2013年の初代機リリース以降、最新技術を採り入れながら進化を続けてきた『Surface』シリーズ。現在では、デタッチャブルタイプとともにクラムシェルタイプのラインアップも充実。選択肢がグッと広がってきた『Surface』シリーズの特徴を解説する。
【01】シリーズのコンセプトは?
「Windows OS」を提供するマイクロソフトの純正モデル。同社自らが『Surface』を用いて、PCの使い方提案を行なっている。Windowsを搭載した次世代ノートPCを定義付ける位置付けで様々な機種を展開。独自のソフトをインストールしていないシンプルな構成だ。
【02】主に使用する標準ブラウザーは?
「Internet Explorer」の後継に当たるWebブラウザー「Microsoft Edge」を使う。同ブラウザーは2020年1月にアップデートが行なわれ、Chromiumという「Google Chrome」にも採用されるオープンソースがベースだ。トップ画面には最新ニュースなどを表示する。
【03】用意されているメールソフトは?
ほかのWindows PCと同様に「メール」というソフトをプリインストール。マイクロソフトアカウントだけでなく、ほかのWebメールのアドレスも設定できる。受信ボックス、メール一覧、選択メールの内容という要素を同時に閲覧できる〝3ペイン表示〟がデフォルト。
【04】ソフトのインストールは?
量販店、ネットショップ、アプリ配布サイトで入手できる〝デスクトップアプリ〟に加えて「Microsoft Store」で入手できるWindowsアプリも使える。マイクロソフトのアカウントでサインイン後、目当てのソフトをダウンロードしてインストールする仕組みだ。
【05】選べるのはどんな機種?
デスクトップPCのようなハイスペックを誇るモデル『Surface Book』を筆頭に、主力モデルの『Surface Pro』、教育機関での採用も多い『Surface Go』、クラムシェルタイプの『Surface Laptop』などをラインアップ。タイプでいえば、主にデタッチャブルとクラムシェルの2種類に分けられ、ハイエンドな仕様のモデルが多い。
〝1台で済ませたい〟人にオススメ!【デタッチャブルタイプ】
本体はあくまでもタブレットPCで、別売りのディスプレイカバー兼用のキーボードを装着すればノートPCとして使える。タブレットPCでありながら高性能な仕様を選択でき、幅広い用途に使える。
自宅や職場でじっくり使う人にオススメ!【クラムシェルタイプ】
一般的なノートPCと同様に使える。スリムでスタイリッシュなデザインが特徴で、高性能なスペックのモデルもラインアップ。書類作成や動画編集などをメインに行なうならこのタイプがおすすめ。
取材・文/後藤 宏