自宅飲みの機会が増え、お家で缶ビールを飲んでいるという人も多いはず。
そのビール……ちょっとした工夫でさらに美味しく飲めることをご存じでしょうか。そこで今回は、いつものビールをより美味しく飲むための簡単テクニックを3つ紹介していきます。今夜の晩酌から、ぜひ試してみてください。
いつものビールがさらに美味しくなる飲み方
いつものビールをさらに美味しくする簡単テクニックは、1:グラス、2:温度、3:注ぎ方の3つ。順番に紹介していきます。
ビールの美味しい飲み方1:グラス選び
ビールを美味しく飲むにはグラス選びが重要です。また、ビールは大きく分けて「ラガービール」と「エールビール」に分けられます。普段、私たちが多く飲んでいる生ビールは、ラガービールがほとんどです。
ラガービールの場合はジョッキがおすすめ。ジョッキの場合、ストレートな形状で大きく開いた口からビールが一気に流れ込んでくるので、爽やかな飲み心地と喉ごしを楽しめます。
また、美味しいビールを飲むため、事前にジョッキを冷凍庫などで冷やしている人もいるでしょう。ですが、実は冷凍ジョッキは各ビールメーカーともあまり推奨していません。というのもグラスが冷えすぎていると、良い泡が作れなかったり、ビールのうまみが薄れてしまう可能性があるのです。
香りやうまみをじっくりと楽しめる「エールビール」の場合、ワイングラスのような「チューリップグラス」がおすすめです。エールビール特有の芳醇な香りがグラスの中に留まりやすいため、より香りを感じやすくなります。
※以下、ビールと表記されているものは「ラガービール」を指します。
いずれにせよ、ビールに使うグラスは清潔にしておきましょう。グラスに付いた油分により、見た目が損なわれるだけでなく、炭酸ガスが余計に消費されてきめ細かな泡を作れなくなるのです。
よりグラスに気を配るのであれば、なるべく洗ったグラスはふきんなどを使わずに自然乾燥させましょう。布の繊維がグラスに残ってしまってもきめ細かな泡を作れない可能性があるためです。
【参照】よなよなの里
ビールの美味しい飲み方2:冷やし方と温度
ビールは冷やしすぎるとうまみが感じにくくなり、反対に温度が高すぎると爽快感が損なわれます。そんなビールの飲み頃の温度は5度前後。
一般的な冷蔵庫であれば5度前後の温度を保つことができます。購入後、冷蔵庫で保存する場合は振動が多いドアポケットには入れず、1日以上寝かしておきましょう。
さらに気を配るのであればグラスも同じくらいの温度で冷やしておくことをおすすめします。グラスとビールに温度差があると、風味や泡立ちが悪くなることも。
ビールの美味しい飲み方3:泡の比率と注ぎ方
ビールは空気にふれると成分が変化して味が落ちてしまうといわれています。味の劣化を防ぐためにはきめ細かく、クリーミーな泡を作りましょう。
そんなビール(液体)と泡の比率は7:3が良いとされています。
また、「3度注ぎ」をすることで、苦味が弱まり、香り高いビールが楽しめます。3度注ぎとは、3回に分けてビールをグラスに注ぐ方法。
1:グラスの5分までビールを勢いよく注ぎ、泡が落ち着くのを待ちます。
2:泡が落ち着いてきたらもう1度ビールをグラスの9分までゆっくり注ぎます。
3:最後はビール(液体)7:3泡の比率になるよう慎重に注げばOKです。
以上が美味しくビールを飲むための3つのテクニックでした。いつもの晩酌の時間。ちょっとした工夫でより美味しいビールを楽しんでみてはいかがでしょうか。
【参照】ヱビスビール
お家にいながらお店気分が味わえるビールサーバーもアリ?
自宅に居ながらお店気分を味わいたい! そんな方はビールサーバーの購入を検討しても良いかもしれません。保冷機能が付いているタイプのビールサーバーであれば、キャンプなどアウトドアシーンでも活躍できるかもしれません。
【関連記事】宅飲み派におすすめ!クリーミーな泡を作れる保冷機能付きビールサーバー5選
もっともビールを多く飲んでいる国は◯◯
最後にビールに関するプチ情報をご紹介します。
ビールを最も多く飲んでいる国をご存じでしょうか?
“ビール”と聞いて最初に思い浮かべる国といえば、ほとんどの人が「ドイツ」や「ベルギー」といったビールの本場を思い浮かべるでしょう。
2018年のデータになりますが、キリンビールが発表している「ビール消費量/生産量」によると、国別でビールを最も消費しているのは中国で、その消費量は4000万kl弱となっています。生産量1位も同様に中国で、やはり4000万kl弱のビールを生産しています。
ちなみに日本は世界第7位の消費量と生産量を誇っています。
なお、1人当たりのビール消費量がもっとも多いのはチェコ、2位がオーストリアで3位がドイツとなっています。
【参照】キリンビール大学
※データは2021年9月中旬時点での編集部調べ。
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文/髙見沢 洸