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見た目以上に変わっていた!iPhone 12 Proと比べてわかったiPhone 13 Proの進化

2021.10.16

毎年9月ごろに新製品が発売されるiPhoneシリーズ。世界的に多くのユーザーがいる“スマートフォンの代名詞”ともいえる人気シリーズですから、多くの人が最新モデルのデザインや性能に注目していることでしょう。

そこで今回は、新型の「iPhone 13 Pro」を、2020年モデルの「iPhone 12 Pro」と比較していきましょう。

「iPhone 13 Pro」は「iPhone 12 Pro」からどこが進化した?

早速、「iPhone 12 Pro」からの進化点を中心に「iPhone 13 Pro」の特徴を紹介していきましょう。本体デザインがほぼ変わっていないため、一見あまり変わっていないようにも感じますが、要所要所に進化ポイントが見られています。

ディスプレイサイズは同じでも性能は別!? 初の120Hzリフレッシュレート対応

左がiPhone 13 Pro、右がiPhone 12 Pro

「iPhone 13 Pro」のディスプレイサイズは6.1インチで、有機ELを採用。これは前モデルである「iPhone 12 Pro」と同じになっています。一見進化の見られないポイントではありますが、「iPhone 13 Pro」ではシリーズ初の10Hzから120Hzの可変式リフレッシュレートに対応しています。

リフレッシュレートとは画面が1秒間に書き換わる回数を示します。数字が大きくなるほど画面は滑らかに動くため、スクロールの動作やゲームプレイ時にはより快適に操作できるようになります。

「iPhone 12 Pro」の場合、リフレッシュレートは公表されていなかったため、具体的にどの程度進化したのかは言及できませんが、「iPhone 13 Pro」にて対応した120Hzは、“シリーズ初”とされているため、性能が向上していることは間違いありません。

実際に2台を並べてチェックしてみると、スクロールの滑らかさに違いがあることがわかります。特に同タイトルのゲームをプレイすると性能差は明らかなので、アプリゲームを頻繁にプレイするという人にはおすすめです。

ディスプレイ上部にある“ノッチ”部分は、約20%小さく再設計されました。動画視聴の際などには、ノッチ部分で映像が隠れてしまい迫力が損なわれてしまうこともあるので、小さくなったのは嬉しいポイントです。

また、細かな進化点ですが、ディスプレイの最大輝度(標準時)が「iPhone 12 Pro」は800ニトなのに対し、「iPhone 13 Pro」は1000ニトに向上しています。もともと十分な明るさになり、ディスプレイの明るさを最大にする機会はあまりないので体感する機会は少ないですが、確実に進化したポイントでしょう。

両方の端末を最大輝度にした状態。わかりにくいが、若干iPhone 13 Pro(左)のほうが明るくなっている

ボディのデザインはほぼ共通で、高さ146.7mm×幅71.5mmは2モデル共通ですが、厚さは「iPhone 13 Pro」が7.65mm、「iPhone 12 Pro」は7.4mmでわずかに厚くなりました。

iPhone 13 Pro(左)のほうがわずかに分厚い

また、特に気になったのが質量で、「iPhone 12 Pro」は187gだったのに対し「iPhone 13 Pro」は203g。16g重くなった形で、持ち比べてみると確かにずっしり感が増しています。

両端末ともにガラスフィルムを着けているので、公表の質量より重くなっているが、質量の差はよくわかる

カラーバリエーションは「グラファイト」「ゴールド」「シルバー」に「シエラブルー」が追加されました。

カメラはより大きく高性能に進化!

アウトカメラは約1200万画素の広角/約1200万画素の超広角/約1200万画素の望遠という3眼構成で、「iPhone 12 Pro」と同様。ただし、各レンズにおいてf値など細かに変更されています。また、3つのレンズすべてでナイトモードに対応しました。

望遠レンズでのナイトモード撮影

超広角レンズでのナイトモード撮影

大きな違いとしてまず挙げられるのが、超広角カメラがマクロ撮影に対応した点。「iPhone 13 Pro」では約2cmまでの距離でフォーカスを合わせることが可能になっており、より多彩なシーンでの写真撮影ができるようになりました。

超広角レンズによるマクロ撮影

ボディのデザイン/サイズはほぼ共通と話しましたが、カメラユニットは「iPhone 12 Pro」と比べて若干大きくなっています。そのため、ディスプレイサイズは同じですが、ほとんどのスマートフォンカバーは共用できないでしょう。

カメラ機能として新たに追加されたのが、「シネマティックモード」という動画撮影モード。広角/望遠/TrueDepthカメラ(インカメラ)にて使用できる機能で、動画撮影中に被写体の位置や目線の動きに合わせてフォーカスを自動調整してくれる機能です。

使いこなせば、誰でも簡単に映画のような動きのある動画が撮影できる本機能。特に子供やペットの動画を多く撮影したいという人には便利でしょう。

通常の写真撮影はいうまでもないかもしれませんが、簡単に精細な写真を撮ることができます。AIの力で写真の色味を補正し、“目で見るよりも鮮やか”な写真を撮影する力はしっかりと踏襲されています。

最新「A15 Bionic」搭載! バッテリー性能も向上!

「iPhone 13 Pro」の搭載CPUは、最新の「A15 Bionic」というもので、相変わらずの高性能。「iPhone 12 Pro」に搭載されている「A14 Bionic」でも十分高性能なので、あまり体感できるシーンはありませんが、インターネット検索からSNS、ゲームまであらゆる動作も快適に行えます。

性能面の進化としては、バッテリーの持続時間が「iPhone 12 Pro」から最大1.5時間長くなっている点が挙げられます。本体サイズが変わっていないので、バッテリーのサイズも大きくは変わっていないと考えられますが、AIによる電力コントロールの精度が向上したり、可変式リフレッシュレートを採用することで、バッテリーの消耗を抑えられるようになったと考えられます。

実際に2モデルを使用していると、確かにバッテリーの減りは遅くなったように感じます。ディスプレイ性能などを向上させながら、より長い時間使えるようになったのはポイントでしょう。

また、「iPhone 13 Pro」では新たに「デュアルeSIM」に対応しています。eSIMは各通信キャリアや一部のMVNO会社にて提供を開始しており、物理的なSIMカードを用意しなくても回線の契約や切り替えができるため便利。2つのeSIMに対応したのは、今後eSIMが主流になっていくとも思える進化ポイントでしょう。

堅実かつ着実に各性能をアップデートした「iPhone 13 Pro」

新型の「iPhone 13 Pro」と「iPhone 12 Pro」にて比較をしてみると、デザインや本体サイズに大幅な強化はないものの、ディスプレイ性能やカメラ性能、プロセッサの性能など各方面において着実なアップデートが施されていることがわかります。

「より高性能なディスプレイでヘビーにゲームをプレイしたい」「iPhoneで映画のようなきれいな動画を撮影したい」という人にとっては「iPhone 13 Pro」はファーストチョイスにもなり得る製品です。

なお、Apple Storeや各通信キャリアからの販売価格は別の記事にて紹介しているので、購入前にはこちらも確認してみてください。

【参照】一番安いのはどこ?「iPhone 13」シリーズのApple Storeと4キャリアの販売価格を比べてみた

取材・文/佐藤文彦

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