いていると思う冷凍食品を聞いたところ、1位「チャーハン」(43.8%)、2位「パスタ」(28.6%)、3位「ピラフ」(26.7%)、4位「うどん」(24.1%)、5位「焼きおにぎり」(22.4%)と、忙しい合間でもパパっとつくることができてお腹を満たせる主食メニューが多く挙がった。【図13】

【図13】

■冷凍食品購入のために使っている金額は平均2,894円/月、前回調査より429円増加

普段、冷凍食品を自身で購入する人(993名)に、冷凍食品購入のために使っている金額(1ヶ月あたり)を聞いたところ、「1,000円~2,000円未満」(31.1%)や「2,000円~3,000円未満」(17.3%)、「3,000円~5,000円未満」(17.8%)に回答が集まり、平均は2,894円。

前回(2019年)の調査結果と比較すると、1ヶ月あたりに冷凍食品購入のために使っている金額の平均は、2019年2,465円→2021年2,894円と、429円の増加となった。コロナ禍以降、冷凍食品を購入する量や機会が増えたという家庭が多くなったのではないだろうか。【図14】

【図14】

■冷凍庫に常備している冷凍食品の品数の平均は5.2品

また、全回答者(1,000名)に、普段、何品くらいの冷凍食品を冷凍庫に常備しているか聞いたところ、「3品」(22.0%)や「5品」(23.5%)に回答が集まり、平均は5.2品だった。前回(2019年)の調査結果と比較すると、冷凍庫に常備している品数の平均は、2019年4.7品→2021年5.2品と、0.5品の増加となった。【図15】

【図15】

■「冷凍食品をアレンジして使うことがある」21%、20代男性では27%

次に、冷凍食品のアレンジについて質問した。

全回答者(1,000名)に、冷凍食品をアレンジして使うことがあるか聞いたところ、「ある」は20.8%、「ない」は79.2%となった。冷凍食品をそのままではなくひと手間をかけて料理に使っている人は少なくないようだ。

男女・世代別にみると、冷凍食品をアレンジして使うことがある人の割合は、20代男性(27.2%)が最も高くなった。次いで高くなったのは、50代女性(26.4%)、20代女性・30代女性(いずれも24.0%)。【図16】

【図16】

■未就学児がいる親の27%が「冷凍食品をアレンジして使うことがある」と回答

また、子どもがいる人(480名)についてみると、冷凍食品をアレンジして使うことがある人の割合は23.8%となり、子ども(長子)の成長段階別では未就学児(26.5%)と小学生(26.3%)で高くなった。未就学児や小学生の親には、子どものお弁当づくりなどで冷凍食品を上手に活用して“時短”を実践している人が多いのではないだろうか。【図17】

【図17】

■アレンジして使っている冷凍食品TOP5「チャーハン」「から揚げ」「ハンバーグ」「餃子」「うどん」

では、どの冷凍食品をアレンジして使うという人が多いのだろうか。

冷凍食品をアレンジして使うことがある人(208名)に、アレンジして使っている冷凍食品を聞いたところ、1位「チャーハン」(23名)、2位「から揚げ」(21名)、3位「ハンバーグ」「餃子」(いずれも15名)、5位「うどん」(14名)となった。【図18】

【図18】

■冷凍食品のマイアレンジレシピ、チャーハンでは「麻婆豆腐がけ」「キムチチャーハン」、から揚げでは「酢豚風」など

具体的なアレンジの方法やアレンジ料理を聞いたところ、チャーハンでは「卵のせ」や「野菜トッピング」、「あんかけ」、「麻婆豆腐がけ」、「キムチチャーハン」、から揚げでは「酢豚風」や「あんかけ」、「親子丼」、「卵とじ」、ハンバーグでは「チーズのせ」や「煮込みハンバーグ」、「ハンバーグカレー」、「ハンバーガー」、餃子では「餃子のスープ」や「チーズのせ」、「あんかけ」、「チリソース添え」、うどんでは「カレーうどん」や「温泉卵のせ」、「明太クリームうどん」といった回答がみられた。【図19】

【図19】

■魅力を感じる冷凍食品5位「自然解凍ができる」4位「パッケージがそのままお皿になる」、TOP3は?

全回答者(1,000名)に、魅力を感じる冷凍食品を聞いたところ、「レンジだけでできる」(49.7%)が最も高くなり、次いで高くなったのは、「手間がかかるメニューが冷凍食品になっている」(35.5%)、「野菜がたっぷりとれる」(33.0%)、「パッケージがそのままお皿になる」(26.7%)、「自然解凍ができる」(22.9%)でした。レンジ一つで調理ができたり、お皿に移し替える必要がなかったりするなど、調理の手間を減らしてくれるような冷凍食品に魅力を感じる人が多いようだ。

男女別にみると、女性では「手間がかかるメニューが冷凍食品になっている」が46.2%と、男性(24.8%)と比べて20ポイント以上高くなった。また、女性では「レンジだけでできる」が55.4%、「野菜がたっぷりとれる」が40.2%、「国産の原材料にこだわっている」が26.0%と、男性(順に44.0%、25.8%、15.6%)と比べて10ポイント以上高くなった。【図20】

【図20】

■将来的に、あったらいいなと思う冷凍食品は?

