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初心者必読!ふるさと納税でやりがちな失敗事例集

2021.10.16

自分が応援したい自治体に実質2,000円の負担で寄付ができる『ふるさと納税』。

所得税および住民税の控除が受けられるだけでなく、寄付した自治体から魅力的な返礼品が送られてくることから、利用したことがある人も多いでしょう。

毎年おなじみになっている人も多いふるさと納税ですが、意外と「ふるさと納税に失敗してしまった」という声もよく聞かれます。

そこで今回は、ふるさと納税で「やりがちなNG失敗例」をまとめて紹介します。

ふるさと納税で失敗しない方法もあわせて紹介しますので、ふるさと納税で失敗したくない人は、もう一度ふるさと納税の基本からしっかりおさらいしておくと安心ですよ。

ふるさと納税でやりがち失敗6選

ふるさと納税で失敗してしまった人によくある失敗例は、以下のようなものです。

失敗例1:ふるさと納税ができる上限額を超えてしまった

ふるさと納税は、年収や家族構成などの条件によりふるさと納税ができる上限額が異なります。

ふるさと納税ができる上限額を超えてしまうと、自己負担額が2,000円を超えることになります。

自己負担額2,000円でふるさと納税を利用したい場合は、あらかじめ控除上限額のシミュレーションを行いましょう。

ふるさと納税の上限額を計算してくれるシミュレーションでは、ご自分の年収や扶養家族の有無などを入力することで、寄付の上限を調べることができます。

手元に源泉徴収票があれば、源泉徴収票をみながら入力することで控除の上限額が分かります。

ただし、去年より今年の年収が減少する見込みのある人は要注意。

去年の源泉徴収票を使って上限額を計算してしまうと、上限額を超えてしまうことがあり、結果としてふるさと納税で失敗してしまうことにつながりますので気をつけましょう。

失敗例2:申請をしなかった

ふるさと納税は、特産品を申し込めば終わりという制度ではありません。

寄付金の控除証明書類をもとに、翌年3月15日までに確定申告をするか、ワンストップ特例制度の適用申請書を翌年1月10日までに寄付した自治体に提出しなければなりません。

特に、ワンストップ特例制度を利用するつもりなのに、期限までに適用申請書を提出しそびれてしまう人が多く見られます。

また、確定申告も、やり方が分からず放置してしまう人も見られます。

せっかくふるさと納税をしたのに、控除の適用がされなかったら意味がないですよね。

このような初歩的なミスをしないよう、必ずふるさと納税と申告はセットで考えましょう。

なお、ふるさと納税の寄付金控除の適用を忘れてしまっても、確定申告書の提出期限から5年以内であれば適用を受けられることがありますので、すぐにあきらめないようにしましょう。

失敗例3:寄付金受領証明書をなくした

ふるさと納税を申し込んだ後、特産品とは別に自治体から寄付金の「受領証明書」が交付されます。

ふるさと納税は、1年分をまとめてあとから控除の申請することになるため、時間がたつと寄付金受領証明書をうっかり紛失してしまうことがあります。

特に日頃から書類などの整理を行う習慣がないと、どこかに置いたまま忘れてしまったり、誤って捨ててしまったりということになりかねません。

もしなくしてしまった時は、自治体に速やかに相談しましょう。再発行をしてくれることがあります。ただし、控除の申請ができる時期は限られていますので、期限ぎりぎりになると間に合わないこともあります。

このようなことにならないよう、「寄付金受領証明書」を保管する場所はあらかじめ決めておきましょう。

失敗例4:翌年のふるさと納税になってしまった

年末にかけ、駆け込みでふるさと納税をしようと考える人にありがちなのが、今年のふるさと納税の締め切り日をうっかり過ぎてしまうケースです。

年内に申込をしても入金確認が年明けになってしまうと、翌年分の扱いになってしまうことがあります。

特に年末のタイミングは、「○日までの申し込みまでが本年分」と早めの締め切りを設定している自治体も多く見られます。この注意書きを見落として、まだ年末だから間に合うだろうと申し込んでしまい、翌年分のふるさと納税になってしまわないよう注意しましょう。

失敗例5:冷蔵庫がパンパンで入りきらなかった

ふるさと納税を年末などに駆け込みで行う人に多いのが、ふるさと納税の返礼品で冷蔵庫などがパンパンになってしまったというケースです。

せっかくふるさと納税でおいしい食材を手に入れても、賞味期限が切れたり、うまく保存できないようでは本末転倒です。

返礼品が届くまでの期間は、自治体によって差が大きいものです。あらかじめ受け取り時期はずらしておくようにしましょう。

失敗例6:お得に利用できなかった

ふるさと納税は、実質の自己負担金が2,000円で寄付ができる制度ですが、この2,000円の負担金は、各キャッシュレス決済のポイントの増量日やキャンペーンなどをうまく利用することで、ほとんど取り戻せることが多いものです。

毎年、秋ごろから年末にかけて各キャッシュレス決済でお得なキャンペーンなどを実施していることが多くありますので、少しでもお得に納税できる方法を考えてみましょう。

ふるさと納税で失敗しないために

総務省の調べによると、令和2年度のふるさと納税の実績は約6725億円となっています。前年度比1.4倍と年々増加の傾向がみられています。

出所元:総務省

私たちの暮らしにしっかり根付いてきているふるさと納税ですが、意外と多くの人が「失敗した」と感じてしまうことがあるようです。

上手に活用すればお得しかない『ふるさと納税』なのに、「こんなはずじゃなかった」とがっかりしてしまうなんて、もったいないですよね。

ぜひ、上手に活用して、ふるさと納税の「お得」を存分に満喫してください。

文/家計簿・家計管理アドバイザー あき
著書に「1日1行書くだけでお金が貯まる! 「ズボラ家計簿」練習帖(講談社の実用BOOK))」「スマホでできる あきの新ズボラ家計簿(秀和システム)」他 

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