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ゲームやSNSだけじゃない!ビジネスシーンでも活用が進む「アバター」とは?

2021.10.25

コロナ禍の外出自粛により、インターネットやSNSを使う時間が増えた人も多いだろう。「アバター」は、オンライン上での円滑なコミュニケーションを支える存在として、ますます注目度が高まっているサービスの一つだ。本記事ではアバターの意味や娯楽・ビジネスシーンでのそれぞれの活用例を詳しく解説する。

「アバター」とは?

はじめに「アバター」とは何か、どのような場面で使用されるのかを解説する。意外な語源についても注目してほしい。

自分自身の分身となるキャラクターのこと

アバターとは、インターネットやゲームの中で自分自身の分身となるキャラクターのことを表す。ユーザー本人によってイラストやアイコン、3Dアニメーションを自由に設定できるものが多く、実際の自分の姿に似せて作るだけではなく、あえて普段の自分とは異なるキャラクターを用いて、そのキャラクターになりきることを楽しむ人もいる。設定したアバターを仮想空間上で動かせば、現実世界と同様に他のユーザーのアバターと交流ができる。

アバターの語源となっているのは、ヒンドゥー教において「神の化身」を意味するサンスクリット語の「avataara(アバターラ)」。これを英語にしたものが「avatar(アバター)」だ。現在では、主に仮想空間上での自分の分身を意味する用語として使われることが多くなった。

アバターの主な使用シーン

アバターを使えば、実際の自分の姿をインターネット上に表示させることなく、気軽に他のユーザーとの交流を楽しめる。さらに、自らの分身を仮想空間上で操作することによって、より画面上の世界をリアルに感じることができる特長もある。そのことから、アバターは主にオンラインゲームやSNS上で使用されることが多い。

娯楽だけじゃない!ビジネスでのアバター活用

元々はゲームやSNSなどの娯楽シーンで使用されることの多かったアバターだが、近年ではビジネスにおいてもアバターが活用される例が徐々に増えてきている。ここからはその具体例について見ていこう。

仮想空間×アバターの需要は今後ますます高まる?

オンライン上に現実世界を再現する、いわゆる「仮想空間」は、これまでさまざまなSF映画の題材としても取り上げられてきた。昨今の新型コロナウイルスの流行により、大人数が一か所に集まることが以前よりも難しくなった現在では、仮想空間とアバターを組み合わせて人同士の交流が行えるようなサービスの需要が伸びている。仮想空間上での非対面型コミュニケーションの質を高めることで、感染症対策と人と同じ場所にいる一体感を両立させる効果が期待されている。

ビジネスにおけるアバターの活用例

ビジネスにおけるアバター活用の代表例として、まず仮想オフィスが挙げられる。グラフィックで作られたインターネット上のオフィスで自身のアバターを操作しながら、他のメンバーと気軽にコミュニケーションが取れる仕組みだ。このシステムの導入により、テレワーク中でも仲間と一緒に働いているような環境を再現でき、働き手の孤独感の軽減やコミュニケーションの活性化に繋がることが期待されている。

また、百貨店やショッピングモールなどの大型商業施設では、仮想空間とアバターを組み合わせた接客サービスを取り入れる事例も見られる。実店舗に似た空間をインターネット上で再現することで、買い物客は自宅にいながら、リアル店舗内を歩いて買い物するような感覚が楽しめる。店舗側は親しみやすいキャラクター風のアバターを使用して、リアル店舗と同じように接客が行える。

人気のアバター作成サービスは?

ここからは、アバター作りの経験がない方でも気軽に楽しめるアバター作成サービスを紹介する。ここでは人気の3つのサービスを見ていこう。

LINEアバター

LINEアバター(ラインアバター)とは、日常的な連絡手段として使用している方も多いLINEに搭載されているアバター作成機能だ。アバターの作り方は簡単。ホームタブで自分のアイコンをタップすると表示されるアバターをタップ。カメラ機能が起動するため、そのまま自撮りをすると自動的にアプリがアバターを作成してくれる。そこから、アバターの編集をすることも可能。作成したアバターはLINEアイコンに設定できるほか、アバター入りの写真を撮影したり、ビデオ通話機能で自身の顔をアバターに置き換えて表示させるなどの機能が使用できる。

ZEPETO(ゼペット)

ZEPETO(ゼペット)は、10~20代の若年層を中心に人気を集めている3Dアバター作成アプリ。自分の顔写真から自動的にアバターを作成したり、自由にパーツを組み合わせたりすることで自身のオリジナルアバターを作成できる。ファッションや背景のイラストをカスタムしてアバターを撮影、SNSに投稿する楽しみ方が流行している。また、アプリ上の仮想空間、ゼペットワールドを活用すれば他のユーザーと交流することも可能だ。

CHARAT(キャラット)

CHARAT(キャラット)はホームページ上の簡単な操作でアバターを作成できるサービス。アバター作成画面からデフォルトで設定されているキャラクターのパーツを入れ替えてアバターを作っていく。作成後はアバター画像をダウンロードすることが可能。特にアバター同士で交流できる機能はないが、SNSのアイコンとして使用する画像を作成するのには便利。

文/oki

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