資産運用
芸能人が住んでいた家は価値が爆上がりする
資産運用への活用はNFTの持つ可能性のひとつだ。投資用不動産のWEB流通プラットフォーム『イエリーチ』を運営するネクサスエージェントでは、〝居住者情報の履歴〟をNFTでデータ化し、ブロックチェーン上に保存し公開するサービスを開発中だ。
どのようなサービスになるのか、事業責任者に話を聞いた。
「従来のルールでは、築年数やリフォーム実施有無などの情報でしか物件の価値は測れませんでした。しかし、有名人が住んでいたという噂が出回り、その物件が人気になる事例があるように、過去の利用者情報という新たな付加価値をNFTで作りたいと考えています」
値上がりした分の家賃収入のうち、一定の割合を情報開示に承諾した過去の利用者にインセンティブとして支払う仕組みを計画している。神原さんは、NFTは資産運用の新たな可能性を切り拓くかもしれないと語る。
「不動産を株のように証券化して、分配できるようにする可能性があります。今まではまとまったお金を持つ人しか不動産は運用できませんでしたが、NFTを使って証券化すれば、少額でも所有ができます。ほかにも、昨今注目されているメタバース(※)上のデジタル不動産もNFT化して売買する未来が訪れるかもしれません」
※オンラインの世界に構築された仮想空間のこと。
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取材・文/編集部