全回答者(1,000名)に、将来的に、どのような冷凍食品があったらいいなと思うか聞いたところ、1位は「お弁当がそのまま冷凍食品になっているもの」(35名)だった。温めてそのままお弁当として使えたら嬉しいと感じる人が多いようだ。

次いで、2位「お店の料理・シェフの料理が味わえるもの」(23名)、3位「本格的・作りたての味や食感に仕上がるもの」(19名)、4位「短時間で解凍・調理できるもの」(15名)、5位「栄養価が高いもの・栄養バランスがよいもの」(13名)となった。本格的な味わいのものや時短につながるもの、健康を意識したものを望む人が多いとわかった。【図21】

【図21】

■冷凍食品あるあるTOP5「特売の度に購入し、冷凍庫がパンパンになる」「加熱時にラップをかける・かけないかで悩む」

全回答者(1,000名)に、冷凍食品について経験したことがあるものを聞いたところ、「特売の度に購入し、冷凍庫がパンパンになる」(29.4%)と「加熱の際にラップをかけるか、かけないかで悩む」(28.9%)が特に高くなった。

普段よりも安く買えるタイミングに買い過ぎてしまい収納に困った経験や、加熱時のラップ利用に悩んだ経験があるという人が多いようだ。次いで高くなったのは、「冷凍庫の底からいつ購入したのかわからないものがみつかる」(22.1%)、「加熱時間を確認する前に包装を捨ててしまう」(19.8%)、「加熱時間を間違える」(18.8%)だった。

そのほか、「自然解凍OKだと思っていたら加熱タイプだった」(10.3%)といった確認不足による失敗、「買い物後に冷凍食品を冷凍庫に入れ忘れる」(8.1%)や「冷凍食品なのに冷蔵保管した」(5.4%)といった保管時の失敗が上位に挙がった。【図22】

【図22】

冷凍食品のアレンジとエンタメ

■冷凍食品のアレンジレシピを教えてほしいタレント、1位「ギャル曽根さん」

最後に、全回答者(1,000名)に、“冷凍食品のアレンジ”をテーマに、イメージに合う有名人・アニメキャラを聞いた。

まず、冷凍食品のアレンジレシピを教えてほしい有名人を聞いたところ、【タレント(ユーチューバー除く)】では1位「ギャル曽根さん」(52名)、2位「速水もこみちさん」(33名)、3位「平野レミさん」(23名)、4位「小倉優子さん」(22名)、5位「和田明日香さん」(18名)となった。

そのほか、7位には斬新な表現で綴った料理レシピ本『カレンの台所』が注目を集め、料理の腕前を披露するインスタグラムでは200万人超のフォロワーを抱える「滝沢カレンさん」(13名)が挙がった。また、8位「馬場裕之さん」(10名)や9位「グッチ裕三さん」(7名)など、プロの料理人顔負けのタレントがTOP10にランクインした。【図23】

【図23】

■冷凍食品のアレンジレシピを教えてほしい料理ユーチューバー「リュウジさん」がダントツ、2位「かねこさん」

【料理ユーチューバー】では「リュウジさん-料理研究家リュウジのバズレシピ-」(52名)がダントツ、2位「かねこさん-きまぐれクック-」(14名)、3位「はるあんさん-はるあん-」「速水もこみちさん-M’sTABLEbyMocomichiHayami-」(いずれも7名)、5位「ギャル曽根さん-ごはんは残さず食べましょう-」(6名)となった。簡単に取り組めそうなレシピや時短レシピを紹介している料理ユーチューバーが上位に挙がった。【図24】

【図24】

■冷凍食品のアレンジ料理をもりもり食べてくれそうなアニメキャラ、TOP2は「モンキー・D・ルフィ」「孫悟空」

また、冷凍食品のアレンジ料理をもりもり食べてくれそうなアニメキャラを聞いたところ、1位「モンキー・D・ルフィ-ONEPIECE-」(108名)、2位「孫悟空-ドラゴンボール-」(52名)、3位「剛田武-ドラえもん-」(31名)、4位「ドラえもん-ドラえもん-」(19名)、5位「竈門炭治郎(かまどたんじろう)-鬼滅の刃-」(18名)となった。

そのほか、7位「煉獄杏寿郎(れんごくきょうじゅろう)-鬼滅の刃-」(12名)や9位「嘴平伊之助(はしびらいのすけ)-鬼滅の刃-」(6名)、10位「うずまきナルト(NARUTO-ナルト-)」(5名)など、作中で食事をもりもりおいしそうに食べるシーンが印象的なキャラクターが挙がった。【図25】 

【図25】

※マルハニチロ調べ

<調査概要>
◆調査タイトル:冷凍食品に関する調査2021
◆調査対象:ネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員を母集団とする全国の20~59歳の男女で、月に1日以上冷凍食品を利用する人
◆調査期間:2021年9月14日~9月15日の2日間
◆調査方法:インターネット調査
◆有効回答数:1,000サンプル
(内訳)
20代30代40代50代計
男性125s125s125s125s500s
女性125s125s125s125s500s

実施機関:ネットエイジア株式会社

出典元:マルハニチロ株式会社
https://www.maruha-nichiro.co.jp/

構成/こじへい

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