気が付けば私たちの生活に欠かせないエンタメの一つとなっているYouTube。では、とりわけ情報感度の高いとされる10〜20代の若年層は、この動画プラットフォームでどんなコンテンツを楽しんでいるのだろうか?
そんな「YouTube / YouTuber」に関する意識調査がこのほど、株式会社テスティーにより、10〜20代の男女を対象にして実施された。
YouTubeに関する調査:基本調査
10〜20代の男女1,322名(10代男性321名、10代女性321名、20代男性340名、20代女性350名)を対象に、YouTube利用率を調査したところ、どの性年代でも利用率は約9割となった。大きな差異は見られないものの、20代より10代の利用率が高い傾向が見られた。
そこで、「YouTubeを利用している」と回答した人を対象に、利用頻度を聞いたところ「毎日利用している」と回答した人は10代男性で77.4%、10代女性で73.0%、20代男性で63.9%、20代女性で57.3%となった。
続いて、YouTube利用者を対象にYouTube Premiumの利用率について調査をしたところ、10代男性で20.6%、10代女性で13.2%、20代男性で26.8%、20代女性で16.8%となった。利用者は全年代で1割〜2割程度となったものの2020年の調査と比べると10代女性以外のYouTube Premium利用率は増加傾向にあることがわかった。特に20代男性の数値の変化が最も大きく、2.9ptのスコア増加が見られた。
YouTuberに関する調査:視聴動画ジャンル、消費行動
「YouTubeで動画を視聴する」と回答した10〜20代の男女1,244名(10代男性301名、10代女性309名、20代男性305名、20代女性329名)を対象に「YouTubeで動画を視聴するタイミング」について聞いたところ、性年代問わず第1位は「休憩中」、第2位は「就寝前」という結果になった。
さらに、好きな動画ジャンルについて尋ねたところ、年代を問わず男性の第1位は「ゲーム実況」で10代では53.5%、20代は39.3%、女性の第1位は「アーティストのMV・PV」で10代では69.9%、20代では50.8%となり、性年代で好きな動画ジャンルに違いが出る結果となった。
次に、YouTubeで動画を視聴すると回答した人を対象にYouTubeに関係する消費行動について調査したところ、「YouTube関係にお金を使ったことがある」と回答した人は10代で22.8%、20代で17.0%となった。
そこで、実行したことのある消費行動を聞いたところ、10代男性では第1位が同率で「動画で紹介していた商品を購入」「YouTuberとのコラボ商品購入」となり、10代女性の第1位は「YouTuberがデザインしたアイテムを購入」、20代男性の第1位は「スーパーチャットを送る」、20代女性の第1位は「YouTuberとのコラボイベント(が行われている)店舗に行く」となった。
<調査概要>
【YouTubeに関する調査】
・調査期間:2021年9月17日(金)〜 2021年9月18日(土)
・調査項目:YouTube視聴方法/競合動画サービス利用/競合有料動画サービス利用/YouTube視聴ジャンル/満足度、YouTube Premium登録率/登録理由/認知経緯/設定料金への反応/最も便利な機能/満足度/その理由/追加してほしい機能
【YouTuberに関する調査】
・調査期間:2021年9月17日(金)〜 2021年9月18日(土)
・調査項目:視聴頻度/動画視聴のタイミング/視聴している動画ジャンル/動画視聴理由/YouTuberに持っているイメージ/メンバーシップ制度認知率/視聴者の消費行動への影響力/YouTube関係でお金を使った経験/YouTube関連の何にお金を使用したのか
出典元:TesTee Lab
https://lab.testee.co
構成/こじへい