数万円するモデルが一般的だったワイヤレスイヤホン市場ですが、近年は1万円以下で購入できる製品も続々と登場しており、今や多くの人が普段から使用していることでしょう。
もちろん、安価なモデルは使い勝手の良い製品が多く、屋内外問わずに気軽に使用できるため有用なのですが、長く使用していると「より安定した接続性」や「より精細な音質」、「より快適な装着感」などを求めてしまうことはありませんか?
そんな人たちのために、今回はハイエンドワイヤレスイヤホンとして3万円前後のおすすめ製品をピックアップしていきます。
ハイエンド完全ワイヤレスイヤホンの代名詞!? 3万円前後の超優秀モデル【ソニー WF-1000XM4】
初めに紹介するのは、ソニーの「WF-1000XM4」。“ハイエンド完全ワイヤレスイヤホンの代名詞”ともいえる人気モデルなので、一度は目にしたことがあるという人が多いかもしれません。ソニーストアでの販売価格は3万3000円です。
本製品の大きな特徴が、業界最高クラス(※)のノイズキャンセリング性能。乗り物から発生する低周波ノイズから、人の声といった中高音ノイズまでを、2つのセンサーマイクで集音し、逆位相の音を生成。幅広い音域でノイズを低減します。
また、Bluetoothの規格である「コーデック」としては、ハイレゾコンテンツも原音に近い高精細に再生できる「LDAC」に対応。従来のBluetooth Audioの最大約3倍の情報量を伝送できるとのことで、細かい音も逃すことなく耳に届けることができます。
電池持続時間はノイズキャンセリングON時で最大8時間、OFF時は最大12時間の連続音声再生が可能となっています。
※完全ワイヤレス型ノイズキャンセリングヘッドホン市場において。2021年4月26日時点。ソニー調べ、電子情報技術産業協会(JEITA)基準に則る
【参照】ソニー WF-1000XM4
ドイツの老舗オーディオメーカーが手掛ける3万円以下の高性能ワイヤレスイヤホン【ゼンハイザー CX Plus True Wireless】
イヤホン/ヘッドホンからプロ向けのマイクやレコーディング機材まで手掛けるドイツの老舗オーディオメーカー「ゼンハイザー」の完全ワイヤレスイヤホン「CX Plus True Wireless」もおすすめの製品。公式HPでの販売価格は2万1780円で、今回紹介する製品の中では比較的安価になっています。
本製品は、オーディオメーカーらしく高音質にこだわられた製品になっており、ハイエンドなトランスデューサーを内蔵することで、高解像度のサウンドを幅広い帯域で表現する力に長けています。コーデックも、ハイレゾ相当の高音質が再生できる「aptX Adaptive」に対応しています。
ノイズキャンセリング機能や外音取り込み機能を搭載し、使い勝手においても優秀。動作時間はイヤホン単体で最大8時間、ケース併用で最大24時間となっています。また、本体はIPX4相当の防水性能も有しているので、ランニング時などに着用しても、汗や雨による故障の心配はあまりないでしょう。
【参照】ゼンハイザー CX Plus True Wireless
11レベルのサウンドが楽しめる高性能完全ワイヤレスイヤホンが約3万円!【Jabra Elite 85t】
「Jabra」の「Jabra Elite 85t」は、高い通話品質と“11レベルのサウンド”が魅力の完全ワイヤレスイヤホン。公式HPでの販売価格は2万9480円となっています。
“11レベルのサウンド”とは、ノイズキャンセリング機能を最大にした状態と、HearThrough(外音取り込みモード)を最大にした状態の間に11段階の音を開発することで、状況に合わせた音の聴こえ方に調整できるというもの。
飛行機の中など騒音のレベルが高い場所ではノイズキャンセリングを最大に、仕事中など作業に集中したい環境で、周囲に特別大きなノイズがない時にはノイズキャンセリングを弱めにするといった使い方ができます。
内蔵ドライバーは12mmと大型で、迫力のある低音域の響きが特徴的です。本体は何千人もの耳の形状をスキャンし、最先端のアルゴリズムによるシミュレーションで設計されたコンパクトボディになっており、装着感の良さも強みになっています。
【参照】Jabra Elite 85t
圧巻のノイズキャンセリング性能と優れた音質/操作性が魅力の約3万円完全ワイヤレスイヤホン【BOSE QuietComfort Earbuds】
最先端のノイズキャンセリング技術を有することで人気の「BOSE」。今回紹介する「BOSE QuietComfort Earbuds」は、ノイズキャンセリングとハイ・フィデリティオーディオを搭載し、周囲の音をかき消しながら臨場感のある音楽を再生することで、音の世界への没入感に優れた製品です。
イヤーチップにはシリコン素材を採用し、耳にフィットすることで装着感を良くしながら、周囲の音が入り込まないようになっています。また、イヤホン本体には「StayHear Maxチップ」という、フックのような素材がついており、耳をしっかりとホールドしてくれるため、激しい運動をしてもずれにくい安定感が魅力になっています。
1回の充電での連続再生時間は最大6時間、ケースは2回分の充電が可能になっています。また、充電ケースはQi規格でのワイヤレス充電(非同梱)にも対応。イヤホン本体はIPX4の防滴性能も備えています。販売価格は、公式HPで3万3000円です。
※データは2021年10月上旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用はあくまで自己責任にてお願いします。
文/佐藤文彦